あなたは最近、頭の回転が鈍くなったように気がしませんか?
近年の研究では、「脳のゴミ」とよばれるアミロイドβたんぱく質が深~く関係していることがわかっています。
この脳のゴミを取り除いて、蓄積しないようにすれば、 記憶力のアップや集中力のアップ、さらに認知症の予防になります。
そのために効果があるのが、この「脳のおそうじスープ」なのです。
脳神経内科医 内野勝行院長著
1日1杯脳のおそうじスープ / アスコム
- 第1章 なぜ、脳トレには意味がないのか?
- 第2章 「脳のゴミ」を取り除けば脳はよみがえる
- 第3章 脳のゴミが認知症を引き起こす
- 第4章 脳のゴミを消す「おそうじスープ」とは?
- 第5章 「脳のおそうじスープ」の素の作り方
- 体験談
第1章 なぜ、脳トレには意味がないのか?
40代~50代を境に、脳の衰えは進んでいきます。
残念なお知らせがあります。
脳トレに、脳を鍛える効果はありません!
スコットランド・アバディーン王立病院のロジャー・スタッフ氏、およびアバディーン大学の共同研究では、クロスワードや数独(パズルの一種)のような脳トレによる知能低下(つまり認知機能の低下)を防ぐ効果はない、という研究データを発表しています。
また、スタンフォード大学長寿研究センターとドイツのマックス・プランク研究所人間発達研究部門から、脳トレゲームの効果は科学的根拠が不十分である、という声明が発表されました。
つまり、
脳トレさえ行っていれば、記憶力の低下や認知症といった脳の衰えが防げると考えるのは間違いなのです。
認知症の原因として最も多いアルツハイマー病は、15~20年という長い年月をかけて、「脳のゴミ」が蓄積した結果、引き起こされると考えられています。
つまり40歳~50歳には、もうすでに「脳のゴミ」をクリーニングしたり、ゴミを出さない生活習慣を始める必要があるわけです。
1つは、睡眠不足によるものです。睡眠不足が続くと、アミロイドβがうまく排出されず脳内に蓄積するという研究結果が、スタンフォード大学西野清治教授により発表されています。
2つめは、栄養不足によるもです。
アミロイドβの発生を防ぎ、排除をサポートする栄養素を毎日摂ることが大切であると脳神経内科医の西野勝行院長は語っています。
第2章 「脳のゴミ」を取り除けば脳はよみがえる
アミロイドβとは、脳神経細胞を死滅させる毒性の高いたんぱく質です。
このアミロイドβが脳にたまると、アミロイド繊維という硬い糸くずのようなものになり、それが脳神経細胞のまわりに沈着します。それが主に思考、記憶、知恵、随意運動機能などを司る大脳皮質などの脳神経細胞を破壊するのです。
またNK細胞をはじめとした免疫系の働きが抑制されることが明らかになっています。
NK細胞とは、ナチュラルキラー細胞と呼ばれ、外部から侵入したウイルスなどの異物を感知して攻撃する免疫細胞です。
つまり、アミロイドβが溜まると、風邪やインフルエンザなどの感染症にもかかりやすくなったり、がん細胞を攻撃する力が弱くなるということです。
逆に考えれば、「脳のゴミ」をスムーズに排出できれば、物忘れや頭の回転が鈍くなるのを最小限に防ぐことができるのです。
アミロイドβを溜めない、排出を促す働きがある栄養素を豊富に含んだ食品を積極的に食べることで、より効果的にアミロイドβの発生量を抑え、排出できるようになります。
甘いモノ、糖質の摂り過ぎも、脳のゴミ、とくにアミロイドβが溜まる原因となります。
糖を摂り過ぎて血液中の糖が急激に増えると、それを処理するために大量のインスリンが分泌されます。インスリンが大量に分泌すされると、それを分解する酵素も大量に必要となります。
この酵素は、アミロイドβを分解する働きも持っています。
インスリンが分泌されすぎると、インスリンの分解酵素はアミロイドβの分解にまで手がまわらなくなってしまい、アミロイドβが蓄積してしまうことになります。
脳のおそうじをする前に、血のめぐりを良くしておくことが必要です。
ドロドロ血液だと、脳のゴミは血液の流れに乗って体外へ排出されず、脳のゴミの蓄積をまねきます。ドロドロ血液の原因になる悪い油をなるべく摂らないようにして、良い油を摂るようにしましょう。
良い油は、オリーブオイルやエゴマ油、魚に含まれるEPA、DHAなどで、これらは脳のおそうじを強力にサポートしてくれます。
体のサビを引き起こす「活性酸素」が増えると、アミロイドβの蓄積も促進されます。
活性控訴を直接的に除去、排泄できるのは、トマトやエビなど「抗酸化物質」という成分を含んだ食品です。
第3章 脳のゴミが認知症を引き起こす
記憶を司る海馬ではなく、前頭葉の血流量を増加させる脳トレには、記憶力の改善や認知症の予防に直接的な効果はありません。
早めの対策をとることで、完治はできなくても、症状の悪化を抑えることは期待できます。
それには、若いうちから脳にゴミをためないような生活をしていくことが大切です。
脳トレよりも有効なのは、「感情に働きかける、体を使う活動」です。
楽器の演奏やキルトのデザイン、庭いじりといった刺激的な活動など、何らかの目標を設定した活動は、脳を活性化させます。
もう1つは、料理です。
料理は完成形をイメージして、材料を買いに行き、買いそろえた食材を切って、煮て、焼いて、調味料を入れて、味を調えてと、さまざまな段階で脳をフル稼働させる必要があります。
「脳のおそうじスープ」は、スープを作る過程で脳が活性化するだけでなく、スープで摂取した栄養成分が内側から脳の働きを健全化します。
第4章 脳のゴミを消す「おそうじスープ」とは?
「脳のおそうじスープ」は、1日最低1杯、長く飲み続けることで、効果を体感できます。
脳のゴミを溜めず、機能低下を防ぐための栄養の摂り方の基本は、三大栄養素とよばれる「糖質」「脂質」「タンパク質」に加え、ビタミン、ミネラルといった栄養素を過不足なく摂ることが大切です。
栄養不足に陥れば、脳にも必要量の栄養が補充されないため、脳は元気を失い、脳のゴミを排出する力も衰えてしまいます。
薬やサプリメントとは違うので、毎食摂っても問題ありませんし、どのタイミングで摂ってもかまいません。しかも、1食あたり86キロカロリーと低カロリーなので、小腹が空いたときに食べても良いのです。
脳のおそうじスープに含まれる栄養素
- DHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)
- α-リノレン酸
- レシチン
- アスタキサンチン
- γ-オリザノール
- タンパク質
- セサミン
- リン
- ビタミンB群
第5章 「脳のおそうじスープ」の素の作り方
材料(約8杯分)
トマトー大1個(約200g)
蒸し大豆・くるみー各50g
桜えびー10g
すりごまー大さじ3(18g)
ツナ缶(ノンオイル)ー2缶(140g)
塩ー小さじ1(6g)
中濃ソースー大さじ1(18g)
こめ油ー少々
作り方
1.トマトをおろし金ですりおろす。
2.蒸し大豆とクルミを保存袋(大)に入れて、クルミを砕きながらもむ。
3.2に1と、その他の材料を入れる。
4.揉み混ぜてから平らにして、冷凍保存する。
※ナッツの食感が気になる場合は、めんぼうやコップの裏を使うと、より細かく砕きやすいです。
食べ方
1.冷凍保存したスープの素(60g)を割って、うつわに入れる。
2.熱湯(150ml)を注ぐ。
3.こめ油を少々たらして完成!
💛毎日1杯は必ず飲み、最低3週間はつづける。
💛朝・昼‣晩の食事のときにかぎらず、小腹が空いたときに食べてもOK!
1食わずか86㌔カロリー。
💛ナッツや大豆など、腹持ちのいい食材が入っているため、空腹感も解消する。
💛具材も残さず食べると、脳のおそうじ効果がアップ!!
食材は脳のおそうじをサポートする成分が豊富に含まれています。
しかも、どれもいつもの近くのスーパーで手に入るものばかりなのは、うれしいですよね(⋈◍>◡<◍)。✧♡
すりごま:セサミン
活性酸素の除去をサポートするセサミンを摂ることができます。
DHAの酸化防止効果もあり。
蒸し大豆:ビタミンE、リン、ホスファチジルセリン
脳の活性化に欠かせない、ホスファチジルセリンやリンを摂れるうえ、抗酸化作用のあるビタミンEも豊富です。
ツナ缶:DHA、EPA、ビタミンB群
マグロからは血液サラサラ効果が確認されている良質な油の代表格であるDHA、EPA、ビタミンB群をたっぷりと摂ることができます。
ノンオイルのもののほうがDHAが多いので、おススメ。
トマト:リコピン、ビタミン
脳を錆びつかせて脳にゴミを溜める原因である「活性酸素」を除去する働きを持つ抗酸化成分とよばれる機能性成分に分類される「リコピン」のほかに、ビタミンもたっぷり含まれる食品です。
桜えび:アスタキサンチン、タンパク質
抗酸化力が高いアスタキサンチン、動ける体づくりに欠かせないたんぱく質も豊富です。
クルミ:α-リノレン酸
α-リノレン酸をはじめとした良質な油がたっぷり含まれています。
ソース:スパイス
スパイスや生姜などで作られていますが、スパイスの香りは記憶を司る海馬を活性化させます。香りもしっかりと楽しんでください。
こめ油:γ-オリザノール
γ-オリザノールを含む数少ない良質な油です。
ちょっとひと垂らしするだけでも十分です。コクと旨味もアップします。
これに、冷凍のきざみネギをぱらぱらと入れると彩りも良く食欲もアップします。
冷凍の野菜は他にもパクチーやほうれんそうやいろいろあるので、お好みの野菜を入れてみてもいいですね。
体験談
初めにもお話しましたが、私はこの「脳のおそうじスープ」を飲む(食べる)ようになってから、お菓子やコーヒーにお砂糖などの甘いものの摂取が少なくなりました。
珈琲もブラックでおいしく味わって飲めるようになりました。
お菓子をあまり食べたいと思わなくなったので、すごく良かったです。
ダイエットにも糖尿病予防にも、それから経済的にも節約できて良かったです。
また、なぜかよく眠れるようになりました。
なぜかわかりませんけれど、私が思うことは、たぶん脳が栄養不足だったのだろうと思います。
食事をちゃんと摂っているつもりでも、脳の何かの栄養が不足していたのだと思います。それで、脳はもっと摂取するように指令を出します。
ところが、脳が必要としている栄養がわからないので、甘いものをどんどん食べていたのではないのでしょうか・・・。脳が要求しているのは甘いものだと勘違いしていたのかもしれません。
だから、いくらお菓子を食べても、また甘いものが食べたくなってしまうという悪循環に陥ってしまっていたのではないのでしょうか。恐ろしいことです。
なぜなら、この「脳のおそうじスープ」を食べるようになってから、不思議とそういうことが、ピタッと止まったのです。食後にお菓子も食べたくなりません。
これはエビデンスがあるわけではないのですが、とにかく良かったです。
↓↓↓それがこの1日1杯脳のおそうじスープになります。
もっと詳しく、スープの作り方も載っています。
他に、簡単アレンジメニューのレシピもあります。
この本には、脳のおそうじスープをベースにしたアレンジスープのレシピもたくさん載っていて、どれもおいしそうです。
- ころころ鶏むね肉と納豆のおみそ汁
- 牡蠣とほうれん草のミルクスープ
- キムチチゲ風スープ
- 玉ねぎのスープグラタン風
- もち麦と豚しゃぶ肉の中華風スープ
- きのことあさりのもぐもぐスープ
1家に1冊あってもいい常備薬、というか常備本になっています。
記憶力アップ×集中力アップ×認知症予防 1日1杯脳のおそうじスープ [ 内野勝行 ]
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