なんで自分は、こんな簡単なことができないんだろう。
あんであの時、あんなことを言ってしまったんだろう。
あんなこと、しなければ・・・・
もしかして、あなたは今、自分を責めていませんか?
よーくわかります、それ。
だって、私もそうなんですから。
だけど、クヨクヨしないで生きられる方法がここにあります。
ちょっとだけ考え方を変えるだけで、
あなたはいくらでも大きく変わることができるんです。
心理カウンセラー 植西聰著
それがこの本『折れない心をつくるたった1つの習慣』の中にあります。
- 強い心を手に入れると、人生の中でクヨクヨと悩む時間が少なくなります。
- 自分のことが大好きになり、生きることが楽しくなってきます。
- あなたは変わって、なりたい自分になれるのです。
この本は自分に自信が持てない人やいいことがちっとも起こらない人、それから何をやっても上手くいかないなあと思っている・・・。それでもなんとかしたいなあという健気なあなたのような人に、ぜひ読んでほしい本です。
運よくいい人生を送っている人は、さらに良くなる考え方が書かれていますよ。
- 1章 心を折っているのは、じつは自分だった?
- 2章 なぜ折れやすいのか、意外な原因を知ろう
- 3章 無理にポジティブにならなくていい!
- 4章 自分の中の「へこたれない心」を呼び覚ます
- 5章 ちょっとヘコんだときの確実なヒント
- 6章 立ち直れなさそうな心に効くメニュー
- 7章 「視点」をシフトすれば人間関係に強くなる!
- 8章 脳のしくみを生かした≪高いハードル≫の越え方
- 9章 すぐ折れない心をつくる新しいアプローチ
- 10章 「折れない人」になる言葉の使い方
- ★感想★
1章 心を折っているのは、じつは自分だった?
同じことを人から言われても、そのことで大きく傷つくひともいれば、まったく気にしない人もいます。
他人のちょっとした言葉で傷つく人は、心も折れやすくなってしまいます。
傷つくのは、あなたが自分でそのことにコンプレックスを持っているからなのです。
傷つくポイントは、人によってまちまちです。人から言われて傷つきやすい部分は、自分が自己嫌悪を感じている部分であることが多いのです。
そのコンプレックスが多い人ほど傷つきやすく、心が折れやすい人ともいえるでしょう。
あなたはどんなことを言われると、とくに傷つきますか?
自分自身にコンプレックスが多い人は、「自己肯定感」が低い傾向にあります。
周囲からみて、地味で性格が目立たない人でも、自己肯定感が高いとささいなことでは心が折れないのです。
「このままの自分でいい。自分は他人に愛されて、充実した人生を送れる」と思っているので幸せな人生になっていきます。
逆に、自己肯定感が低いと、どんなに頭が良くて優れた能力があっても、自分に自信が持てずにささいなことでも傷ついてしまい、不幸な人生になっていきます。
人は生まれたときは誰でも、高い自己肯定感を持って生まれてきます。
その人生のどこかで、人は「ありのままの自分」では行けないのだと感じて、自己肯定感が少しずつゆがんできてしまっているのです。
繊細な子供や厳しすぎる親に育てられた子供は、「否定された」という体験を重ねてどんどん自己肯定感が低くなってしまうのです。
心の傷も、体の傷と同じように、少しずつ治っていくものです。
世の中にはもともとは細い枝のように心が折れやすかったのに、次第に心を鍛えて、今ではウソのように打たれ強くたくましくなった、という人たちが数えきれないほどたくさんいます。
2章 なぜ折れやすいのか、意外な原因を知ろう
人の心の中には、いろいろなエネルギーが渦巻いています。
心の中にプラスのエネルギーが多ければ、打たれ強い心の持ち主になります。
マイナスのエネルギーが多ければ、ナイーブで傷つきやすい人になります。
そして、心にマイナスのエネルギーが多い人は、マイナスの出来事も引き寄せやすくなっています。
もしあなたが、「私にばかり嫌なことが起こる」と感じているとしたら、 心にマイナスのエネルギーがたくさん溜まっている可能性があります。
弱い自分から強い自分へと成長する方法は、心にプラスのエネルギーを増やして、心を鍛えていくしかありません。あなたは本気で変わりたいのなら、つぎのような行動をしましょう。
- 今の自分を否定しない。現在の自分と理想の自分とを結ぶためにどうしたら良いかを考えて実行する。
- プラスの人と付き合い、マイナス・エネルギーの持ち主からとにかく離れるようにする。
- 「怒り」のエネルギーは莫大です。怒りの記憶を手放すようにする。
- 「今の自分のままで大丈夫」と口に出して言ってみる。
- 日頃から笑顔でいる時間を増やすようにする。ちょっとしたことで凹んだ時でもできるだけ笑うようにすることで、プラスのエネルギーを増やしていく。
- 完璧主義をやめる。心が折れやすい人は、完璧主義者が多い。完璧にできなくても、「まあ、いいんじゃない」というプラスの感情を持つようにする。
3章 無理にポジティブにならなくていい!
世の中はポジティブ信仰があります。
しかし、苦しくなったりした時には無理にポジティブ思考にしないで、
今日は徹底的に落ち込んでもいい日にしよう。人と会うのはやめて、部屋の中の掃除でもしよう。
と決めるのもいいのだと心理カウンセラーの植西氏は語っています。
もし、ポジティブ思考がしたいのにできなかったら、なかなかできない自分を受け流して許してあげましょう。
目標に向けてチャレンジするときは、がんばりすぎないように少しずつ段階的に目標を上げながら、前に進んでいくのがいいのです。
小さな成果でも自分をほめて、心にプラスのエネルギーを増やすことが大切です。
4章 自分の中の「へこたれない心」を呼び覚ます
折れにくい心、へこたれない心になるためには、心の中にプラスのエネルギーを増やすことが大切です。そして、このプラスのエネルギーを増やすためには、自分のことを好きになる必要があります。
それには日頃から、自分のことを好きになるような行動を心がけ、実践していくことが大切です。つまり、人よりも自分との約束を優先するということです。
他人のストライクゾーンに合わせて生きる必要はありません。
あなたの心を強くするためには、何か好きなことを始めてみるのが1番です。
他の人がなんといっても、
「私はこれが好き」
「これをしているときは、楽しくてたまらない」
というようなことのために、自分の時間を惜しげもなく費やしましょう。
そうすることで、いつでもあなたの心の中をプラスのエネルギーで充満させることができるからです。
あなたが新しく何かを始めたときには、
最初からうまくできなくてあたり前というふうに考えるのが大事だそうです。
何でも完璧にできる人間なんていません。
- 今はできないけど、できるまでコツコツと努力すればいい。
- まずは簡単なことから始めて、次第に難しいものにチャレンジしよう
というように、自分を責める代わりに自分を認めてあげると、心の中に生まれるエネルギーはプラスへと変わっていきます。
5章 ちょっとヘコんだときの確実なヒント
落ち込んだときに、元気が出る方法
1.リフレッシュできるアイテムを用意しておく
- 目をつぶって深呼吸する。
- 体内のマイナスのエネルギーを吐き出すように大きく息を吐き出す。
- 両腕を頭上にのばしてストレッチをする。
- あらかじめ書いてある、自分からの励ましのメッセージを読む。
- 自然の多い場所を散歩する。
- 目を閉じて、「大丈夫、できる。自分は落ち着いている」など、肯定的な独り言をつぶやく。
- 鏡に向かってニッコリとほほ笑む。
- 甘い飲み物を飲む。
2.「マイナス要因」を紙に書いて捨てる
「どうしようもないことにクヨクヨする自分」「人の言葉に振り回される弱い自分」など、マイナスが生まれる要因を紙に書き出します。
それを読み上げてから、火をつけて燃やしてしまいます。
火にが苦手な人は、紙を破いて捨ててもかまいません。
3.嫌な出来事の意味づけを変える
自分の身に起きた嫌な出来事が、良いことだった、もしくは良いことの前ぶれだと考えるようにします。
頭に鳥のフンが落ちてきた(嫌なこと)⇒落ちてきたのが石じゃなくて良かった(良いこと)
または、ツイてる。そんな運(ウン)がつくなんてめったにないことだ。今日はいいことがあると考えるようにします。
4.目の前のことに集中する
今、するべきことに集中して取り組めば、マイナスの感情がどんどん湧いてくるのを防ぐことができます。
5.「成長日記」をつける
どんな小さなことでもいいのです。毎日、自分が「成長した」と思えるようなことを書き留めていくのです。探してみれば自分の成長を感じられることが、毎日いくつかは見つかるものです。
成長した自分を探しているとき、心にはプラスのエネルギーが増えていきます。
6.1日ひとつ、昨日までと違うことをする
新鮮な体験は、思いがけず自分の心を喜ばせて、心にプラスのエネルギーを増やしてくれます。
昨日までとは違う何かをしてみることで、イヤなことがあった過去の自分と、現在の自分とを意識の中で切り離すことができます。
7.共感してくれる人に聞いてもらう
人は自分の言葉に共感してもらうことで、心のストレスを和らげることができます。
「それは大変だったね」という共感してくれるタイプの友人がいるなら、話をして元気をわけてもらいましょう。
8.「やってみたいことリスト」を作る
楽しい未来を思い描くことは、人を幸せにするパワーがあります。
やってみたいことを実際に文字にして、その内容をいつも目に触れるようにすると、脳はそれを見るたびにワクワクします。
6章 立ち直れなさそうな心に効くメニュー
あこがれのあの人になったつもりで、その人の考えや行動をまねしてみるのです。
友達とか先輩とか、恩師とか、テレビに出てくるあの人、思い浮かべるだけでうれしくなってしまうようなあこがれの人とか・・・。
あの人だったら、こんなことで落ち込まないで、きっとこう言うだろう・・・
「ま、いっか」
「ファンタジーマップ」を作るのも1つの方法です。
あなたの写真を紙にはって、そのまわりにあなたが叶えたい夢を示すような写真や雑誌の切り抜きなど、あなたがワクワクするようなものをはります。
このファンタジーマップを見ながら、未来の自分はこの出来事をどう考えるかを想像してみるのです。
何か大切なものを失ってしまったなどのどうしようもない時には、
何もしないで時の流れに身をまかせてみましょう。
空に浮かぶ雲をながめて過ごしてみてはどうでしょうか・・・
7章 「視点」をシフトすれば人間関係に強くなる!
孔子の言葉に、
「虐待されようが、強奪されようが、忘れてしまえばどうということもない」
というものがあります。
相手を許すのは、相手のためではないのです。
自分の幸せのために、憎しみや悲しみを手放すのです。
苦手な人がいるときも、その人を意識しすぎないように注意しましょう。
困った人とは、なるべく普通に接するようにしましょう。ゴキゲンをとったり、特別にやさしくする必要はありません。
ていねいな言葉遣いで、相手と適切な距離を保つようにしましょう。
相手のペースに巻き込まれず、こちらから少し距離を離すことで、なれなれしい相手に付け込まれるのを防ぐことができます。
8章 脳のしくみを生かした≪高いハードル≫の越え方
新しいことに挑戦するときは、誰でも不安になります。
初めての挑戦をするとき、不安になるのは当たり前だ
と考えるようにします。
「初めての挑戦を前にして、自分は緊張しているな」と冷静に受け止めて、その気持ちを抱えたまま、少しずつ前に進んでいけばいいのです。
🌸成功のための5つの方法
1.やるべきことを整理する。
今から自分は何をするべきなのかを整理して、具体的にひとつひとつ落とし込んでいきます。
2.「できる理由」を書いて、数えてみる。
- 自分は健康である。
- 本を読んだりセミナーに行ったりすれば、やりたいことを学ぶことができる。
など、「できる理由」を書き出しているうちに、自信がわいてくるはずです。
3.プロセスを楽しむ≪しかけ≫をつくる
人間の脳は、楽しい、うれしい、わくわくする、こういった良いプラスの感情にさらっされると、活性化して、より能力を発揮することができます。
目標やゴールの途中や、その先に、マラソンの給水地点のような楽しそうなことを設けるのです。
大変そうにみえることでも、その中に楽しみを見出すことで、勇気ややる気がわいてきます。
4.成功したシーンを頭の中でイメージする
人の脳は、想像で体験した気持ちと、実際にそれを体験したことで感じた気持ちの区別がつかないそうです。
これを利用して、想像でうまくいった気持ちを体感するのです。
すると脳はそれがほんとうのことだと錯覚して、どんどん心にプラスのイメージをつくり出していきます。
5.ハードルが高いときは、まずちょっとだけやってみる
実際に手をつけてみると、意外とするすると進むことができたりします。またどの程度のレベルの難しさなのかもわかってきます。
9章 すぐ折れない心をつくる新しいアプローチ
穀物を得ようと思えば、田畑を耕して種をまかねばらならい。それと同時に、大きな富を得たいと思うならば、まずはお布施をすることである。
これはブッダ(釈迦)の言葉が書かれている法句経の中にある一節です。
人間は本能的に、人のために何かをしてあげられたときに、自然と心にプラスのエネルギーが増えるようにできているようです。
長い間使わずに放置されていた物からは、マイナスのエネルギーが放出されています。
あなたの身のまわりにあるいらない物を捨てましょう。
物を捨てるという行為は、過去の価値観や思い込みなどの執着を捨てることです。
いらない物を捨てると、その空いたスペースに必要な物が入ってきます。
自分を助けてくれる人が現れたり、必要なお金が手に入ったり、モチベーションが上がったり・・・。
自分の好きなものに囲まれて、気持ちのいい環境で暮らしていると、心の中にはプラスのエネルギーが増えてきます。
自然のパワーを借りることで、心を強くすることもできます。
遠くへいかなくても、お部屋に花や観葉植物を置くことで、簡単に自然のパワーを取り入れることができます。
また植物は、部屋の中にある悪いエネルギー(邪気)を吸い取ってくれるとも言われています。花一輪を置くだけで、部屋の中の空気がプラスに変わるのを実感できるはずですよ。
10章 「折れない人」になる言葉の使い方
言葉は言霊といわれています。
聖書にも「はじめに言(ことば)ありき」と記されています。
言愛も葉の持つパワーは偉大です。
「人生は言葉の通りになっていく」という法則があ愛もります。
この法則でいくと、グチばかり言っている人は、将来もずっと、グチを言いたくなるような人生を送ることになります。
「私には才能がない」と言っている人は、本当は隠れた才能があったとしても、その才能は発揮されないことになります。
マイナスの言葉をかけていれば、心はマイナスのエネルギーでいっぱいになって、マイナスの出来事がやってきてしまいます。
プラスの言葉を使って、心の状態をプラスのエネルギーで満たせば、プラスの出来事がやってきます。
ありがとう、という言葉は、ポケットにしまってはいけません
これはユダヤの格言です。
ありがとうという言葉は、すべての言葉の中で、特別に大きなプラスのエネルギーを持っているのだそうです。
日常生活の中で、できるだけ多く「ありがとう」という言葉にふれることで、心にプラスのエネルギーを効率よく増やすことができます。
あなたのまわりは感謝にあふれていることに気づきましょう。
★感想★
心が折れやすい人はあなたのように優しい人や真面目な人が多いのではないのかなって思います。そして、自分のことよりも人の気持ちを気遣ってしまうようなそんな人なのではないのでしょうか?
それでも、幸せに生きているのならそれはそれでいいのかもしれません。
でも、もしもそれが嫌で苦しんでいるのなら、心を強くする方法がありますよ。
と、この本の著者の植西氏は語っています。この人、親切ですね。
この本にはずいぶんたくさんの方法が解説されています。
でも、つまるところはあなたの潜在意識に間違って書き込まれた過去のダメな自分を、すばらしい自分に上書きする方法です。
潜在意識はやっかいだなと思います。潜在意識を変えるには、一朝一夕ではうまくいきませんよね。それで習慣なんですね。
この本を読んでいくと、誰でもどこか心にヒットする箇所に出会えるのではないのでしょうか。そのあなたの感覚を信じて、それを毎日ひたすらやり続けることです。
そうすると、ある日、気づいたら、あなたはなりたい自分に変わっていることに気づくでしょう。
これはそういう習慣をつくるための本ですね。
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