桜さくら堂

いらっしゃいませ! 今日もあなたのために、とっておきのお話をご用意しました。

プレバト・ランキング 俳句 ≪2020年2月20日木≫

お題 /  天気予報

                       ≪  敬称略  ≫

 

  MC     浜田雅功

  アシスタント 玉巻映美

  俳人     夏井いつき 

 

【第1位】 平井理央  才能アリ  70点

 

     花曇り 今日は降るよと 祖母の声 

 

   花曇り [春の季語] 桜の季節の曇り空のこと

 

同居していた祖母が外出時に「今日は傘持って行った方がいいよ」

と言ってくれて助かったことが何度もあって、

その的中率が高かったことを思い出してこの句をつくりました。

 

【第2位】 蓬莱大介  凡人  67点

 

     春の雲 犬から魚へ たった三分

 

春の雲っていうのは綿雲で、上空の強い風に流されると

犬の形の雲に見えるんですが、たった3分すると魚の形に見える。

たった3分だけ足を止めて空を見上げると、そういうふうに

綿雲が形を変えていますよという

 

夏井いつき : 犬から魚へ たった3分 春の雲

 

【第3位】  徳光和夫   凡人   50点

 

     晴れマーク 春は名のみの 風寒し

 

   春寒し [春の季語] 春になってもまだ寒い様子

 

ボクたちはよく生放送でこういう言葉を使うんでありますけれども、

春は名のみの風の寒さみたいなのを、まあちょっと、そっちに頼っちゃった

ってことなんで、自分としては満足はいっていないんですよ。

もうちょっとひねんなきゃいけなかったかなと思ってね

 

 夏井いつき : 春は名のみの 風のつめたさ 晴れマーク

 

 【第4位】  高橋真麻    才能ナシ   37点

 

     予報みて 傘渡す手は あたたかく

 

   あたたか [春の季語] 春になって気温の暖かさを感じること

 

日常の朝で、天気予報を見てたら、今日も寒くて雨が降っていますよって言われたので

主人に「傘持って行きなさい」って渡した。

寒いけど手は温かいねって、そこでちょっと夫婦の温もりを感じるっていう

 

夏井いつき : 傘渡せば 夫の手ぬくし 春の雨

 

 【第5位】  川島明   才能ナシ  35点 

 

     乾くピザ 越しの列島 春炬燵

 

みんなで部屋で飲んでいる。

ピザとか食べてるやつとか飲んでるやつとかいるんですけど、

知らない間に寝ちゃって、ちょっと起きたら誰かが残した乾いたピザ

それ越しに朝になって天気予報とかやってる

 

夏井いつき : ピザ乾く春炬燵 テレビは 天気予報

 

 特待生昇格試験 

        特待生3級  皆藤愛子 

 

     風光る 天気原稿 靡く音

 

   風光る [春の季語] 

        春日差しが強くなって、吹く風も光り輝いている様子

 

朝の情報番組のお天気コーナーを担当させて頂いた時のことを

思い出して詠みました。

春の気落ちの良い風が吹いてきて、両手でお天気原稿を持っていて

それが風になびくのを一生懸命押さえながら読んでいるようす

 

   昇格のポイント  :   下五「靡く」の是非     

 

   結果  :  現状維持

 

   理由  :  靡くよりふさわしい言葉がある

 

    はためく  ⇒   風に吹かれてはたはたと音を立てる

 

夏井いつき  :  天気原稿 はためく 風光る朝を

 

永世名人への道

            梅沢冨美男  名人10段 ★★★

 

     花粉来て 獺の祭りのごと チリ紙

 

   獺の祭り [春の季語]

         カワウソがとった魚を岸に並べておく様子を

         先祖の祭りをしていると見立てたもの。獺祭ともいう

 

うちのマネージャーの山崎を見てましてね、

あいつ花粉症なんですよ。鼻をかんではチリ紙をこう置いてあるんですよ。

それを見て……

 

  評価のポイント  :  中七「獺の祭りのごと」という比喩の是非

 

   結果  :  1つ前進

              名人10段   ★★★★

 

   理由  : 玄人の工夫が2つもある

 

 夏井いつき  :  花粉万来 獺の祭りのごと チリ紙

 

💛 YUYUの気ままな感想コーナー 💛

 

  梅沢さんの句は、流石だなと思いました。

  これからも楽しみです。 

  高橋さんの日常の普通な句も、

  ほのぼのとしていいですね。

  いったい普通ってなんなんでしょうか?

  普通って切り捨てた日常の中に、

  本当はキラキラしたものがいっぱ混じっているような気がしますよ。