桜さくら堂

いらっしゃいませ! 今日もあなたのために、とっておきのお話をご用意しました。

より良い老人ホームの選び方 3

 お元気ですか!

いざ施設を利用しなければならなくなった時になって、施設の種類が色いろあって戸惑われる方も多いと聞きます。

そこで今回は、ざっくりと施設の分類というか、施設の違いをご説明しようかなと思います。

★ 有料老人ホーム

①介護付有料老人ホーム

24時間介護してくれるスタッフがいて、介護サービスをしてくれます。看護師もいて風邪や疾患の助言や処置、服薬の支援や病院への同行、緊急時の対応もしてくれます。さまざまな行事やレクレーションも行っていますので、施設内で生活の全てがほぼ完結する内容になっています。福祉用具の貸与やデイサービスへの通所は出来ません。外部のサービスは、往診やマッサージ、介護タクシー等になります。ここのケアマネージャーは、施設ケアマネということになります。

利用料金は固定になっています。介護がたくさん必要な方にとって、よりふさわしい施設かと思います。ただし、施設の中だけで毎日生活するわけですから、他の利用者や職員、サービスの提供について合わない、もしくは不満がある場合は、とても辛い毎日となってしまうこともあります。

②住宅型有料老人ホーム

健康な人から介護が必要な人まで利用できる施設です。厚生労働省が管轄になっています。介護が必要な場合は、外部のサービスを利用します。施設の各お部屋が、在宅の1つの家ということになっています。ここのケアマネージャーは、居宅のケアマネになります。一応たてまえは、外部の介護サービスは自由に選べることになっています。でも、実際はその施設が訪問介護サービスとかデイサービス、あるいは福祉用具とか、最も多く利用するサービスは施設が立ち上げていて、そこを利用するようになります。

費用は介護の部分がない場合は比較的安い感じがしますが、介護サービスが増える度に上乗せで費用が増えるので、たくさん介護が必要になった場合は高額になってしまいます。要介護4とか要介護5で手厚い介護が必要な方にとっては、介護保険だけではまかないきれない事も起こってきます。良心的な施設では、無料で介護をしてくれますが、そうでない施設の場合は、ちょっとお気の毒な感じに……。

施設に併設している居宅は、多くが書類上だけで居宅ということになっています。実際は施設に雇われている形ですから、施設の意向に逆らえません。外部のサービスを利用するには、施設の意向というハードルを越えなければなりません。利用者はそこのサービスが不満でも、ほとんど変えられないというのが実情です。色いろな意味で余裕がある方は、介護付有料老人ホームと同じように、ここでも介護の職員の質を見極めることが大事です。難しいですよね。

サービス付き高齢者住宅

一般的に、サ高住と呼ばれています。高齢者が安心して居住できる賃貸等の住宅を言います。サ高住は、国土交通省が管轄で、一般の住宅と同じくくりになります。老人ホームは厚生労働省が管轄になっています。

サ高住は平成23年10月に開始された制度で、一定の広さと設備、バリヤフリー構造を有し、安否確認と生活サービスの提供等の基準を満たすことになっています。ここも外部の介護サービスを入れられますが、住宅型有料老人ホームと同じように施設で決まっている事業所しか入れられなかったりします。しかし、たてまえはどこでもOKとなっています。

住宅型有料老人ホームと似てはいますが、サ高住は国土交通省なので、施設の介護の人員基準が違って手薄い感じです。あまり無料の支援をしたくないと言っている施設長もいます。自立度が高い人には、外出やいろいろな自由があって向いています。しかし、介護がたくさん必要な人は、特別養護老人ホームや普通の老人ホームの方が向いていると思います。

ここまでのまとめ

介護付き有料老人ホームは、施設の中で何もかもが出来るようになっていて、費用も定額になっています。寝たきりの方や認知症が重度の方など、介護がたくさん必要な方に向いている施設になります。

住宅型有料老人ホームは、施設の生活上のサービスに加えて、介護が必要な場合にはデイサービスや訪問介護などの外部のサービスが利用できます。施設の人員もありますので、中度くらいの介護が必要な方に向いているといえます。介護のサービスを使うたびに費用も加わるので高くなります。

サービス付き高齢者住宅は、あまり介護を必要としないで自由に暮らしたい人に向いています。人の配置も少ないので、外部のサービスを利用しても足りない部分ができてしまいます。最初は安いような気がしますが、こちらも介護の費用が加わる度に高くなっていきます。介護が重くなった場合には特別養護老人ホームとか有料老人ホームへの住み替えが必要になってきます。

つぎはケアハウスとグループホームの話をしようと思います。***つづく***