今週のお題「読書感想文」
カバーと題から
森瑤子氏のおしゃれな恋愛小説かなと思ったけれど、
手に取ってパラパラとめくってみれば、
英会話でのマナーの本でした。
この本のもとになったのは、
『森瑤子流やさしい英会話』(カードエイジ・㈱JCB発行)で、
カバーを取れば、なるほど落ち着いた表紙になりました。
森瑤子氏の夫はイギリス紳士ですから、
これも納得です。
彼女は海外旅行者のために書いたようですが、
コロナ禍でなければ
海外に行かず日本の片田舎に住んでいても、
外国人が散見するので一読して損はないのかな (*'ω'*)
またコロナが終息すれば、
旅行もするようになるでしょうしね。
そうあって欲しいものです。
英会話っていっても、
これは入門編といったところでしょうか。
たとえば、Part 1 プリーズの使い方
Part 2 サンキュウを連発しよう
Part 3 エクスキューズ・ミーを使い分ける
:
と続きます。
『プリーズ』と『サンキュー』と『エクスキューズ・ミー』
この3語だけでも上手に使えたら、
「感じのいい日本人」「とても礼儀正しい人」
という評価がついて、それに対して、
相手も充分感じ良く礼儀正しく応えてくれるとか。
まず、” プリーズ ”
日本語に訳せば「どうぞ」。
「どうぞ、お座りください」(please,sit down.)
「どうぞ、それを取ってください」(Please,Pass me that.)
頭につけるだけですので、簡単ですね。
ただ、日本では普段、あまり言わないかもしれません。
そこが問題だと森瑤子氏は指摘しています。
普段使い慣れていない言葉は、とっさには出て来ない
使っていないので、英語でも、つい
”Sit down." とか ”Pass me that."
「座んなさい」とか「取ってよ」
というぞんざいな言葉使いになってしまう人が多いとか。
① ” I want cofee." コーヒーを要求する!
というように。
② ” I would like to have cofee , please." コーヒーをいただこうかしら。
で、初めて感じの良い普通の会話になるらしいです。
ふぅ~~ん、なるほど。
面倒だなっていう人には、むしろ①よりも、
③ Cofee, please. の方が良いと言っています。
「お茶のおかわりはいかが?」と問われたら、
” イエス・プリーズ ” と、あるいは
” プリーズ ” だけでもステキだとか。
つぎに、” サンキュー ”。
レストランで。
「どうぞこちらへ」とウェイターが言う。
それに対して、サンキュー。
椅子を引いてくれるので、
「サンキュー」と言いながら座る。
メニューをくれるので、「サンキュー」。
注文し、ウェイターがリピートすると、
「その通りです、サンキュー」。
ワインが注がれて、「サンキューとうなずく」。
最初の料理が運ばれて、「サンキュー」。
食べ終わってウェイターが下げて、また「サンキュー」。
これを料理の数だけくり返す。
デザートの時も、コーヒーの時も。
椅子を引いてくれて、「サンキュー」。
お勘定の時も、「サンキュー」。
レストランを出る時、にっこり笑って、
「サンキュー、グッドバイ」。
ブティックやデパートで。
「こんにちは!」(Hello!) お客が先に挨拶をする。
挨拶もせず、いきなり勝手にあれこれ手に取って見るのが許されるのは、
日本でだけのことで、それから、
「あれを見せてください、プリーズ」
とお願いする。
出してくれたら、「サンキュー」。
もし、気に入ったものが無くても、
出る時にはご迷惑様さまの気持ちを込めて、
「サンキュー・ヴェリ・マッチ」。
そんなにペコペコする必要ないじゃないかっていう人に、
森瑤子氏は、
≪ たくさん ”アリガトウ” が言える人は、
それだけ自分に余裕がある人といえる。≫
と言っています。
それについては、私も同感です。
自分に自信が無いと、卑屈になってしまいますからね。
それから、” エクスキューズ・ミー ”。
呼びかけとしての「エクスキューズ・ミー」は、ホテルのフロントで、
買物の時、人に道を聞きたい時に使えます。
知らない人を押してしまったり、足を踏んでしまった時、
「失礼」「ごめんなさい」の意味に。
相手を呼び止める時に、
「ちょっと! 待ってください!」と。
親切な気持ちから、注意をしてあげたい時とかに、
「差し出がましいけど、ちょっと……」
まあ、こんな感じで軽く英会話のつぶやきが語られていく。
なるほどな、と思ったり、
耳が痛くなったり。
Part 6 の、日本人は No が苦手というのも、
気になる話題でした。
かつて、石原慎太郎氏が『 ノート入れるカバン 』
じゃなかった……
「 NO と言える 日本 」
という本を出して話題になったことがあったように、
日本人は NO が苦手かもしれません。
でも、最近はそうでもないような人も増えましたが。
お年寄りの人は、かなりあいまいで、
嫌とは言わず、「そこは察してよ」
という感じの人が多いので、
日本人の私でも、難しいなぁと思います。
あと Part10 の
語学度ではなく、大人の問題であるということ
も、考えさせられましたね~~
ということで、
『森瑤子流やさしい英会話』を読んでの
YUYUのつぶやきでした。
オソマツ。m(__)m💦
あっ! 勉強になりました!!
(*^_^*) Tnank you very much!!