桜さくら堂

みなさま、こんにちは!🌸お家カフェで寛ぎながら、開運や本の話、レジン製作や絵画、植物、俳句、お出かけ情報など盛りたくさんの話で、いっしょに気分転換しましょう。     (*˘︶˘*)常連客(読者登録)になってくださいね💛

プレバト・ランキング 俳句 2020春光戦 決勝         ≪4月9日木≫

お題 /  不動産屋さん

                       ≪  敬称略  ≫

 

  MC     浜田雅功

  アシスタント 玉巻映美

  俳人     夏井いつき 

 

【第1位】優勝 東国原英夫    〔名人10段〕

 

     まるでシンバル 移り来し街 余寒

 

   余寒 [春の季語] 冬が終わり春になってもまだまだ寒い様子

18歳の時、宮崎から東京に。これがまるでシンバルのようだった。

平板 冷たい 賑やかしい 騒がしい

破調にしたのは、不安感を破調にして五七五にしなかった。

 

【第2位】  FUJIWARA藤本敏史  〔名人10段〕

 

     1DK 八重桜まで 徒歩2分

 

物件案内が色いろ貼ってあるじゃないですか。

物件案内言うたら、間取りとか、㎡数とか、

後書いてあるのは、〇〇駅まで徒歩2分とか、

コンビニまで徒歩何分とか、

八重桜まで徒歩2分って表記してある物件があったら

オシャレかな、おもしろいかなと思って

 

【第3位】 ✌  中田喜子   〔名人4段〕

 

     若芝に 大の字 身ひとつの移住

 

過疎の村で家具付きで

移住希望者に用意されている一軒家があるんです。

そこに応募した若者が「のどかな村に来た!」

っていう時の句をこういうふうに表現しました。

 

【第4位】   岩永徹也   [特待生2級〕

 

     枳殻の棘や 引き篭もりの 寝癖

 

枳殻の花[春の季語] ミカン科の落葉低木、鋭い棘が特徴

枳殻の実[秋の季語] 枳殻の棘[無季]

家に発想を飛ばしまして、引きこもりの様子を詠んだんですが、

枳殻っていう植物が白い花を咲かせるんですね。

その様子が、大事なものがあるんですけど、

あらゆるものに尖って守る

髪の毛が整っていない感じを重ねて詠みました。

 

【第5位】  Kis-My-Ft2千賀健永   〔名人初段〕

 

     二合炊 鳴って新居の 日永かな

 

1人暮らしをイメージして

木造アパートの2階とかに初めて住んで

大学生の休日をイメージして1人暮らしなので

2合炊きの炊飯を買ってそれが鳴ってご飯を食べる。

昼がすごく長いってのを……

 

【第6位】 フルーツポンチ村上健志  〔名人10段〕

 

     ネーブルの 君の爪痕から 潤む

 

同棲生活を思って

ネーブルに君が爪を立てて剥こうとしている

っていう状態なんですけど、

君っていう存在がいることで、当たり前のことが際立ってくる。

すごく小さな世界だったはずなのに

爪を立てた所から果汁が出るんでしょうね。

ばっとネーブルの春の香りが辺りをつつむ

 

   夏井いつき : ネーブルは 君の爪痕から 潤む

 

 【第7位】  千原ジュニア  〔名人初段〕

 

     ボクサーの 決意の引越し 夏隣

 

   夏隣[春の季語] 夏の気配が感じられる春の終わり

ボクサーが試合が決まって

ここは一発、家賃が高い所に引越して

「絶対に勝つんだ」

そういうボクサー、何人か知っているんですよ。

その思いを詠んだ

 

   夏井いつき : ボクサーの決意 夏隣の 引っ越し

 

【第8位】  Kis-My-Ft2横尾渉   〔名人4段〕

 

     夕桜 新居の床に 宅配ピザ

 

引越しでバタバしてて、ご飯も食べず「お腹減ったな」

「あ、もう夕方になったな」と思って、ピザを頼みまして

ダンボールとかが何も出していない状態だったので、

床で食べようっていうことで、

そういう感じの句を作りました。

 

   夏井いつき : 夕桜 荷解く床に ピザ広げ

 

 【第9位】   鈴木光  〔特待生3級〕

 

     ゴッホのごとく 引越し 春雲追ふ

 

美大の知り合いをベースに作った句なんですけど、

題材を探すためなのか、

すごく頻繁に色々な場所に引っ越すんですね。

それが生涯に30回以上t引越したゴッホのようだな、

と思って。

雲を追うような生活だなというふう思って。

 

   夏井いつき : ゴッホのごとく 引越す 春の雲を追うて

 

【第10位】  梅沢冨美男  〔名人10段〕

 

     風呂なしの 四畳一間の 三葉芹

 

15歳で東京に出てきた。

17歳で初めて自分の部屋を持ったんです。

ご飯は自炊してました。

三つ葉はコップに入れておくと増えるんです。

よし、おれもこうやっていつか三つ葉のように

たくさんの大倫の花を咲かせてみせるぞ

という決意 を持って……

 

   夏井いつき : 三葉芹 挿して風呂なし 四畳半

 

 (*^^*) YUYUの気ままな感想&勝手に参加コーナー

 春光戦だけあって、いい句がいっぱいありました!

ゆゆ的には、枳殻の句と、八重桜の句が、

特にいいですね~~💛

枳殻の句の繊細で尖がった感じが、

引き篭もりの心情を上手く表現されてて、なんか凄いですね。

八重桜も、なんかいいですね。ほのぼの。

シンバルも悪くないけど、

都会から受けた感想としては、平板というか、みんなそーゆーね。

内容が普通なのに、大げさな表現だなあ……

不安希望を抱えて上京した18歳の若者っていうよりも、

転々と住所を変えている流浪の民みたいなー

ただ、

シンバルに例えた所は新鮮だったです~。

パチパチ👏(^◇^)

ゆゆがそういう立場だったら、

 

倍速の渋谷ウグイス聞き取れず

 

(*^-^*) 言葉、ちょっと速いっすって感じーー、みたいな。

さり気なくってのが好きなんで。

蛇足ですが、ウグイスはいくつかの意味がありますが、

ご自由に思っていただいて👌O.K.ですよ。