桜さくら堂

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プレバト・ランキング 俳句 2020年 金秋戦予選

YUYUの気ままな感想

 

タイトル戦は個性豊かでゴージャスなメンバーと、

名句がたくさんあって見ごたえがありますね。

今回は予選ということで、

Aブロック~Dブロックまで、各4名ずつで競います。

そのうち、1位がそのまま決勝選に出場できます。

2位はAブロック~Cブロックの4名のうち、

1名だけ決勝選に出場できます。

どれもすばらしい句でしたが、

その合間の会話がさすが芸人だけあって、

丁々発止ととても面白いですね。

そこが見どころでも、楽しみどころでもあります。

Kis-My-Ft2の千賀健永「石川遼さんが、ボクの(俳句の)ファンだそうで、

(タイトル戦で)ホール・イン・ワンをとりたい」

千原ジュニア「パッとしないってことですか」

 👏 座布団1枚ですね。

 

ちなみに、千賀さんの句は、すてきでした!! 

結果は、下記の通りです。

 

 A、Bブロックのお題      ピアノ              ≪敬称略≫

 MC      浜田雅功

   アシスタント  玉巻映美

 俳人      夏井いつき 

 

≪ A ブロック ≫

1位   森口 瑤子   特待生3級

   ちゑさんの 被爆ピアノや 秋はきぬ

被爆ピアノ : 1945年の原爆から奇跡的に焼け残ったピアノ

「主のいなくなった被爆ピアノにも、

秋が来て冬が来て、75年間繰り返していた」

2位   千原ジュニア   名人2段

   鍵盤図 弾く兄の背や 秋の暮

「小さい時に夕方家に帰ったら、

せいじが「ピアノ買って」と言えないから

音楽の教科書の裏表紙の鍵盤を1人で弾いていた。

鮮明にその光景を覚えている」

夏井いつき : 鍵盤図 弾く兄の背に 秋の暮

3位   Kis-My-Ft2 北山 宏光   特待生4級

   五指跳ねる 英雄ポロネーズ 弾く秋

「小さい時に練習していて、練習が楽しく感じていた。

自分がコンクールに出た思い出と重ねて」

4位   パンサー 向井慧   特待生5級

   秋日和 猫眠るため 在るピアノ

「実家にあったピアノが、姉が引くために買ったピアノで、

姉が弾かないようになってカバーがかかったまんま

飼ってる猫が飛び乗って、ずっと居座る

誰も弾かずに、猫が眠るためだけにあるピアノ」

秋日和 : 秋晴れて風も無いおだやかな天気

夏井いつき : 猫眠る ためのピアノよ 秋日和

 

≪ B ブロック ≫

1位   Kis-My-Ft2 横尾渉   名人6段

   休暇明 アルトのビブラート 太し

休暇明 : 夏休みが終わり、2学期が始まることを表す秋の季語

「合唱コンクール 

夏休み前はソプラノで歌っていた。

夏休みが明けて、声変わりしてアルトで練習している」

2位   岩永徹也   特待生2級

   色のなき風や ボカロの ラブソング

「秋の風は華やかさや艶っぽさが無い。

その様子を作曲している時に使うボーカロイド

機械が歌ってくれるけれど、

機械の声なので、色っぽさや切なさが

人が歌うよりも感じられなくて

色のなき風に取り合わせてみました」

ボーカロイド: 歌詞を送信すると機械の声で再生される

3位   篠田麻里子   特待生5級

   秋の夜 「黒鍵エチュード」に 挑む

「ピアノをやっていた。

黒鍵エチュードは右手がすごく動く

一生懸命練習した。

どこかで頑張っている子がいるんじゃないかな」

夏井いつき : 「黒鍵エチュード」 秋の夜を 挑む

4位   皆藤愛子   特待生2級

   秋渇き ピアノに映る 二重顎y

「食欲の秋で食欲が止まらなくて、

久しぶりにピアノの前に座ったら

二重顎がきれいに映ってた」

夏井いつき : 二重顎 映せる秋の ピアノ嗚呼

 

 C、D ブロックのお題      ポンプのノズル              

≪ C ブロック ≫

1位   Kis-My-Ft2 千賀健永   名人2段

  夏の海を描く スプレーの愁思

「夏は爽やかで、スカッとした感じのイメージ

アクリルのスプレー

Kis-My-Ft2で初めて絵でお仕事をもらって、

スプレーの絵を描かせてもらった。

描いた時、小さいアクリルの粒が出る。

乗っからないと空気に溶けてなくなっていく

それに合う季語―で愁思。

あえて破調。漂っている 終わりがない感じ」

2位   フルーツポンチ 村上健志   名人10段

   秋麗 チョコスプレーの 淡き影

「チョコスプレーってカラフルなチョコの粒つぶで、

ドーナツ・チョコバナナにかかっている。

良い天気の日だとドーナツの影は下にできる。

そこにチョコスプレーの影はない

チョコスプレーは物体なので、絶対影はある。

「チョコスプレーの影があるぞ」と気づける麗らかさ」

夏井いつき : 秋麗 チョコスプレーに 淡き影

3位   馬場典子   特待生4級

   空ボトル ノズルは 律の調べかな

「気づくと中身が無くなっている。

スコスコと間抜けな音がして、ちょっと物悲しい感じ

律の調べは秋の趣、音の調子にひっかけてみました」

夏井いつき : 液切れの ノズルに 律の調べあり

4位   春風亭 昇吉   特待生5級

   コロナ禍の ハンドジェルにも 深む秋

「春頃からアルコール消毒を使うことが多くなってきた。

季節が移ろいだんだん年季が入ってくる

ハンドジェルを使って手を揉み込む時に

秋が深まってきた空気を感じる」

夏井いつき : ハンドジェル 揉み込めば 秋深みゆく

 

≪ D ブロック ≫

1位   中田 喜子   名人5段

   泡ポンプの英知 秋天を仰ぐ

「石鹸が泡で出てくるボトルを「泡ポンプ」

開発している人が、あと一歩で出来るのに

「いったい何が足りないんだろう?」って

天を仰いでいる。

「どうかお知恵をください」という句」

2位   筒井真理子   特待生4級

   玻璃越しの 稲妻湯の中の 乳房

「玻璃越しはガラス越しなんですけど、

実家で子供の頃、お風呂が暗かったので、

稲妻が走った時に、ビーって分かって

お湯が微量揺れた感じをかきたくて、

さっぱりと1枚の絵のように情景だけを」

夏井いつき : 玻璃越しの 稲妻湯に 白き乳房

3位   ミッツ・マングローブ   名人初段

   飴貰うごと 狭霧に 手広げし子

「甥っ子と電車に乗って、消毒スプレーを自分にやって

甥の子にもかけようと出したら

なんの迷いもなくㇲッって手が出る。

まるで飴玉をもらうように。t

霧が立ち込めていると、子供はさわろうとする」

夏井いつき : 飴貰うごと 狭霧に 両手広げる子

4位   A.B.C-Z 河合郁人   特待生4級

   秋風の終電 マイバッグの梨

「ポンプの時点で 消毒 石鹸は想像できた。

終電の窓が開いている換気の良い風が当たっている中で、

マイバッグの中の梨を帰って食べる楽しみな気持ち」

 

2位 4名の中での決勝戦進出者は、

千原ジュニア さんでした。

   鍵盤図 弾く兄の背や 秋の暮