たまたま偶然出会った筆ペン。
株式会社あかしや の あかしや新毛筆 SA-300
特に期待もなく書いてびっくり、なんと
筆文字が 五割増し の書き上がりです !(^^)!
下手くそな筆文字が、な、なんと、達筆になってしまうのです。
(*^。^*) うれしい!!
しかも、1本 180円(お店によって若干違います)というお安さ!!
最初は値段が気に入って購入したのですが、
今は10本のまとめ買いです。
記帳をする場面があれば、
これを1本バッグにしのばせて書けば、いい感じになりますよ。
弘法筆を選ばず
(一流の人は道具に文句を言わず、どんな道具でも良い結果を出す)
とよく言われますが、実際は筆にうるさかったようですよ。
空海(弘法大師)嵯峨天皇に、書体に併せて使い分けるようにと
4本の筆を贈ったというエピソードがあるそうです。
どうも一流と言われている人は、
道具に徹底してこだわっている方が多いようです。
しかし、記帳する場面なんてよほど社交的な方でないと、
そうそうめったやたらにはありません。
年賀状だって、印刷か、あるいはメールとか、
ラインだけって人も多いし……。
私は最近、俳句の季語をこの筆ペンで書いています。
朝早く起きて、しーんとした静寂の中で
季語と先人が作った俳句をこの筆ペンで書いていると
俳句を詠んだ人の世界にひたることができます。
そうするとちょっとだけ、
今とは違う世界を垣間見ることができていいですよ。
それと私は仕事柄、
どうも他人の思いに引きずられる傾向があるんですね。
いつまでも人の悩みとか思いをず~~っと考えてしまうというか、
波動干渉を受けるっていうらしいですね、
その道の人によれば。
相手の波動が高ければ問題ないらしいのですが、
逆だと、波動が低くなって不運がやってきてしまうとか。
そういう時、
あるいは気分転換したい時とかに、
この筆ペンで、先人が詠んだ俳句を書いていると、
気持ちがす~~っとして、俳人の世界に入っていって
様々な自然を感じることができます。
また、ただ読むだけと違って、書くと、
しかも、ボールペンではなくこの筆ペンで書くと、
文字にも満足しながら
ゆっくりと俳句を味わうことができます。
たとえば……
【秋寒 あきざむ】という季語に、
秋寒し此頃あるある海の色
という句があって、
これ、夏目漱石が詠んだ句なんですね。
『 あるある 』
っていう言葉は、現代語かと思ったら、
こんな昔に使っていたなんて、新しい発見でした。
それとも夏目漱石が、それだけ進んでいたのでしょうか?
な~んてことに思いを馳せてみるのも楽しいものです。