桜さくら堂

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8月11日の誕生花・乙女百合(おとめゆり)を描いてみました。

乙女百合(おとめゆり)


8月11日の誕生花からの占いメッセージ

 

自分の心にウソをつかない正直な人で、自由こそが人生のテーマという人です。

考え方も自由奔放なので、周囲を驚かせます。

どんな人も受け入れる寛容さを持っています。

 

乙女百合(おとめゆり)姫早百合(ひめさゆり)

ユリ科ユリ属

原産地:日本

もともとは新潟県、福島県、山形県の山だけに自生していた日本固有のユリです。

自生のユリは、絶滅危惧種に指定されています。

小さくて控えめな淡いピンク色の花の姿を「乙女」に見立てて、「乙女百合」と名付けられたとのことです。

 

 

急行「北極号」/絵本・童話/感想レビュー・あらすじ/C・V・オールズバーグ/村上春樹訳

真夏に真冬のお話なんてどうかなぁ・・・

とも思ったのですが、いいお話だし、

心の「かき氷」のような効果があって、涼しくなるかもしれませんよ。

涼しいというよりも、涼やか・・・でしょうか。

 

急行「北極号」・・・降りしきる雪のなかの蒸気機関車です。黒い鉄の塊は、なんて冷たそうなのでしょう。

扉を開けると・・・

サンタを待つ少年のもとにあらわれたのは、白い蒸気につつまれた謎めいた汽車。

その名は―急行「北極号」。

 

語り手は、大人になったぼくです。

 

友だちは「サンタなんて、どこにもいないんだよ」と言っていたけれど、ぼくはサンタの鈴の音が鳴り響くのを耳を澄ませて待っていたのです。

 

夜が更けてやって来たのは、サンタではなく、蒸気機関車でした。

蒸気機関車のなかは子どもがいっぱいで、車掌はぼくを乗せると、やせたオオカミがいる暗い森や高い山々を越えていき、やがて北極点に着きました。

 

この辺りを読んでいると、ふと宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を思い出ました。

北極点ではたくさんの小人たちが子供たちに渡すプレゼントを作っているのです。

「さて、きみはクリスマスのプレゼントに何がほしいのかな?」

サンタがぼくにたずねました。

 

ぼくがクリスマスでいちばんほしいのものは、サンタの大きな袋のなかにははいっていない。

ぼくがなによりもなによりもほしいのは、サンタのそりについた銀の鈴なのだ。

 

ぼくはトナカイの鈴をもらって、「北極号」にもどりましたが、ポケットのそこには穴があいていて、銀の鈴はなくなっていました。

夢だったのでしょうか。サンタにもらった鈴も、北極点へ行ったことも。

でも、翌朝目覚めると、ツリーの後ろに小さな箱があって、その中に銀の鈴がはいっていたのでした。しかも、

「これをそりの座席でみつけたよ。ポケットの穴は縫ってたほうがいいね」(サ)という手紙まで入っていたのです。

 

ぼくが鈴をふってみると、素敵な音がして、妹にも聞こえました。だけど、お父さんやお母さんには鈴の音が聞こず、鈴が壊れているというのでした。

この銀の鈴の音は、象徴なのです。

それは純真な子供だけに聞こえる音かというと、そうでもなく、物語の最後の最後のページに作者はこんな言葉を書いています。

 

昔、ぼくのともだちはだいたいみんな、その鈴の音を聞くことができた。

でも年月が流れて、彼らの耳にはもう沈黙しか聞こえない。サラだってそうだ。

彼女はあるクリスマスの朝に、その鈴を振ってみたのだが、もうあの美しい音は響かなかった。

ぼくはすっかりおとなになってしまったけれど、鈴の音はまだ耳に響く。心から信じていれば、その音はちゃんと聞こえるんだよ。

 

と、作者のC・V・オールズバーグは、もうほとんど答えを言っていますね。

たいへんわかりやすい絵本です。

 

「科学的に証明したら信じる」と、大人は言います。けれど、そういうものは「信じる」とはいわないのです。それは単なる科学的な常識です。

「信じる」とは、目に見えないし、証明できないけれど、あると思うことなのです。

こうだったら信じるではなくて、信じるが先にあるのです。

人を信じる、神を信じる、友情を信じる・・・・

「走れメロス」という物語があるけれど、あれもそうです。殺されるために、彼は友のもとへ戻ってくると信じたのです。

 

無条件で、絶対的な信頼・・・これを信じるというのです。

 

未来を信じる。夢が実現すると信じる。このサンタというわかりやすい物語を通して、語っているのはそういうことなんだなと思いました。

この絵本〖急行「北極号」〗は、1986年、コルデコット賞を受賞しました。

 

この本を訳したのは、村上春樹氏です。彼はオールズバーグの本をはじめとして、たくさんの絵本を訳しています。

「おおきな木」シェル・シルヴァスタインなど、象徴的な話の絵本が多いでしょうか。

 

絵と文:クリス・ヴァン・オールズバーグ

1949年、アメリカ・ミシガン州生まれ。ミシガン大学、ロードアイランドデザイン学校で彫刻を学ぶ。

彫刻と絵画は、ホイットニー美術館や近代美術館に展示されている。

絵本作品に『ジュマンジ』ほるぷ出版、『西風号の遭難』河出書房新社など多数。

 


急行「北極号」 [ C.V.オールズバーグ ]

 

 

 

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(なんや、クリスマスとは気が早すぎるやんけ⇐いつものツッコミです)

「暑くて頭がおかしなってもうた。」

という言い訳のあれやこれや・・・

 

でも、ついこの間年が明けたと思ったら、もう8月。

12月まであと4か月しかありません・・・なので、あっという間ですよ。

(なんや、今度は開き直りやんけ⇐これもツッコミですね)

 

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ビンが砂でいっぱいだとしても・・・(*'▽')🌟

時間管理術はたくさんありますが、

その中でもなるほどと思って取り入れてみたのが、

これ⤵

 

あなたの人生というビンに、まず大きな石を入れましょう。

大きな石とは、人生で重要なものです。

次に中くらいの石を入れ、最後に些末な砂を入れましょう。

そうすれば、あなたの人生というビンは大きい石から小さい石まで効率よく入れることができます。

もし最初に砂を入れてしまったら、あなたの人生は砂でいっぱいになって、後から大きな石を入れることができません。

 

・・・というもの。

さらには、砂を入れた後に、水も入れることができますよ。

なあんてことを言う人まで出てきました。

 

これをやってみて、私はある日、ふと気がついたんです。

 

隅々までいっぱいになったビンを眺めてみて、

それを好きになれるかどうか、

ああ、素敵だと思えるかどうか・・・

そのビンを気に入って、部屋に飾れるかどうか・・・。

 

効率良くたくさんのタスクをこなして、大きな石から小さな石まで人生というビンにびっしりと入れたとして、それと満足感は別物なんだと気がつきました。

 

大きな石が大好きだったら、それを第一に入れてもいいのですが、

もしそうでなかったとしたら、まず好きなことをやってもいいのではないのだろうか。

むしろ、まず第一に、好きなことをやるべきなのです。

それが砂だったとしても、砂を最初に入れてもいいのではと思うのです。

 

砂だって色いろあります。

素敵な砂で、ビンをいっぱいにしてもいいのではないか。

重要か、重要でないかよりも、

好きか、好きでないか、

楽しいか、楽しくないか、

で選んで砂でいっぱいになった人生というビンも、なかなか素敵なことだと思うようになりました。

 

あなたのビンには、どんなものが詰まっているのでしょうか。

 

 

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出来ないのは当たり前、時間が無いのも当たり前、

何もかもこなすのは不可能ななかで、

1歩でも半歩でも前へ、前へと歩いていきたいものですね。

 

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ピンチはチャンスの種・・・医師に告げられたことは〖はてなお題〗

数年前、腰痛のため病院の整形外科へ行ったとき、

MRIの画像を穴があくほど見つめていた医師が、ひと言・・・

「腰椎のここが、がんの転移に見える」

 

え❕❓

 

私、がんになってもいなかったのに、転移って・・・

それって、もしかしてかなり進行してるってこと?

 

腰の痛みも一瞬で消えて、転移っていう言葉で頭がいっぱいになりました。

転移、転移、転移・・・

なんで? なんで? なんで?

 

最近はがんなんて言葉、直接本人に言うんだ。

しかも、こんなにあっさりと。

な~~んて言葉もよぎります。

私、ピンチです!!

 

 

「どこのがんなんですか?」

「わかりませんので、すぐに内科の方で検査してください」

と言って、その場で内科の医師の方に回されました。

 

内科の待合の長椅子に1人、ぽつんと座って、まず思ったことは・・・

 

もしかして、私の人生もここまでで、ジ・エンドなのか。

呆然としながら、

まだ、あれもやっていなかった。

これもやっていなかった。

そんなことが、頭の中をぐるぐると駆け巡ります。

こんなことだったら、本当にやりたかったことをやっておけば良かった・・・

後回しにしてきた、あんな夢やこんな夢。

 

その後、内科でありとあらゆる検査をしまして、

結局、がんは見つかりませんでした。

それでも、半分は不安を抱えつつ過ごして1年後、引っ越しのためデータと紹介状をもらいに行って、恐るおそる・・・

「あの~~、あの場所は~~・・・がんじゃないと思うんですが???」

すると医師は、

「あ~~、違うと思いますよ。もし、がんだったら、今頃こうして来られるわけないですから」

あっけらかんと言い放ちました。

 

まー、そーゆーわけで、私のがんの疑いは無実の罪とゆうことで、無罪放免されたのでした。

家族は安く人間ドックできて良かったね✌・・・と、あっけらかん✖2。

 

この時、私はしみじみと、そして真剣に人生についてふり返りました。

今回は運よく免れたけれど、これからは限られた人生の時間のなかで、本当にやりたことをやろう・・・って。

死ぬとき、後悔したくないですからね。

 

夢は待っちゃダメです。

忙しく慌ただしい日々の中で、あなたは夢を後回しにしていませんか?

夢につながる小さな1歩を、今、踏み出すことが大事だなと、大きな病気かもしれないというピンチのなかで、藁をもつかむようにして掴んだチャンスの種でした。

 

夢はいつやる?

「今でしょ」

 

 

今週のお題「人生最大のピンチ」

 

 

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今回は、お題を2回もチャレンジしました。

なにしろ、ピンチにつぐピンチ、ピンチだらけの人生ですからね。

あ、今日は暑いので、お昼寝でもしようかと・・・(笑)( ´∀` )

 

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完璧を目指さない・・・お疲れさまです♥

どうしても続かなかったラジオ体操が、

最近、続いています・・・(*'▽')

奇跡でしょうか?

ラジオ体操というよりも、テレビ体操なんですが、

じつは私、いつも録画しておいた木曜日のテレビ体操に合わせて、見ながらやっていたのですね。

木曜日のは、ラジオ体操第1と第2と、手足の運動などがあるので、体操をやったっ!という達成感があったのです。

 

ところがその反面、TVをつけて録画を出してと、結構、準備が面倒だったのです。

場所も限られますし。

そのハードルを、ぜ~~んぶ取っ払いました。

 

音楽も録画もかけない

ラジオ体操は第1だけでOK

途中でやめてもOK

やらない日があってもいいよね

 

とまあ、こ~~んなにゆるゆるにしました。

やらない日があっても、自分を責めないのです。

また、明日やればいい。

 

もともとラジオ体操をやろうと考えたのは、健康のためです。

ラジオ体操を何日継続したっていう記録を作って、誰かに自慢するわけではありません。

 

体調が悪かったり、忙しかったりして出来なくても、また明日やれば良いのです。

1日位やらなかったからといって、健康に大きく左右するでしょうか?

しません。

 

むしろ1日やらなかったことで自分を責めて落ち込んで、続かなくなってしまうことの方が問題です。たまには休んでも、続けることが大切だと思うからです。

 

最初から完璧に出来るという人は、もちろん凄いなと思います。

でも私はそれでは続かなかったので、まずゆるゆるとハードルを下げて、習慣作りから始めることにしました。

 

完璧を目指さない・・・あなたもどうでしょうか?

 

 

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今週は猛暑、酷暑になるようです。

無理をしないで、ゆるゆるとお過ごしください。

 

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コンタロウのひみつのでんわ・安房直子作/ファンタジー/感想レビュー・あらすじ

山のふもとで布団屋さんをしている一人暮らしのおじいさんの所へ、男の子がふとんを買いにきました。

 

おじいさんが小さな白ばらのもようのふとんを背負って、男の子の後をついて奥深い山の中へ届けに行くと、子供は急にいなくなって・・・

 

安房直子 作・田中槇子 絵/ブッキング

 

「ぼくは、子ぎつねのコンタロウです。とおいところを、ごくろうさまでした。おかげで、すばらしいふとんが手に入りました。ほんとに、おもいがけないことです。こぶしの時期に、のばらのふとんにねられるなんて、ぼくは、ほんとにしあわせです。」

 

おじいさんが背中のばら柄のふとんも、白いのばらの花びらになっていました。

コンタロウはひみつの庭に、ばら花びらを敷きつめてごろんとねころぶと、おじいさんも「ちょっとねてごらんなさい」とさそうのでした。

 

おじいさんも、子ぎつねのとなりにねころがってみました。花びらのふとんは、ふっくりとあたたかで、いいにおいがしました。

「いいねえ・・・。」

おじいさんは、空をみました。

山の空には、もう月が出ていました。

こぶしのような、やさしい月でした。

子ぎつねは、

「お月さん、こんばんは。」

と、いいました。おじいさんもまねをして、

「お月さん、こんばんは。」

と、いってみました。すると、月は、ゆらんとうごいて、すみとおった声で、

「こんばんは。」

と、こたえてくれました。

 

なんて豊かな情景でしょうか。

安房直子さんが作るお話には、あ「きつねの窓」「きつねの夕食会」「きつね山の赤い花」など、きつねの話がたくさんあります。

また、このお話のように、谷あいの町の小さなとうふ屋さんに、すずめが豆腐を買いにくる「すずめのおくりもの」、裏通りの手芸店にマントの裏地を買いに来た黒猫の「ひぐれのお客」、峠のみやげもの屋に猿がかぜ薬をもらいにやってくる「小さなつづら」など、お店に動物がやってくるというお話も山ほどみつかります。

 

そういうお店は、山間や村はずれなどの寂しい所で商いをしている孤独な人だったりします。やってくる動物たちも、みんないわくありげな不思議な動物たちなのです。

このふとん屋さんのおじいさんも、子供はいるのですが、息子も娘もみんな仕事や結婚して出ていってしまい、奥さんも亡くなって、1人で細々と商いをしていました。

子ぎつねも、やっぱりお父さんも母さんも亡くして一人ぽっちでした。

 

さて、おじいさんと子ぎつねコンタロウとの交流は、不思議な話だよねで終わることなく、さらにどんどん深まってゆきます。

おじいさんが山から帰っていくと、コンタロウが花と風を使って電話をかけるのです。こんなふうに……

 

花は、春のはじめだったら、すいせん。今ごろだったら、たんぽぽ。もうすこし先なら、つつじ。夏は、山ゆり、秋はききょう。

そんな花が、でんわ機になります。花がふるえだしたら、ぼくはいそいで、その花に口をつけて話をします。

 

おじいさんはコンタロウの所へよく遊びに行くようになりました。山でいっしょによもぎの天ぷらやたんぽぽのサラダなんかを食べたり、夏には蚊帳を持っていったりします。

秋が深まると、今度はこたつぶとんを持っていきます。たくさんの大粒のぶどうがなったこたつぶとんで、コンタロウがじゅ文をとなえると、こたつぶとんに描かれていたぶどうは、本物のぶどうになるのでした。なんて楽しい情景でしょうか。

おじいさんとコンタロウは、お腹いっぱいになるまでブドウを食べて、さらにぶどう酒まで作るのでした。

 

やがて冬になると、コンタロウは山ごもりして、山は深い雪に閉ざされてしまいます。おじいさとコンタロウとの交流も途絶えていくのですが・・・

 

花の一りんもなくなった山からは、でんわもきません。

さびしいなあと、おじいさんはおもいました。

そんなある朝、おじいさんは、だいどころへいって、戸だなをあけてみました。

すると、あのぼどう酒が、とろりとできあがっているのです。

 

おじいさんがぶどう酒を飲んでみると、なんと、ぶどう酒にコンタロウのようすがうつってきます。

コンタロウのぶどう酒にもおじいさんのようすが・・・・

 

安房直子さんのお話はファンタジーでありながら、メルヘンの要素を色濃く含んでいるようです。

たとえば、あまんきみこさんの「車の色は空の色」は、あくまでも人間寄りでお話が進んでいき、不思議な出来事だったなあと、運転手(人間側)がふり返ります。

安房直子さんのお話は人間のおじいさんからお話は始まりますが、子ぎつねの正体は早いうちからわかってしまいます。そして、そこからの話がとても長く深いのです。

「コンタロウのひみつのでんわ」でも、もう最初の頃に、コンタロウは正体を明かしています。ところが、おじいさんと子ぎつねとのお話は、ここからどんどん深まっていくのです。

おじいさんはいつしか子ぎつねを自分の孫のような眼差しで見ているし、子ぎつねのほうもおじいさんを本当のキツネのおじいさんのように懐いています。

これは安房直子さんが、2人を見守る視線がとても柔らかいからです。

 

安房直子さんが書いた作品では、「きつねの窓」や「白いおうむの森」など、深い寂しさや悲しみを内包した動物の作品が多いのですが、この作品は心がポッと温かくなるような素敵なお話になっています。

花の電話やふとんの魔法も素敵だし、月や風にも命を吹き込んでいます。

大人はなぜ?と理屈が必要なお話でも、柔らかな子供はするっとお話の中に入っていって、寂しいおじいさんやコンタロウと一緒に楽しく遊べるのです。

 

挿し絵のコンタロウもとてもかわいいですね。風景もクレヨンで仕上げていて、とても斬新です。

まるで子供が描いたようにも見えるところが、きっと子供たちも親近感がわくことでしょう。

 

作者:安房直子さん

1942年、東京に生まれる。日本女子大学国文科卒業。大学在学中より、山室静氏に師事し、創作に励む。

『さんしょっ子』(小峰書店)で第3回日本児童文学者協会新人賞を受賞。その他、小学館文学賞、野間児童文学賞、新美南吉児童文学賞、ひろすけ童話賞など数々の受賞歴がある。

『風と木の歌』『安房直子コレクション(全7巻)』(以上偕成社)『遠い野ばらの村』(筑摩書房)、『北風のわすれたハンカチ』(ブッキング)、など多数。

 

絵:田中槇子さん

1942年、東京に生まれる。武蔵野美術大学卒業後、グラフィックデザイナー、アートディレクターを経て、現在、絵本、挿絵画家として活躍中。

著書は『ふたりのサンタおじいさん』『もりのぼうしやさん』『アルセーヌ=ルパン全集』(以上偕成社)『四姉妹文学の森』(小峰書店など多数)

 

   

 

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ピンチはチャンスの種・・・夜から朝へ〖はてなお題〗

今週のお題「人生最大のピンチ」

 

人生、ピンチにつぐピンチです。

高校生の頃、私は進学したいな~~って思っていました。

しかし、わが家は母子家庭。

父が長期入院で残した病院への借金を返していたため、超貧しかったのです。

進学するためには、ある程度の学費を自分で稼いで貯めなければなりません。

勉強+労働ですから、かなり不利な条件です。

 

ある晩、勉強をしていたら、1つ違いの兄が、

「うるさいから、寝ろ」

と言ってきました。

音楽などはかけてないので、音といえばボールペンの擦れる音と本のページをめくる音くらいなものでした。

母と兄と私の3人家族で、男である兄の言うことは絶対でした。

逆らうと殴られます。すると、逆らった私が悪いと母が言うのです。

やんちゃな兄は高校2年で私立をやめてしまったので、夜遅く妹が勉強なんかしているのが嫌だったのかもしれません。あるいは兄として心配だったのかもしれません。

 

いずれにしろ、夜は勉強ができなくなりました。

私の進学にも暗雲が漂いはじめました。

 

 

だけど、その時、

「あ、夜はいいや。朝早く起きよ」

って思いました。

兄は朝に弱かったのです。案の定、どんなに朝早く起きても、兄に何か注意をうけることは全くありませんでした。

 

そして、朝早く起きてみると、

「なんだか頭がスッキリとして、すごく気分が良くて、夜の3倍くらい捗る」

ということでした。

そういうわけで、普通の人よりもずうっと遅れを取りながらも、朝の3倍で挽回することができたのでした。

あの時、兄に「うるさい、もう寝ろ」って言われなければ、朝の良さに気づかずにいたことでしょう。

 

あれから、ずうっと早起きです。

朝の爽やかで英知に満ちた自分だけの素敵な時間には、インスピレーションもよく浮かんできます。悩みごとも、朝になると名案を思いついたりします。

自分だけのために珈琲を飲みながら、ゆったりと物語の構想を練ったり、好きな本を読んだりするのはすごく楽しいことです。資格試験の勉強もやっぱり朝がいいですね。

なぜだか朝は時間がたっぷりと豊かにあって、時間が流れるのもすごくゆっくりと感じるのです。早起きでプラスになったことは数知れずあります。

だから今では、早起きの習慣のきっかけを作ってくれた兄に、本当に感謝しています。

 

・・・とゆうわけで、夜の時間を禁止されてピンチに陥ったのですが、早く寝て疲れを取って、一日の最もいい時間を使うというチャンスに変えることができました。

ピンチはそのままではピンチですが、チャンスの種でもあります。

どうやら小さなチャンスの種を見つけてうまく育てれば、大きなチャンスにつながるようになっているようですね。

 

今、なにかピンチに直面しているあなたに・・・

 

 

それをオセロのようにクルックルッと裏返し、どれもみ~んなチャンスに変えていきましょう。

さあ、みなさん、ご一緒に・・・

 

ピンチ、ピンチ、

チャンす、チャンす、

らん、らん、らん♬

 

 

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