担当しているご利用者様の認定調査の立ち合いをしました。
この方は通常の更新認定ではなくて、お身体などの状態が変わられたことによる認定調査になります。
いつもだったら、認定の期間が切れる2か月くらい前に、更新の申請をしてくださいねという連絡が市区町村から届きます。
でもその更新の前に、病気やケガで心身の状態が悪くなってしまう高齢者も多いのです。
よくあるのは脳梗塞や肺炎などの病気や、転倒や骨粗しょう症による骨折、それから認知症の進行などです。
そうなると今までの介護度では、十分な介護ができなくなってしまうので、もっと使える単位数の上限を上げてくださいね、というわけで区分変更申請をするわけです。
これは本人やご家族でも出来ますが、ケアマネージャーなどに依頼すると簡単です。
最近は認定調査の審査が厳しくなってきて、逆に軽い結果が出ることもあります。
認定調査では、歩行やトイレなどご自分でどのくらい出来るのかとか、周りのことをどれだけ分かっているのかなど、いろいろな動作をやってもらったり、日常の生活などの質問をします。
いつもだったら出来ないのに、なぜか認定調査の時だけ出来てしまう高齢者の方がしばしば見受けられます。
緊張してアドレナリンが多く出てしまったり、頑張りすぎてしまったりもあるかもしれませんね。
中には良い所を見せたいという方もいたりして、いつもの本当の姿はどうなのか、判断に迷うこともしばしばあります。
問いかけにも、本当は出来なくても出来るって言うこともよくあります。
結局、実際とは違う審査結果が出てしまうと、必要な介護ができなくなったり、必要以上の費用がかかるようになったりするので、よくよく見極めなくてはなりません。
結果が届くとご家族は「もっと悪いはずなんですが……」って、首を傾げられたりすることもよくあります。
よく誤解されるのは、「病気や心身の状態が悪い」の多賀が介護度だと思っているご家族が多いということです。
「こんなに病気が悪いんだから、要介護1のわけがない」とか言われます。
その度に、医療の必要性ではなくて、「どの位介護が必要なのか」を判定するものなんですよ、と説明をしています。
たとえばがんの末期でも、自分のことが出来ていれば軽い介護度になります。
逆に、お身体の状態がそれほど悪くなくても、拒否があって介護の抵抗したり暴れたり、どこかへ行ってしまう徘徊とか、同じことを何度も言わないと理解されないなど、すごく介護の手間がかかったりすると介護度が重くなったりします。
また介護度が重ければいいってものでもなくて、たとえばデイサービスや施設を利用するなどサービスの内容によっては、同じサービスを受けても介護度が重いと料金が高くなったりします。
私も時どき認定調査をすることがありますが、判断に迷う事もたくさんあって苦手な仕事の一つです。
立ち合いはケアマネージャー以外にも、ご家族や施設のケア長や施設長、ヘルパー等がやります。
そこで「本当の日常はこうなんですよ」と補足するのも大事です。もし、ご家族で認定調査を受ける方がいましたら、ぜひ立ち会って本当の生活を伝えてくださいね。
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