お題は 晩秋のレストラン
今回も楽しく勉強をさせていただきました。出演者の会話も、さすが面白いですね。
さっそく、順位ごとに復習してみますね。今回は添削前と添削後を、参考のために書かせていただきました。
出演者 敬称略
ニッチェ江上敬子 皆藤愛子 片岡鶴太郎 高田万由子 嘉風
昇格試験 立川志らく FUJIWARA藤本敏史
第1位 才能アリ 片岡鶴太郎
温め酒 あとは巴水の 木版画
※ 直しナシ ですが、温め を ぬるめ→ぬくめ と詠むそうです。
第2位 才能アリ 高田万由子
星月夜 オペラ幕間の ティータイム
↓ 時間の表現が2つ 幕間(まくあい)
星月夜 オペラ幕間の 紅茶の香
第3位 凡人 (ほぼ才能アリ) 皆藤愛子
食後酒に 木犀の香 甘み足す
↓ 語順を大切にする
食後酒に 足す木犀の 香の甘し
第4位 凡人 嘉風
銀杏の葉 強く踏みつけ 土俵入り
↓ 臨場感を出す
銀杏黄葉 踏み付け今日の 土俵入り
第5位 才能ナシ ニッチェ江上敬子
光差し スープにこぼれる 銀杏柄
↓
銀杏黄葉の 光こぼるる スープかな
*** 昇格試験 ***
立川志らく
晩秋や 乱歩を読みて 窓に蟲
1ランク昇格 特待生4級 ⇒ 特待生3級 に
晩秋や 乱歩を読めば 窓に蟲
読めば とすれば、3つの意味があり、読み手はそれぞれ好きに読んでくれると、
夏井いつき先生は解説されました。
① 乱歩を読んだので、窓にこんな虫が来ちゃった「原因・理由」
② 乱歩を読んだ時はいつもという「恒常条件」
③ 乱歩を読んでみると、たまたま窓に蟲が来たよ「偶然条件」
私は、③というように読むかな~~(*'ω'*)
FUJIWARA藤本敏史
タイカレーの ラムは骨付き 銀杏散る
小さなワクワク感……「これは」という指をさすような意味での強調があって、いつもは骨付きじゃないけれど、今日のラムは骨付きというような。
1ランク昇格 名人9段 ⇒ 名人10段
今回も楽しませていただきました。この中では、私的には、乱歩が印象に残りました。
ありがとうございました。