あなたはグチや人の悪口を聞くのは好きですか?
あまり好きだっていう人は、いないんじゃないでしょうか。
では、人の秘密を聞くのはどうでしょう?
もし、人から聞いたいろいろなマイナスの話が心の中にたまって苦しくなったら、
あなたはどうしていますか?
それについて、「プロのカウンセラーの聞く技術」で答えてくれています。
東山紘久著 創元社
私のとなりの席に、お局さまの主任ケアマネがいた時がありました。
彼女は、他人の家庭をのぞき見するのが好きなのだと言い、さらに、
「そういう人は、ケアマネに向いている」
と言い放ちました。
「じゃあ、私はケアマネに向いてないかも」
と、私は心の中で思いました。
小心者なので、はっきりと口に出せませんでした。先輩だし。
そして彼女は、私やまわりのケアマネに他所で見たことやあったこと、人の秘密もだだだーっと話しまくるのです。
「王様の耳はロバの耳」という童話のように、彼女のまわりのケアマネは理髪屋が掘った穴のような存在でした。まあ、私たちはそれ以上は漏らしませんからね。
しかし、私はそんなふうに話して発散することができませんでした。
ケアマネージャーはどこへうかがっても、グチや悪口や不平不満、そして泣き言をシャワーのように浴びることが多い仕事です。困っている人を支援するのが仕事なので、当然そうなるでしょう。
健康で楽しく幸せに生きている人から依頼されることは、まずありません。
すると他人から聞いた秘密やグチや悪口がどんどん溜まっていって、精神的に辛くなっていきます。
どうも私はそういうことを、引きずってしまう傾向があるようなのです。
そこで同じような立場にあるプロのカウンセラーさんが、精神衛生をどのように保っているのかを知りたくなりました。
プロの聞き手は、カミナリのときの避雷針のようなものです。
プロの聞き手は、ぐちでも、怒りでも、相手のたまった感情を引き出してもらうようにしますが、それを全部自分の身にためていたのでは、自分が焼き切れてしまいます。
そこで自分の中にため込まずに、自分を通して、外に流し出すようにするのです。
相談者のたまった感情はその人のもの。
相手の感情を自分のものとして、自分の気持ちと関係してため込んでしまうと、聞き手にぐちが突き刺さり、カミナリのエネルギーが家を約のと同じで、聞き手の心を破壊してしまいます。
かといって「ぐちなど言っても、ものごとは解決しませんよ」と封じてしまうと、大きなストレスとなって身体や人間関係を壊してしまいます。グチは積極的に聞いてあげましょう。
ぐちの聞き方は、避雷針と同じです。自分の心の中にため込まず、地中へと吸収させるのです。自分自身の気持ちとそのグチとを関係させないこと、そして、グチの対象と なっている人や物をかばわないこと、親身になって聞いてあげることです。
上手くいっている夫婦と別れてしまう夫婦の差は、長年連れ添って上手くいっている夫婦は、配偶者のグチを避雷針のように聞いているのに対して、そうでない夫婦はお互いにグチが言えない関係だとか。
避雷針のようにグチを聞くのは、仕事だけでなくプライベートな関係でも役に立ちそうですね。
今日も暑いです。
あずきミルクシャーベットがおいしい!!
当たり年賀はがきの交換は今日までですよ。
今年は切手シートが2枚当たっていたので、さっきもらってきました。
遅っ!
クリックありがとうございます💛^^
↓ ↓ ↓
にほんブログ村
こちらはコロナ支援の一環になります。
旅行や食事などの自粛でさまざまな食品が捨てられています。フードロスの支援をお願いします。