万年筆の良さっていうのは、一本の線であってもインクの濃淡が出て味わがある文字になるっていうか、温かみがある文字になるっていうか、そういうところなんじゃないのかなあって思います。
こう力を入れたところは若干太めの線になったり、とめのところは濃くなったりして、面白いし、個性も出てきますよね。ボールペンだったら、なかなかこうはいかないなって。
小学生のとき。初めて万年筆を使おうとしたら、兄に「鉛筆と違うんだから、力を入れて書いたらペン先がダメになるぞ」っていわれて、ドキドキして書いたのを思い出します。
子供向けの雑誌の付録だっんだけどね。
なんだか、ちょっぴり大人になったような気分になって、すごくわくわくしたっけ。
そういうのって、きっと少数派かもって思います。忙しい現代では、万年筆はあまり向かないですよね。
ちょっとだけどインクが乾くのを待たなければならないし、
インクだって、ボールペンよりは早く切れてしまい、カートリッジを入れかえたり、インクを吸入したりと、手入れだって面倒です。
だけど万年筆愛好家にとっては、そこがまたかわいいところです。
大すきなペットのように、
「ごはん、ごはん」と催促したり、
「遊んでよ」とじゃれついてきたり、
トイレの世話だってあります。
時には不機嫌になったりして・・・。
でも、そういう面倒なところも含めて、ペットって限りなくかわいいですよね。
ペットと並べるのもどうかとは思うんですが、
まあ、そんな感覚とでも思ってくれたらいいのかな。
そして、そういうわけで、
理由もなく、私は万年筆がただ好きなのです。
朝、一日の計画を立てるときには、必ず万年筆で書きます。
うん、やるぞ!!
という気分になってきます。
かといって、私はコレクターではないので、そんなに多くは持っていません。
極細字、中字と太字の中間くらいの中字、をそれぞれ1本と、細字を2本、モンブランの違うモデルのものを使っています。それぞれみんなちがう色を入れて楽しんでいます。
だけど、たまに数年に1度くらい、新しいやつが欲しくなってきます。
たいがいは我慢してやり過ごすのですが、買うとやっぱりテンションが上がります。
心の中で、鈴が鳴るのです。
今回は、ちょっと買ってしまいました。
もちろん、使うつもりで買ったのです。M字だから、これにミッドナイト・ブルーを入れて使おうと思っていました。
それなのに、未だに使えていません。
眺めてニヤニヤ、手にしてニヤニヤしているだけです。
これでは、コレクターではないか。なんということだろう・・・。
さて、今回私が新しく買った万年筆というのは、これです。↓↓↓
MONBLANC グレートキャラクターズ ザ・ビートルズ スペシャルエディション
ビートルズ・・・そういう世代ではなかったけれど、真っ暗闇の中を歩いていた高校時代。
その道を強烈な光で照らしてくれたのが、ビートルズの曲でした。
もうとっくに解散していたけれど、遡るようにして独りで聞いていました。
今、クラシックだの、その前はジャズだのといっているけれど、そのはるか前に胸躍らせて聴いていたのはビートルズ。すべての曲を知っている・・・。
いつ頃から聴かなくなったのだろう・・・か。
やっぱりあれから。あのショッキングな事件から、聴かなくなってしまったような気がします。
今から思えばだけど、なんとなく封印してしまいました。
そして、今、このビートルズの万年筆を手にすると、なぜか頭のなかに、いろんなビートルズの曲が聴こえてくるのです。
なぜなんだろう。
万年筆から曲が聴こえてくるなんて・・・・。
みなさん、こんにちは!
いつもご訪問をありがとうございます💛
「テンションが上がるものを買うのは、無駄使いじゃないよ」
斎藤一人さんの言葉です。
いいこというなあ・・・。
クリックありがとうございます💛^^
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