桜さくら堂

いらっしゃいませ! 今日もあなたのために、とっておきのお話をご用意しました。

プレバト・ランキング 俳句 ≪3月26日木≫

お題 /  桜と校舎

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                        ≪  敬称略  ≫

   MC     浜田雅功

  アシスタント 玉巻映美

  俳人     夏井いつき 

 

【第1位】  加藤涼   才能アリ  73点   

 

     桜満ち しんと突っ立つ 新校舎

 

僕が通っていた高校は

旧校舎と新校舎があったんですけど、

入学式で行った時に桜がいっぱい咲いている中に

新校舎が塔のように立っている

のを書かせていただきました。

 

 【第2位】  小林幸子    才能アリ  70点

 

     新潟の 楽屋の窓の 夕桜

 

コンサートで全国色々な所へ行きますけど、

ここがものすごく桜がきれいなんです。

桜を見て

「よし頑張ろう」と思って夜のステージをやった。

その時の記憶なんですけど

 

【第3位】  黒谷友香   凡人  60点

 

      校長と 顔間近なり 卒業証書

 

「卒業式」ってすごい 泣いたり感動したり

忙しいじゃないですか。

名前呼ばれて受け取る時に

いつも朝礼とかで遠目で見ていた校長先生が

「こんな顔してたっけ?」みたいな。

 

   夏井いつき : 卒業証書 授与校長の 顔間近

 

【第4位】  徳勝龍     凡人  45点

 

     伊勢巡業 立ち会う髷に 初桜

 

   花びら[春の季語]:桜のことを指す

春巡業があるんですけど、その1番初めが

伊勢巡業って決まってるんです。

その頃に、桜が咲いてまして外で巡業がありまして

ちょんまげに油をつけているので

桜の花びらがくっついて取れないところがありまして、

立ち合いの気合が入る場面なんですけど、

桜の花びらが髷にくっついて ちょっとほっこりして

 

   夏井いつき : 立ち合いの 髷に花びら 伊勢巡業

 

 【第5位】  カジサック  才能ナシ  37点

 

     子の背中 はねる足どり 桜道

 

いちばん下の子、次女なんですけど、

今年ちょうど入園なんですよ。

その子に俳句を作ったんですよ。

 

   夏井いつき : 桜さく 入園の日の 跳ねる足

 

 

特待生昇格試験 

         名人4段  Kis-My-Ft2  横尾渉

 

     風光る 硬式グラブ 縛る紐

 

新入生が新しいグラブに変えることで

型を作るためにボールを入れて紐で縛るんですね。

次からの練習までに気合を入れている感じ

 

 評価のポイント  : 下五 縛る紐の是非     

 

    結果  : 現状維持  

 

    現状維持の理由  : 一単語だけ違う!

             縛る ⇒ 締める

 

   夏井いつき   : 風光る 硬式グラブ 締める紐

 

 永世名人への道 

      名人10段 ★★★★  梅沢冨美男

 

      給食費 払えぬあの日の 養花天

 

   養花天[春の季語]: 桜の時期の曇り空

 

私、貧乏人だったんです、めちゃくちゃ。

母親も父親も役者やってましたからね。

だんだんテレビとか色んなものがあって、

収入が減ってって、

私とうとう給食費が払えなかったんです。

そうすると先生が「池田」って声かけてくれて、

12時5分前になると私は校舎を出ていくんです。

じっと我慢してたんです。

こんな役者やってるから、

子供が苦労するんだ……今や、梅沢冨美男は!

 

 評価のポイント : 中七「あの日の」の是非  

  

    結果 : 現状維持

 

   現状維持の理由 : 永世名人を目指す句なのに安易

             「あの日」「かの日」を使いまわしている。

 

 🌸🌸🌸 YUYUの勝手に参加コーナー

 

   母を追い 枯れし故郷の 八重桜

 

 故郷の庭の南側に大きな八重桜の木があったんですね。

子供の頃にはもうそこにあって、春になると

あたり前のように咲いていました。

八重桜っていうのは遅咲きで、葉っぱと花がいっしょに咲くので、

枝もたわわに毬のようになって、ゴージャスな桜なんですね。

庭に出なくても、縁側からも眺められました。

桜の花びらが庭や縁側にチラチラ散るのも

日常の一コマだった日々。

よくご近所の人がふらっと花見に来て、

縁側で眺めていったりもしました。そんな時、

よく母はいそいそとお茶を出したりしていたような……。

今から思えば、家が傾いて母は苦労ばらりでしたからね、

そういうのが嬉しかったのかもしれないなって思います。

わずかに残ったご近所に自慢できるものというか、

かつての光っていうか。

その八重桜の木が、ちょうど母が死んだのが3月中旬で、

その年、花をつけなかったような気がします。

そうして、枯れてしまいました。

八重桜、母の後を追ったのでしょうか……、

そんな思いを句にしてみました。

久しぶりに……

 

栄枯盛衰は世の常ですからねぇ

貧しいことは恥ずかしいことではありませんが、

困っている時に親切にしてくれた人を

成功した時に忘れちゃったら恥ずかしいというか、

人生味気なくなってしまいますよね。

人情はこの世のですから。