桜さくら堂

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心がほっこりする 群ようこ の本 ≪ れんげ荘シリーズ ≫ 感想

ストレス社会の現代、そこからちょっと距離をおいて 都会の片隅でつつましく心穏やかに暮らしている人達の生活を、丁寧にすくいあげて描いている群ようこ氏の人気シリーズになります。

れんげ荘という古びたアパートを舞台に繰り広げられる人間模様は、4部作で

ちょっと疲れてしまった人や癒しを求める人の心をゆっくりと温めてくれる本です。 

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f:id:sakurado:20210220161935j:plain  群ようこさんのレンゲ荘シリーズ

散歩がてら本屋さんに立ち寄って本をながめるのが、

最近の楽しみの1つになりました。

 

何気なく見ていたら、

猫のイラスト装丁の文庫本が平積みになっていました。

茶トラ猫が、のんびりとあくびをしたり、

くつろいだり……。

ちょっと我が家の猫に似ているような……

   f:id:sakurado:20210220162124j:plain ⇐ 散歩するネコ(=^・^=)

 

心がほっこりして、手に取ると、

著者は群ようこさんでした。

群ようこさんのお名前は知っていますが、

未だに1冊も読んだことが無くて……。

 

でも、かわいい猫のイラストにつられて購入しました。

本の装丁って大事ですね!!

それから帯には、

「れんげ荘」でのんびりと暮らすキョウコの心の恋人は、

近所のネコ・ぶっちゃん。

自分の将来に少々不安はあるけれど、

月10万円で楽しく生きる。

35万部突破ロングセラーシリーズ

とあります。

35万部って、みんな読んでるのかぁ

それじゃ、1冊くらい読まないと……

という思いもありました。

帯も大事です。

 

もちろん中もパラパラと詠みましたよ、

突然倒れた実母が救急病院のICUに入って、

面会謝絶。その後、認知症が出て家族がわからなくなって

っていう大変な状況が最初の2~3ページに書かれています。

しかも、主人公のキョウコと母親とは昔から相性が悪く

っていう、表紙のほのぼのとした猫の装丁とは程遠い内容です。

 

それでも行間に漂ってくるほのぼの感があって、

文章も読みやすいし、

自粛疲れで癒しを求めていたので、

やっぱり読んでみたくなりました。

 

キョウコの古アパートに

気まぐれでやってくるぶち猫に、

キョウコは勝手に「ぶちおこと、ぶっちゃん」と呼んで

可愛がっています。

本当の飼い主は上品な高齢の女性で、

「アンディ」っていうおしゃれな名前があります。

猫の行動をみると、

ぶっちゃんの方が似合っているような気もしますが、

もしかしたら、本当の飼い主の家では、

そういう上品な行動をしているのかもしれません。

どうでしょう?

 

老朽化が進んでいるキョウコのアパートには、

他に60歳過ぎのおしゃれでしゅかり者のクマガイさんや、

30歳を過ぎて、自称「旅人」という女性など

いわくありげな住人がいます。

 

キョウコは元有名出版社に勤務していたのですが、

そういう生活に嫌気がさして、

貯金をして早期に計画的に退職をして

今は身の丈にあった無理のない生活を送っています。

 

そういうささやかな日常の小さな出来事を、

まるで日記をつづるかのように書かれたのが、

このれんげ荘シリーズになります。

 

がんばり過ぎてしまった人や、

自粛疲れの人、

なんかなあって思っている人に、

おすすめのハートフルなお話です。

 

第1巻~第4巻まであって、

どうやら第4巻から読んでしまったようです。

 

 

第3巻の (=^・^=) ネコと昼寝 です~♪

   f:id:sakurado:20210220162052j:plain 第3巻 ≪ ネコと昼寝 ≫

これもほのぼのとした猫のイラストがあって、

癒されますぅ。

ちなみに昨日は にゃん、にゃん、にゃんで、猫の日とか。

今日、2月23日も、にゃん、にゃん、みゃうで、

猫の日おまけしてくださあい。

キョウコのもとに訪れるぶっちゃんは、

白黒のぶち猫というので、4巻の猫よりも

3巻のイラストの方が近いのかなって思います。

 

主人公のキョウコさんが住んでいるのは

れんげ荘というレトロ感のあるアパート名なんですが、

冬場は風の強い日だと部屋の中でひゅうひゅうと音が聞こえ、

ストーブを点けてもまだ寒く、

服を着れるだけ着込み、首にマフラーを巻き、

下からの寒気から逃れるため、1日中ベッドの上で過ごす

という凄さなんですね。

 

ちなみに都内で若者に人気の街で、家賃3万。

よくも見つけたものだと感心してしまう。

倒壊寸前のアパートで、

2階建てだけれど、あぶないので2階は貸さず、

今は1階の3室のみ住人がいます。

 

キョウコと実母は相性が合わないのですが、

たとえば甥が就職した時に、

若い人には人気がある会社に就職したと言ったら、

「若い人なんか、どうでもいいの。

ご近所の人たちがわかるような会社じゃないと

意味ないじゃないの」と言う。

なるほど、そういう人なのか、

それじゃあ、キョウコと合うわけないなと納得。

 

第4巻で実母が倒れたのに

なんて冷たい娘なのだろうと思った訳が、

さまざまな母親の言動から

だんだん判ってきたりもする。

 

第4巻から第3巻へと逆に読んでいっても、

家族や同じアパートの住人や、友人や、

ぶっちゃん、その他いろんな出来事が遡っていき、

それでこうなったのかっていう

日常生活の謎解きのような楽しみもあって面白いです。

サスペンスやミステリのような大波は無くても、

のんびり暮らしにも波が立ち、そういう

さざ波のような出来事をていねいに拾って、

読者を裏切らないで等身大で描いてある

のが共感を呼ぶのかなと思う。

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第2巻の≪ 働かないの ≫  です。 

f:id:sakurado:20210220162023j:plain 第2巻 ≪ 働かないの ≫

チユキさんというスタイル抜群の若い女性が

リヤカーをれんげ荘に引っ越してきます。

そういえば1階は3室なのに、

キョウコとクマガイさんと、コナツさんと

チユキさんでは数が合いませんね。

じつはコナツさんは、物置に住んでいたのです。

コナツさんの仕事は、自称「旅人」で、

ほとんど部屋にいないんですね。

 

ところで、みなさん、

リヤカーって知っていますか?

知らない人はスマホかなんかで調べてくださいね。

 

タワーマンションの23階に住んでいたのですが、

そこが嫌になって、友人夫婦に貸して

夏は蚊の大群やいろんな虫が出るという

れんげ荘が気に入って来るのです。

チユキさんはマンションを友人夫婦に貸して、

家賃収入で暮らしていたのですが、

夜逃げをされていまいます。

 

キョウコはというと、

刺繍をしたり、図書館に行ったり、

つつましく穏やかな生活をしていきます。

時どき、市役所の人が、

「 働きませんか 」

と言ってきたりします。

その理由を説明するんですが、

それがこの本のタイトルになっています。

 

 多くの女性があこがれる心やさしく、

ささやかな幸せを大切にする生活。

でもそれは、現実には

手が届きそうで届かない生活のような気がします。

トイレとシャワー室が共用で、🐛がいて、

隣の部屋の音がつつぬけの生活に

飛び込むには、ちょっと勇気がいるかもしれない。

 

そして、ついに 第1巻 れんげ荘 です。

f:id:sakurado:20210220161956j:plain 第1巻 ≪ れんげ荘 ≫

ついに第1巻の解決編というか、

会社を辞めて、れんげ荘に暮らすようになるまでの

キョウコの生い立ちと、

母親が異常なまでにご近所を気にするようになった経緯や

早期に仕事をやめようと思ったきっかけが、

丁寧に書かれていて腑に落ちました。

 

日常生活の謎解きですね、

れんげ荘は駅前は再開発でビルが立ち並んでいるが

少し歩くと古くからの住宅街が広がっていて、

駅周辺は今風の格好をした若者が多いが、

それにまじって古くからの住人とおぼしき

高齢者も多く、

「ここだったら、まぎれて暮らせる」

という場所。

なんとなくわかります。

 

2巻からは女性ばかりの住人になっていますが、

1巻はサイトウさんという男性が住んでいます。

ブラックな小料理店で働いているんですが……。

 

どのエピソードも

私たちの身近でありそうな話ばかりで、 

リアリティがあって共感できます。

そして、読者を裏切らない……

それはどういうことかというと、

普通、サスペンスやミステリーだと

読者の想像を超えた意外な展開があるわけです。

それが意外であればあるほど

面白いってことになります。

小説でもそうですね、

ありきたりの話だとつまらない、平凡だってなるわけです。

 

でも、このれんげ荘シリーズは、

そういう意外性が全くないのです。

読者が想定した範囲内に着地します。

 

もともとこれを読んでいる読者は

意外性を期待していないんですね。

こう月10万円でつつましく暮らしていたけれど、

遺産が転がり込んできて裕福になりましたとさ

とか、

 ミステリを書いたら売れて、映画にもなりました

あるいは、

家庭料理の店を出したら有名人が来て繁盛しました

なんて意外なことは、

普通の人には起こらないんです。

お金持ちの親族が亡くなったりもしないし、

そんな才能なんてないし、有名人の友人知人なんかもいないのです。

 

 

キョウコを身近な人と思って読んできたら、

あら、違ったのね、

となって、どこか遠い人のように感じてしまいます。

 

だから、この話の場合、

意外性がないということが、

 なんですね。

 

キョウコというもう一人の自分が、

出来そうで出来ないつつましい生活をしてくれるのを

追体験することで、

なんとなく癒されてくるのです。

 

ほのぼのと……。

ちょうど猫のように。

      f:id:sakurado:20210210162533p:plain ほのぼの~~💛

    読者のみなさま、こんにちは

           桜さくら堂へ、ご訪問 ありがとうございます !!  

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