お題は 朝食の風景
なんだか少しずつ恒例になりつつありますが、では、ご一緒に 俳句
楽しみましょう(*^-^*)
出演者 (敬称略)
小柳ルミ子 磯野貴理子 久保裕文 アンミカ 厚切りジェイソン
昇格試験 岩永徹也 東国原英夫
第1位 才能アリ 厚切りジェイソン
息白し 熱いココアと ミシガン湖
※ 直しナシ です。
第2位 才能アリ 磯野貴理子
新米で 普段の朝が ひかりだす
↓ や で場面を切り替える。
新米や 普段の朝が ひかりだす
第3位 キング オブ 凡人 久保裕文
秋寒の 日に照らされて 朝餉ぬくぬく
↓
秋寒や 日の入る居間の 朝餉ぬくぬく
第4位 凡人 小柳ルミ子 (愛犬ルルが逝ったことを詠んだ句)
忍ぶれど 見上ぐる頬に 紅葉雨
↓ ルルが死んだ事を書かないと、読者を置き去りに。
忍ぶれど ルル逝きし日の 紅葉雨
第5位 才能ナシ アンミカ
夫婦して 取り合ふ納豆 ほお緩む
↓ 夫をツマと呼ばせ、ツマ、ツマとする。
夫まぜし 納豆妻と 分け合ひぬ
*** 昇格試験 ***
岩永徹也
ハロウィンの翌朝 スープと化す カボチャ
特待生5級 現状維持
現状維持の理由 「化す」でスープが不味くなっている。
次の日の スープは ハロウィンのカボチャ
東国原英夫
炊き出しや 並べば遠き 秋の雲
名人10段 1歩前進
前進の理由 ファーストカットの画力
「や」を思い切って使った。編集効果が「や」1つで生まれる。
言葉で映像を描く意味がわかっている。
「並べば」には、3つの意味がある。「並んだので」「たまたま並んでみたら」
「並ぶ時はいつも」にした時、どんな境遇で並ぶ時はいつも、遠い秋の雲を見上げるのかと、心情を読み手は想像し始める。
被災地というよりは生活困窮者、その人達に向かっての炊き出しではないかと、読み手はきっちりと読んでくれる。
う~ん、今回は、この句が良かったですね~~。
それにしてもこの方、名人になる女性の選り好みの軽口をたたきながら、たまに、こういう句を詠んだりするんですね。
ちなみに前週 11月8日(木)で、私的に良かったと思う句は、
お題が 紅葉と渋滞
第1位 才能アリ 的場浩司
渋滞の 窓コツリ京の どんぐりか
↓
渋滞の 窓打つ京の どんぐりか
これがいい感じでした。私的には、コツリの方がドングリ感が出ていて好きですけどね。