みなさん、こんにちは ! (*^^*)
今日もご訪問いただいて ありがとうございます 💛
人生という戦場で戦っている子供たちへ
引きつづいて、第3弾です。
どうぞよろしくお願いします。
「 レモネードを作ろう 」っていっても、
料理ではありませんよ。
ヴァージニア・ユウワー・ウルフ さんが書いた本で、
こだまともこ訳で徳間書店から出ています。
この本は、アダルト・チルドレン向けで、
とても感銘を受けたので、ご紹介したいと思います。
環境が悪かったために、
ちゃんとした教育を受けられずに
とても悲惨な生活を送っているジェレミーが、
アドヴァイスを受けながら、
少しずつ成長していく姿を描いた物語です。
こんなふうに書いてあります。
≪ ある日、植木鉢とレモンの種を、うちから持っていった。
「ちょっと待つのよ」というのがどういう意味か、
ジェレミーには分からない。
レモンの花が、今度の木曜日には咲かないということが、
分からない。
わたしは、話して聞かせた。
もし、なにかを育てたいと思ったら、
ああ、きれいだなあって、
見ているだけで一日中いい気分になりたかったら、
待たなきゃいけないんだよ。
待っているあいだ、ずっと水をやって、
お日さまに当てて、それから、
毎日、話しかけてやるの。 ≫
とても意味深な言葉ですよね。
人生のあらゆる場面に当てはまりそうな気がします。
ジェレミーの汚れきった部屋をいっしょにお掃除をしながら、
ていねいに1つ1つアドヴァイスをして、
くじけそうになるジェレミーを励ましていくのです。
レモネードを作ろうっていう意味は、
逸話が入っているんです。
それはこんなお話です。
目が見えない女の人が、子供たちにオレンジを食べさせようと
出かけていくんですね。
すると途中で悪ガキに出会って、転ばされてしまいます。
悪ガキはそこで、オレンジの代わりにレモンを握らせるんです。
家に帰って、切ってみて、
果物から酸っぱい匂いがしてきたので、
初めてだまされたことに気がついて、
女の人はかんかんに怒ったのですが……。
その先、作者はこう書いています。
≪ けど、最初に気がつくとはかぎらないんだよ。
たいてい、最初はありがとうなんて言っちゃうんだよ、だろ?
転んだ時、そういうやつらにまんまとつかまって、
レモンを握らされたってことにも気がつかないんだ。
その人はね、
大事にしまっといた砂糖を出してきた。
ほんのちょっぴりで、こちこちに固まったやつ。
それをレモンの絞り汁に混ぜて、
村にある泉からきれいな水をくんできて、
レモネードを作ったんだよ。
で、おなかをすかせたチビたちに飲ませたわけ。 ≫
この悪ガキっていうのは、つまり、
悪い運命とか、悪い環境とか、
事故にあったり、病気をしたり、意地悪な人に出会ったり、
ブラックな会社とか、失恋、不幸な出来事とか、
そういうことって、誰にもあると思うんですよね?
悪ガキっていうのは、
人生の道で出会う不運のようなものを
言っているのかもしれないな
な~んて、読んでいて思ったりしました。
それですっかりこの話が好きになっちゃって、
よくレモネードを作って飲んでいた時期がありました。
旅行に出かけても、
レモンを買ってきてホテルで作ったりして。
注文するんじゃなくて、
自分で作る工程が良かったんだよね。
私は小学校が、すごく遠かった。
片田舎っていうわけでもなかったんだけど、
歩いて45分~50分くらいかかったんですね。
最も遠くから通学している子供のうちの1人でした。
学校のそばにすんでいる子が羨ましくて、
いいなあって思っていました。
5分位歩いては、この辺だったらなと思って、
また10分位あるいて、この辺でもいい。
さらに半分くらいまできて、せめてここ。
家の近くまできても、ここでもいい。
な~~んて、考えながら6年間通学していました。
そういう私は、なぜか駆け足が速くて、
ずうっと卒業するまで、
クラス対抗リレーの選手でした。
走りの練習をしたわけでもなく、
内気で本ばかり読んでいたのに、
おかしい感じがしますよね。
今になって思えば、
毎日毎日、遠い距離を歩いて通学していたから、
足腰が鍛えられていたのかもしれませんね。
通学の距離が遠いというマイナスなことが、
駆け足が速くなるという良い結果につながったわけなんです。
それから昔、夜に勉強をしていたら、
ページをめくる音と筆記具の音だけだったと思んですが、
兄が「うるさい、もう寝ろ!」
って言うんですね。
我が家では兄の言葉っていうのは、
絶対なもので逆らうことができませんでした。
それで仕方なくやめにして、
朝早く起きるようにしました。
兄はたいがい朝は爆睡しているので、
朝なら大丈夫だったんです。
そうしたら、これがいいんですね。
勉強はすごーくはかどるし、
さわやかな気分になるし、
やる気も出てくるし、
それ以来、早起きの習慣が今もずう~~っと続いています。
それ以外にも、朝っていうのは、
ひらめきがあるってことに気がついたんです。
悩みや迷ったことや、
そういうのは夜には考えないで、寝ちゃうんです。
朝早く起きてみると、
思いもしなかった解決策が浮かんできたりします。
今では兄にすごく感謝です。
これなんかも、夜はダメというマイナスですが、
早起きになったという良い結果につながっています。
いいですよ、朝は。
ちなみにある高級ホテルで、
そこに泊まるスーパーリッチの人の習慣を調べたら、
8割の人が早起きだったそうですよ。
銀座まるかんの創始者の斉藤一人さんも、
虚弱体質だったので、
自分のために栄養ドリンクを作ったところ、
それを欲しいという人がいて、分けてあげていたのだそうです。
それが次第に増えていって、いつしか
日本一の納税者で億万長者になったと聞きました。
斎藤一人さんは、
そういう不運とかマイナスなことを、
神さまのプレゼントと言っています。
ただそのままでは良くないけれど、工夫や努力すれば
幸せに変わるものをくれるのだそうです。
知恵を出して、
悩んだり、恨んだりするエネルギーを、
幸せに変換するのです。
この不運も、何か意味があるに違いない
どんな良いことに変えることができるかな?
って考えてみてはどうでしょうか?