HAVE A NICE DAY (よい一日を!)
とスマイルマークのスタンプが押されます。
「ステープラー(ホッチキス)」と「スタンプ」が一緒になった
かわいいスタンプラー(造語)です。
以前、バースディ・プレゼントでいただいたものですが、
にこにこマークがかわいいので、
みんなも笑顔になります。
針(芯)が無くなったので、
近くの文房具店に買いにいきました。
針は普通のホッチキスより若干大きめなので、
だいたいの針の寸法を測っていきました。
文具店にあった3号芯(No.3)が、 ⇐ これです。
だいたい同じくらいなので買ってきました。
だいたいっていうのは、微妙に違うような気がしていましたが、
測り間違えたかなと思ったのです。
入れてみれば、ピッタリ入ります。
よし!
と思って、ガチャン……、あれ?
ガチャ、ガチャ……針がとまりません。
その時、購入時のかすかな違和感を思い出し、
針が違うのかも?
パッケージや説明書はすでに無いので、
スタンプラーを裏返すと、
www.suck.uk.com No.16(24/6 26/6)
とあります。24/6 ? 26/6…?
そこで、はた、と……
「あ、これ、日本製じゃなかったんだ。販売元も」
……いや、まてよ、
今、巷に出回っている製品のほとんどが日本製ではない。
多くは人件費が安い外国でつくられたもの……あ、
日本人のために作られたのではない製品
というのがいいのかな (。´・ω・)?
ってことに気がつきました。
日本では、
普段使っているのは小型ホチキスで、
芯(針)は10号針(No.10)で、
幅(内径)は8.4mm、針足の長さが5mmのものです。
中型は3号で、幅(内径)11.5mm、針足6mm、
大型は12号で、幅(内径)11.5mm、針足10mm です。
そして、これらは日本工業規格で規定されているもので、
欧米では一般に使われていないらしいのです。
欧米では、「26/6」 や 「24/6」、「26/8」が一般的とか。
最初の2桁の数字は針の太さを表し、
後ろの1桁の数字は針足の長さを表します。
ホッチキスの関しては、
日本だけ 特別の規格なんだ ってことがわかりました。
なので、日本のホッチキスは海外では芯が合わないので、
使えないらしいのです。
「26/6」= 日本の3号針と同じらしいのですが、
実際にはこのスタンプラーには合わなかったので、
「24/6 」をネットで探して購入しました。
⇐ これです。
なかなか届かないと思ったら、
(*´ω`) 海外発送とありました。
これ、赤、黄、緑、青とカラフルな芯で、
ますます楽しくなりました!!
日本の3号芯(No.3)より、やや細く、
最初にセットされていたのと同じ太さかなと思います。
今度は、上手くできました。↑ (画像参照)
良かった、良かった!!
ちなみに日本ではホチキスを手で持って留めるが、
海外では卓上に置いて留めるので、
安定性があるものが特徴とか。
針を取るのに専用のリムーバーが便利だというので、
(特に海外のリムーバーは、
針と紙の間にノズルを軽く差し込み、
ホチキスのように本体を閉じるだけで、
紙を全く傷つけずに簡単に針が取れるらしい)
近くの文具店を探したけれど、
無かった (T_T) 日本のも。
リムーバーを使うほどの書類も無いけれど、
面白そうだし、興味があるので(むしろこっちかな)
今度、大型店で探してみよう。
ちなみに英語では「ホッチキス」と言わず、
stapler(ステイプラ―)と呼ばれます。
日本での呼び方は、ホチキス機関銃を発明したとされる
B.B.Hotchkiss(B.B.ホッチキス)とその弟の
E.H.Hotchkiss(E.H.Hotchkiss Co.)に由来しているそうですよ。
海外のステープラー(ホチキス)は
おしゃれではないけれど、
安定性が良くしっかりと出来ているようです。
また、日本のホッチキスも
留めあとが平らになったり、
小さくて繊細で、
ホチキスで留めたものががさばらなくていいですよね。
どちらもそれぞれの良さがあって、
文化に合っているような気がします。
こんな小さな文具ホッチキスから、
文化の違いを感じることができました。
文具って、やっぱり愛しいなって思います。