とある秋の日、キャンプに出かけていったすみっコたち。
すみっ湖で楽しい時間が過ぎて夜が更けいていくと、夜空にはいつもより大きなブルー・ムーンが輝いていました。
すると、ぺんぎん?が、ある伝説を思い出します。
それは・・・・
5年に1度おとずれる、青い大満月の夜。
魔法使いたちが町にやってきて、夢を叶えてくれる
というもの。
その伝説のとおりに、わん、つう、すりー、ふぉー、ふぁいぶという5人の魔法使いが魔法の船に乗って月からやってきます。
わんが、しっかり者のリーダーの魔法使い。
つうが、頭が良くて物知りの魔法使い。
すりーが、いたずらっこですばしこい魔法使い。
ふぉーが、くいしんぼうで力持ちの魔法使い。
ふぁいぶは、1番小さい魔法使いで、まだうまく魔法が使えません。
ふぁいぶは、魔法使いの中で、ちょっとすみっコのような感じなんですね。
魔法使いたちは、すみっコがいる世界に°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°魔法をかけると、街じゅうがキラキラと輝いて遊園地やパーティ会場のように彩られました。
すみっコたちは楽しい夜を過ごし、やがて魔法使いたちは船に乗って月へと帰っていきました。
ところが、末っ子のふぁいぶと間違って、たぴおかを連れ帰ってしまいます。
そして、ふぁいぶが置き去りにされてしまいました。
困ったふぁいぶは、やさしいとかげの家に泊まらせてもらうことになりましたが、とかげの家には、秘密があって・・・
キャラがとてもかわいくてほんわかしているので、それだけで満足という人も多いかもしれません。
でもじつは、大人が観てもじゅうぶん楽しめて癒される、よく出来たお話になっています。
ただし、子供の心を失っていない大人ならば、なのですが。
この映画は、すみっコぐらしの劇場アニメの第2弾になっています。
でもワタクシは、大人気だという第1弾を観ていないし、それ以外のものも知りません。
今回は、誘われてなんとなく映画を観たのでした。
でも、いいお話だというのは、すぐにわかりました。
まず、キャラが個性的でいいですね。
どのようにいいかというと、能力主義の現代の風潮に汚染されていないところです。
みんな、それぞれに悩みがあったり、ささやかな夢があったりします。それを頭から否定しないで、みんながやさしく受け止めているんですね。
そして、肩よせあって暮らしています。
昔の長屋のようですね。あ、長屋って、ごぞんじですか?
今だったら、グループホーム? それともシェアハウス?
キャストは、こんな感じです。(あ、知ってるって?)
しろくま:北から逃げてきた寒がりで人見知りのクマ。あったかいお茶をすみっこで飲んでいる時が1番落ち着くとか。
ぺんぎん?:自分はぺんぎん? 自信がない。昔は頭にお皿があったような・・・。
とんかつ:とんかつのはじっこ。お肉1%、脂肪99%。脂っぽいから残されちゃう。
ねこ:恥ずかしがり屋で気が弱く、すぐすみっこを譲っちゃう。体系を気にしている。
とかげ:じつは、恐竜の生き残り。つかまっちゃうので、とかげのふりをしている。みんなには秘密。
ふろしき:しろくまの荷物。すみっこの場所取りや寒い時に使われる。
ざっそう:いつかあこがれのお花屋さんでブーケにしてもらう!という夢を持つポジティブな雑草。
えびふらいのしっぽ:固いから食べ残された。とんかつとは、心通じる友。
たぴおか:ミルクティーだけ先に飲まれて、吸いにくいから残されてしまった。
ほこり:すみっこによくたまる能天気なやつら。
にせつむり:じつは殻を被ったナメクジ。うそついてすみません~~~。
おばけ:屋根裏のすみっこに住んでいて、怖がられたくないのでひっそりとしている。お掃除好き。
う~~ん、どのキャラも甲乙つけがたく、愛すべき≪気のいい、楽しい仲間たち≫っていう感じがしますね。
みんな、どこかで出会った誰かに似ていませんか?
えびふらいの固いしっぽは、頑固な✖✖さんに似ているなあとか、
ざっそうも、今のままではその夢厳しいんじゃないのかなとか、
とんかつは、ちょっとしつこいよね、みたいな・・・。
ワタクシの中にも、いろんなキャラがごたまぜになって存在しています。
しろくまのように、みんなとちょっと違うな~~っていう部分があるし、
ねこのように恥ずかしがり屋でもあるし、
ざっそうのように高望みな夢をみたり、
にせつむりのようにありのままの自分をみせられなくて、ちょっと背伸びをしちゃったりして・・・
・・・他もいろいろあるなぁ。
とかげが恐竜の子っていうのは、すごいポテンシャルです。
だけど、とかげの夢は、強~いゴジラのようになることじゃないんです。
ゴジラはすごいですよ。
アメリカまでいって、ヒットして、スーパースターの大成功者ですからね。
(冗談ですよ)
お母さんと暮らしたい
これが、トカゲの夢なんです。
夢っていえば、夢についても、ねこが夢を失って・・・・こうなって・・・って、
ちょっとふれています。
テーマは大きく強くとか、成功とか、誰かに勝ってっていうような能力主義じゃない、競争主義ではないんですね。
やさしさや思いやりや、そういう目に見えないようなものを描いているのですね。
だから、観ている人が癒されたり、ほっこりとするのだろうと思います。
まだ幼い、心で物語を観たり読んだりする子供には、それがわかるのだろうと思います。
競争に疲れた大人も、ときにはのんびりとすみっコぐらしの映画で癒されてみてはどうでしょうか。
監督を「夏目友人帳」の大森貴弘氏、脚本を「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」の吉田玲子氏が務めています。
【作品資料より】
これ、記念にいただきました!
どうもありがとうございました。
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