桜さくら堂

いらっしゃいませ! 今日もあなたのために、とっておきのお話をご用意しました。

より良い老人ホームの選び方 2

大切な残りの人生を送る場所になる施設は、あわてて探したのでは本当のことはわかりません。

ある有料老人ホームには、見学時にリハビリ用のマシーンがたくさん置いてあったのです。それを使えるんだろうと楽しみにして入居されたのに、実際は全く利用できなかったとのことでした。それは、ただの飾り物だったのです。グランドピアノが置いてある施設もあります。でも、そこでピアノの演奏があったことはありません。これもやっぱり飾り物です。

でも、まあ、この位ならば良い方でしょう。しかし、生活に直結するものであれば事は深刻です。例えば入浴です。これは健康で衛生的な、そして気持ち良く生活するためにパスせないことの1つですよね。

これは40人以上が入居している施設ですが、そこの1階には広々とした大浴場があります。それと3階には普通のマンションにあるような個浴が1つだけあります。ところが実際は、大浴場は使っていません。たった1つの個浴を、40人で使っているのです。なので、法律に抵触しない1人週2回が回りきらず、週2回が満たせない人は、お風呂に入るためだけにデイサービスに行かなければならない人も出てきます。

入居が決まって、プランを作る段階になってから、

「 え、あの大浴場は使えないんですか? 」

と驚かれます。

「 1人だけのために、お湯を入れられませんから 」と、施設長が説明しますが、実際は全員のためにも、使っていません。

だけど、新しく入居した家族が大浴場を知っているっていうことは、見学させたのでしょうね。何年も使っていないのに……。

こういうこともあるので、見学する際には、しっかりと確認しておきましょう。もしも、嫌な顔をする施設だったら、全てにおいてサービスに期待を持てないでしょう。

見学する時間帯も、施設側は忙しいと言って嫌がるかもしれませんが、12時頃のお昼時がいいですね。なぜなら、普段どういう食事をしているかがわかるからです。食事の内容もそうですが、職員がどういう介護をしているか見られますし、どういう人が入居しているかとか、飾らない様子がわかるからです。それにお昼時は忙しいといっても、介護職員が案内するわけではありません。普通は施設長や営業の人、事務の人などですから大丈夫です。

 最初の あれ? という不安がとても大切です。なんか、ちょっと違うな とか、なんとなく気になる という小さな違和感を見過さないようにしてください。それも焦って探していると、ま、いいか と気がついた事に自分でフタをしてしまいがちです。小さな違和感や不安は、やがて大きな悩みに発展する事が多いです。でも、ハッキリとわかった時には、すでに後戻りができない所まで来てしまっていたりしますので、注意が必要ですね。