桜さくら堂

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プレバト・ランキング 2020炎帝戦 決勝            8月6日

お題 /  ポイントカード

                       ≪  敬称略  ≫

 

  MC     浜田雅功

  アシスタント 玉巻映美

  俳人     夏井いつき 選

 

優勝   FUJIWARA 藤本敏史     名人10段

   ラジオ体操 おおおなもみの ある空地

小学生の頃の夏休みのラジオ体操、

ハンコを押してもらえるじゃないですか。

ラジオ体操が近所の空地、おおおなもみってわかりますか?

俗称ひっつき虫って、それがあったんですよ。

ラジオ体操が終わった後、投げ合いして引っ付けて

遊んだ思い出を俳句にしました。

第2位   立川志らく       名人3段

   炎天のミミズ 診察券のシミ 

生と死の比較ですね。

診察券にシミがついても、この方は一生懸命生きている。

炎天の中でミミズは干からびているという

その2つの対比を考えている。

第3位   三遊亭円楽       特待生1級

   サングラス 外して探す カードかな

平凡だと思うけど、ごく日常の1シーンを切り取って、

自分の体験でもありますけど、

ほとんど老眼で明るい所じゃないと何も見えない

レジでもってね、ポイントカードありますか?

ちょっと待ってという日常ね

第4位   梅沢冨美男       永世名人

   行合の空の 御朱印めぐりかな

季語が無いんですよ。

そういえば御朱印っていろいろもらうのもポイントカードみたいだな。

さあ、季語をどうしよう、いろいろ考えた。

行合の空っていうのは、夏の空と秋の空がまじわっているんですよ。

季節がはっきり出てくる言葉、

「これ季語で行けるぞ」と。

第5位 フルーツポンチ村上健志    名人10段

   蛾の骸 ポイントカードで 掬いけり

生きているみたいに綺麗な蛾の死骸があって、

捨てなきゃいけないけど、ティッシュで握ると

蛾の感触もあるし嫌だなって時に、

あまり使っていないポイントカードで掬って乗っけてポイって捨てる

っていう日常にある死を、こんなにリアリズムで描けますかっ。

夏井いつき: 蛾の骸掬う ポイントカードの端

第6位   東国原英夫       名人10段

   ポイントで もらひし蛍 なほ生きる

ポイントでデパートで蛍がもらえた。

ポイントっていうのは疑似貨幣なので、

生き物と交換することに抵抗あったんだけど、蛍

「すぐ死んじゃうんだろうな、ああいう所の蛍っていうのは」

ずーーっと飼っていたら、意外と長生きして

光らなくなっても、なお生きていた

小さい生命力に感動したっていう句

夏井いつき: ポイントで もらつた蛍 なほ生きる

第7位   千原ジュニア       名人初段

   消しゴムに 彫刻刀の 彫る花火

今まで誰もやったことが無いって何かなあって思った時に、

プレバトの事をプレバトの俳句で詠むってのをやらしてもらって、

消しゴムハンコのことを、あと花火大会があちこち中止になってる

っていうのを詠めたらなあって

第8位   中田喜子       名人4段

   早桃の香 支援の客の 食事券

自粛期間中に飲食店のオーナーが考えたのは、

ネットで食事券を先に売ろうと。

そして、お店を持たせよう。

自粛が明けて、その食事券を持って常連客が食事しに来た。

その時にデザートに桃が乗っているという光景

夏井いつき: デザートは 早桃支援の 食事券

第9位   岩永徹也       特待生2級

   葉は花に 彼女は妻に そして母に

季語が「花は葉に」なんですけど、

花は葉に[夏の季語]

桜が花から葉桜へと変わってゆくこと、

時の移り変わりの美しさを詠んだ句なんですね。

ポイントカードは、日常の小さな積み重ねの変化ということで、

付き合っている彼女が「妻」に「母」にと変わってゆく様子を詠んでみました。

夏井いつき: 花は葉に 彼女は匂はしき 妻に

第10位  Kis-My-Ft2 千賀健永      名人2段

   ラジオ体操 歯抜けの判や 夏深し

小学生の頃、ラジオ体操に行ってたんですけど、

僕は朝けっこう弱くて、夏後半頃になると休んだりして

欠席した所はスタンプが押してもらえないっていうのがあって、

それが当時乳歯で歯がまだ無い時だったんで、

歯抜けっぽいな……

夏井いつき: ラジオ体操 歯抜けの判や 夏休み

 

(*^。^*) YUYU勝手に参加、気まま感想のコーナー

 

 自主休業 ポイント途切れ 秋の風

皆さんも、お気に入りのお店とか、行きつけのお店とか

あると思うんですけど、

オーナーの笑顔が良かったり、

サービスが良かったり、

飲食店だったら、やっぱりそこでしかない味だったり

そういうお店を見つけて通うようになって、

ポイントもたまって、あとちょっとだな、楽しみだなって時に、

事情があって行けなくなって、

忙しかったり、病気だったりして、

ちょっと間があいたけど、久しぶりに行ってみたら、

お店が無くなっていたってこと、ありませんか?

いっぱいたまったポイントカードを見つめて、

なんとも言えない気持ちになったりしませんか?

こう、胸の奥にすき間風が吹くような……

今年はコロナ禍で、そういうお店が増えたように思います。

自主休業のお店が、このまま閉店になってしまうんじゃないかしら

っていう不安がよぎります。

そうい気持ちを詠んでみました。

シンプルですね。

とは言っても、こう感染拡大が広がってきますと、

感染者の数字だけでは見えてこない

多くの人々の苦しみや悲しみがあるのだということに

思いを向けなければなりません。

なにしろ命がかかっていますから

感傷とは比較にすらなりませんよね。

そういうのも含めて、秋の風

どうでしょう?

 

東国原さんの句で、

たぶん東国原さんが蛍にずいぶん愛情をそそいで飼育したんだろうな

っていうのが伝わりました。