桜さくら堂

いらっしゃいませ! 今日もあなたのために、とっておきのお話をご用意しました。

映画「 劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 」      を観てきました!!

今週のお題「最近見た映画」

累計発行部数1400万部を超え、

満を持しての公開となった 劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 

は、公開からわずか3日間で46億の興行収入を叩き出し、

10日で100億を超え、さらにつぎつぎと

世界映画の記録を塗り替える異例のヒットとなっています!!

……という映画を、どうして観ないでいられようか。

 

鬼が人間を食うのを我慢ができないように、

原作を読んでおらず、前知識がであるにもかかわらず、

興味をを押さえることができない……自分なのでした。 (*´Д`)💦

 

そして、今回も ≪ ネタバレ注意 ≫ です。

前知識が無くても、じゅうぶん楽しめて、

ちょっと感動して、

なんかやる気が出てきて、

ああ、観に行って良かったなあ~~っ (*'▽')°˖✧˖°

 っていう映画でした。

 

まず、登場人物の紹介から。ほぼ全員、名前がとても難しいんですね。

f:id:sakurado:20201102161731j:plain 竈門 炭治郎(かまどたんじろう)

主人公:13歳の時、家族を鬼に殺され、

    たった1人生き残った妹の禰豆子(ねずこ)も鬼になってしまう。

    鬼に復習するため、禰豆子を人間にもどしみんなを守るため、

    修行の果てに15歳で鬼殺隊に入隊します。

 

 

f:id:sakurado:20201102161747j:plain 竈門 禰豆子(かまどねずこ)

炭治郎の妹:14歳。鬼に襲われますが、家族の中で唯一助かります。

      禰豆子は鬼の血をあびて鬼と化してしまい、

      鬼殺隊に処分されそうになりますが、人間の心が垣間見れる姿を見て、

      鬼殺隊の富岡義勇が処分を見送り人を食べないように

      竹を口枷としました。

      炭治郎を守りながら、鬼として鬼と戦います。

 

f:id:sakurado:20201102161800j:plain 我妻 善逸(あがつまぜんいつ)

鬼殺隊:16歳。臆病者の鬼殺隊。

    修行中に雷が頭の上に落ちてきたため、黒髪から金髪になりました。

    鬼殺隊の最終選考で、炭治郎と出会い行動を共にするようになります。

    全くの臆病者だが、禰豆子など守る物ができたときに力を発揮します。

 

f:id:sakurado:20201102161819j:plain 嘴平 伊之助(はしびらいのすけ)

野生児:好戦的。人間で、イノシシの被り物をしている。

    母親に山に捨てられ、イノシシに育てられます。

    被り物は育ててくれたイノシシの形見とか。

    人間のしきたりとか知らず、手で物を食べるが、

    炭治郎とふれあうことで、人間の心を手に入れていきます。

    被り物を取ると、美少年のようです。

 

f:id:sakurado:20201102161856j:plain煉獄 杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)

炎柱:20歳。鬼殺隊の中で最高位の一人で、「炎の呼吸」の使い手。

   明朗快活でハッキリとした物言いをする青年です。 

   元柱の父親から熱心な教育を受けるが、事件をきっかけに激変。

   後輩の面倒見はとても良いが、稽古が厳しすぎて弟子が皆逃げてしまいます。

    とっさの判断力が高く、居合わせる若い剣士の実力を見ぬいて

   的確な指示をする戦術眼があります。

 

f:id:sakurado:20201102161907j:plain 魘夢(えんむ)

十二鬼月:十二鬼月の一人、下弦の壱。

     血気術で深い眠りに誘い、その間に無意識の核を壊して

     精神的な死をもたらす術を使います。

     他人の不幸や苦しみを好むという歪な性格の持ち主です。

 

今作の劇場版・鬼滅の刃 無限列車編は、

炭治郎と禰豆子、善逸、伊之助たちが、

短期間で40人以上も人が行方不明になっている【無限列車】

を調査するために乗り込んだ炎柱の煉獄杏寿郎とともに、

無限列車で十二鬼月の魘夢と戦う話と、

さらにその後、

鬼殺隊炎柱の煉獄杏寿郎 VS 十二鬼月上弦の参、猗窩座(あかざ)

との激闘の話との2つになります。

 

最初は弱い主人公が、次第に力をつけていき、

仲間と力を合わせて、強大な敵を倒すという

少年漫画の王道をいっているという感じがします。

ただ鬼滅の刃の炭治郎は、

家族(妹)をとても大切にして、

物語の主軸に置いているところが今までと違うところかな

って思いました。

そして、主人公の炭治郎がちょっと天然というか、

ぬけているというか、そんなところが

自分と同化して見られるのかな。

また、それだけではなく、一途な強さもあります。

炭治郎は血気術で夢から覚めるために、夢の中で自分の首を切る場面で、

もしかしたら現実に影響するかもしれないと迷いながら、

自分の首を切るのは怖かっただろうな、

それでも家族を思って実行する勇気と家族愛はすごいなと思いました。

ラストで、猗窩座をしとめることができず、

陽の光を避けて森に逃げ込んでいく猗窩座に向かって、

「誰も死なせず守り抜いた煉獄の勝利、猗窩座の負けだ」

と叫ぶところなんか、

炭治郎のいいキャラがすごく立っていましたね。

 

戦いの前、戦いの最中、

猗窩座は何度も何度も、煉獄に向かって

「鬼にならないか?」

と誘います。

 

ふと、昔読んだ 

伊藤遊著の『鬼の橋』という本を思い出しました。

主人公の篁(たかむら)は、かくれんぼをしていた時に

妹を失い深い悲しみと後悔の中で、

妹が落ちた古井戸から冥界へと迷い込んでしまいます。

そこで非天丸という鬼に出会います。

「おれだって昔は人だったはずだ。いつのことだったか、

なぜ鬼になったのか、まるっきりおぼえちゃいないが。

人が鬼になれるのなら、鬼だって人になれる……」

非天丸はつぶやくように言った。

篁は、それ以上言い返せずにだまった。

非天丸が言うように、鬼になった人間の例はいくつもある。

悲しみ、怒り、恨み、あるいは深すぎる愛情などによって、

人はたやすく鬼に変じるのだ。

……と、作者伊藤遊氏は物語の中で、語っている。

それから、欲望や執着。

 

猗窩座のように、もっともっと強くなって、

生き続けたいという肉体に対する強い執着とか。

弱い人間ではなく、強い鬼になろうと

猗窩座は誘います。

それを、杏寿郎はつっぱねます。

「老いることも死ぬことも 人間という儚い生き物の美しさだ。

老いるからこそ死ぬからこそ たまらなく愛おしく尊いのだ。

強さというものは 肉体に対してのみ使う言葉ではない。

この少年は弱くない。侮辱するな。

何度でも言おう。君と俺とでは価値基準が違う。

俺はいかなる理由があろうとも 鬼にはならない」

 

まったく迷いが無い、

なんてすっとする気持ちの良い言葉だろうか。

 

現実の世の中を見わたせば、

鬼の仕業かと思われるような事件の数々……

きっと鬼のような形相だっただろう、

少なくともその瞬間は。

鬼に心を掬われたんだな、という気がします。

 

猗窩座は自分は強いと言うが、

それは本当だろうか?

生き続けて強くなりたいという欲望と執着に負けてしまった

弱い心の持ち主なのではないのだろうか?

たとえば今、変な誘いを受けた時、

自分の弱い心がささやいた時、

大人はもちろん青少年にこそ、

きっぱりすっぱり、

いや、震えながらでも、小さな声でも、

「俺はやらない。

 俺は鬼にならない!!

と、断っていきたいなあ~~

 

自戒を込めて。