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ケアマネが考える 良い老人ホームとは? 【 体験 】

ケアマネージャーとして多くの高齢者の悩みや人生を垣間見てきた体験をもとに、

施設に入ってから後悔しないために、そこで思い切って、本音で語ってみようかなと思います。

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f:id:sakurado:20210325092714j:plain 施設で働いているケアマネは、

施設の(儲けの)意向というのがあって、普通の居宅のケアマネと違って、縛りがけっこうあります。そうはいっても老人ホームといっても経済活動ですから、儲けなしでは成り立ちません。施設で働いている職員の労働も大変なものですから、ある程度は必要と思います。そういうことを差し引いても、どうなのかなと思う事はありますね。

 そしてまた私のようなケアマネでも、現場に入ってから初めて知ったことや気づいた事もたくさんあります。さらに介護職員は疑問にすら思わないで、見過ごしていることもたくさんあるのです。専門の職員でもそうなのですから、普通の一般の人にはそういう施設を見抜くのは至難の業でしょう。入居してから後悔しないために、あるいはあなたの大切なご家族が辛い思いをしないように、私のような者の言葉の一つでもなにかご参考にしていただければと思います。

 最近、終活という言葉が流行っています。そういうことをしている方は主に意識が高い人や精神的にも経済的にも豊かでゆとりがある方が多いのではないのでしょうか。あくまでも印象ですが……。しかし、そうゆう時間的にゆとりがある方が、将来を見越して老人ホームなどの施設を見学に来られるのは、本当に稀です。私がいるようなサービス付き高齢者住宅というのは、最も在宅に近い施設なのでもっとご見学者がいてもいいような気がするのですが、ほとんどいませんね。老人ホームはなおさら、ひたすらゼロに近いといいますか、そんな感じです。でも、入居希望者は後を絶ちません。つぎからつぎと毎日のように入りたいという電話があります。そのほとんどが、せっぱつまった緊急事態のような感じで、どこでもいいから空いていたら入りたいと言ってきます。それは、どこから連絡が入るかご存知でしょうか?

 そのほとんどが病院、それからご家族からでしょうか。ご本人からというのは、まずありませんね。もしかしたらあるかもしれませんが、私に限っていえば『0』でした。誰も施設で暮らしたい、なんて考えていなかったのでしょうね。よくあるケースが、自宅で一人で暮らしていた時に転んで骨折をして、リハビリをしたけれど歩けなくなった場合とか、脳梗塞などの病気の後遺症で体が不自由になったために、自宅での一人暮らしが出来なくなったケースです。

 ある日突然、病気や怪我で救急車で病院に運ばれます。そこで緊急の治療をして良くなったら、自宅へ戻ります。でも、そうならないケースも、残念ながらたくさんあるのです。

緊急の病院⇒リハビリの病院⇒施設というケース。

 皆さん、あれから一度も家に帰っていないと言います。あれからといのは、救急車で運ばれてからということです。まさか、もう自宅に戻れないなんて思ってもみなかったことでしょう。だから、何もかも置いたままだそうです。これはとても悔いが残ります。しかも、想定外のことです。病院側からも、早く退院してくれと急かされます。あわてて施設を探すので、空いていればどこでもいいだろうっていうことになります。これではいい所に入れるはずがありません。そうならないためにも、元気なうちに、何かあったらここの施設にという場所を探しておいた方がいいのではないのでしょうか?

大切な残りの人生を送る場所になる施設は、あわてて探したのでは本当のことはわかりません。

ある有料老人ホームには、見学時にリハビリ用のマシーンがたくさん置いてあったのです。それを使えるんだろうと楽しみにして入居されたのに、実際は全く利用できなかったとのことでした。それは、ただの飾り物だったのです。グランドピアノが置いてある施設もあります。でも、そこでピアノの演奏があったことはありません。これもやっぱり飾り物です。

でも、まあ、この位ならば良い方でしょう。しかし、生活に直結するものであれば事は深刻です。例えば入浴です。これは健康で衛生的な、そして気持ち良く生活するためにパスせないことの1つですよね。

これは40人以上が入居している施設ですが、そこの1階には広々とした大浴場があります。それと3階には普通のマンションにあるような個浴が1つだけあります。ところが実際は、大浴場は使っていません。たった1つの個浴を、40人で使っているのです。なので、法律に抵触しない1人週2回が回りきらず、週2回が満たせない人は、お風呂に入るためだけにデイサービスに行かなければならない人も出てきます。

入居が決まって、プランを作る段階になってから、

「 え、あの大浴場は使えないんですか? 」

と驚かれます。

「 1人だけのために、お湯を入れられませんから 」と、施設長が説明しますが、実際は全員のためにも、使っていません。

だけど、新しく入居した家族が大浴場を知っているっていうことは、見学させたのでしょうね。何年も使っていないのに……。

こういうこともあるので、見学する際には、しっかりと確認しておきましょう。もしも、嫌な顔をする施設だったら、全てにおいてサービスに期待を持てないでしょう。

見学する時間帯も、施設側は忙しいと言って嫌がるかもしれませんが、12時頃のお昼時がいいですね。なぜなら、普段どういう食事をしているかがわかるからです。食事の内容もそうですが、職員がどういう介護をしているか見られますし、どういう人が入居しているかとか、飾らない様子がわかるからです。それにお昼時は忙しいといっても、介護職員が案内するわけではありません。普通は施設長や営業の人、事務の人などですから大丈夫です。

 最初の あれ? という感覚がとても大切です。なんか、ちょっと違うな とか、なんとなく気になる という小さな違和感を見過さないようにしてください。

それも焦って探していると、ま、いいか と気がついた事に自分でフタをしてしまいがちです。

小さな違和感や不安は、やがて大きな悩みに発展する事が多いです。でも、ハッキリとわかった時には、すでに後戻りができない所まで来てしまっていたりしますので、注意が必要ですね。

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いざ施設を利用しなければならなくなった時になって、施設の種類が色いろあって戸惑われる方も多いと聞きます。

そこで今回は、ざっくりと施設の分類というか、施設の違いをご説明しようかなと思います。

★ 有料老人ホーム

①介護付有料老人ホーム

24時間介護してくれるスタッフがいて、介護サービスをしてくれます。看護師もいて風邪や疾患の助言や処置、服薬の支援や病院への同行、緊急時の対応もしてくれます。さまざまな行事やレクレーションも行っていますので、施設内で生活の全てがほぼ完結する内容になっています。福祉用具の貸与やデイサービスへの通所は出来ません。外部のサービスは、往診やマッサージ、介護タクシー等になります。ここのケアマネージャーは、施設ケアマネということになります。

利用料金は固定になっています。介護がたくさん必要な方にとって、よりふさわしい施設かと思います。ただし、施設の中だけで毎日生活するわけですから、他の利用者や職員、サービスの提供について合わない、もしくは不満がある場合は、とても辛い毎日となってしまうこともあります。

②住宅型有料老人ホーム

健康な人から介護が必要な人まで利用できる施設です。厚生労働省が管轄になっています。介護が必要な場合は、外部のサービスを利用します。施設の各お部屋が、在宅の1つの家ということになっています。ここのケアマネージャーは、居宅のケアマネになります。一応たてまえは、外部の介護サービスは自由に選べることになっています。でも、実際はその施設が訪問介護サービスとかデイサービス、あるいは福祉用具とか、最も多く利用するサービスは施設が立ち上げていて、そこを利用するようになります。

費用は介護の部分がない場合は比較的安い感じがしますが、介護サービスが増える度に上乗せで費用が増えるので、たくさん介護が必要になった場合は高額になってしまいます。要介護4とか要介護5で手厚い介護が必要な方にとっては、介護保険だけではまかないきれない事も起こってきます。良心的な施設では、無料で介護をしてくれますが、そうでない施設の場合は、ちょっとお気の毒な感じに……。

施設に併設している居宅は、多くが書類上だけで居宅ということになっています。実際は施設に雇われている形ですから、施設の意向に逆らえません。外部のサービスを利用するには、施設の意向というハードルを越えなければなりません。利用者はそこのサービスが不満でも、ほとんど変えられないというのが実情です。色いろな意味で余裕がある方は、介護付有料老人ホームと同じように、ここでも介護の職員の質を見極めることが大事です。難しいですよね。

サービス付き高齢者住宅

一般的に、サ高住と呼ばれています。高齢者が安心して居住できる賃貸等の住宅を言います。サ高住は、国土交通省が管轄で、一般の住宅と同じくくりになります。老人ホームは厚生労働省が管轄になっています。

サ高住は平成23年10月に開始された制度で、一定の広さと設備、バリヤフリー構造を有し、安否確認と生活サービスの提供等の基準を満たすことになっています。ここも外部の介護サービスを入れられますが、住宅型有料老人ホームと同じように施設で決まっている事業所しか入れられなかったりします。しかし、たてまえはどこでもOKとなっています。

住宅型有料老人ホームと似てはいますが、サ高住は国土交通省なので、施設の介護の人員基準が違って手薄い感じです。あまり無料の支援をしたくないと言っている施設長もいます。自立度が高い人には、外出やいろいろな自由があって向いています。しかし、介護がたくさん必要な人は、特別養護老人ホームや普通の老人ホームの方が向いていると思います。

 

ここまでのまとめ

介護付き有料老人ホームは、施設の中で何もかもが出来るようになっていて、費用も定額になっています。寝たきりの方や認知症が重度の方など、介護がたくさん必要な方に向いている施設になります。

住宅型有料老人ホームは、施設の生活上のサービスに加えて、介護が必要な場合にはデイサービスや訪問介護などの外部のサービスが利用できます。施設の人員もありますので、中度くらいの介護が必要な方に向いているといえます。介護のサービスを使うたびに費用も加わるので高くなります。

サービス付き高齢者住宅は、あまり介護を必要としないで自由に暮らしたい人に向いています。人の配置も少ないので、外部のサービスを利用しても足りない部分ができてしまいます。最初は安いような気がしますが、こちらも介護の費用が加わる度に高くなっていきます。介護が重くなった場合には特別養護老人ホームとか有料老人ホームへの住み替えが必要になってきます。