夜間の大地震、びっくりしましたね!!
みなさまは、大丈夫でしたか?
被害にあわれた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
大きな横揺れを感じながら、
ふと11年前の東日本大震災の日のことを思い出しました。
あの日、ワタクシは勤務中でした。
当時は知的障碍者の施設の正職員だったため、シフトに入っており、遅番勤務でした。わりと重度の方も多いところでした。
地震があった時には、入浴介助をしていました。
いつもの入浴の介助は、中で身体を洗う職員が2名と、外で着脱の介助をする職員が1名の合計3名で行っていましたが、その時は中介助が1名と外介助が1名の2名で行っていました。
そして、ワタクシは外の介助でした。
脱ぐことが出来ない利用者さんの服を脱いで、つぎつぎと中へと入れていた時に、大きな揺れがありました。
すぐに浴室を見ると、浴槽のお湯がどっぷん、どっぷんと、天井まで届くほど波立っていて、その中で利用者さんが溺れそうになっていました。
服のまま浴槽に入って、急いで利用者さんを出して、みんなに服を着せて、もう1人の職員と共にみんなを安全な所へ連れていきました。
それから施設じゅうの部屋やいろいろな場所にいる利用者さんも、みんな安全な場所へ移動させました。
なにしろ重度な知的障害者さんというのは、移動させるのがものすごく大変な仕事なのです。たとえば自閉症の方などは強い拘りがあって、なかなか今いる場所をがんとしてふんばって動こうとしないのです。
なんとか連れていってTVを観ると、近くの関東地方のようすが映っていました。東北は大変な被害とのことですが、まだ肝心の震源地の映像はまだ放送されていませんでした。
それから日誌を書きました。日誌は何かあった度にすぐ書かないと、次から次へといろいろな事が起こるので、後でまとめて書こうとすると、どうしても書き漏れが出てしまうからです。
そうやって日誌を書いている時に、2度目の強い揺れがありました。
と同時に、施設長が駆けつけてきました。
「だいじょうぶか」
と真剣な顔で聞いてきましたが、全員無事でケガもなく、施設も特に壊れた所もないと報告すると、表情がゆるんで、今度は男子の棟の方へ駆けて行きました。
ワタクシの勤務は、夜の10時が交替になります。
9時過ぎに夜勤の人が来ると、施設長が「もう帰っていいから」というので、帰路につきました。
まあ、帰りも車で遠方なので、いろいろ大変だったのですが、裏道から裏道へとたどってゆくと渋滞にも巻き込まれないで家にたどり着くことができました。
自分としては、まあ、役目は果たせたかなあって思うのですが、
こんなふうに出来たのは、理由があります。
それは地震の直後に、家族から、
「こっちは、大丈夫」という一報が、メールで入っていたからなのです。
ワタクシも、こっちも大丈夫だというメールを送りました。
そして、その直後から、一切のメールが届かなくなりました。
でも、一番気がかりなこと「家族は心配ない」ということがわかっていたから、
安心して、冷静に勤務を果たすことができたのだと思います。
もし、それがわからなかったら、気もそぞろで、どうなっていたかわかりません。
災害時に大事なことは、まず情報だなと、その時思いました。
今も、そう思っています。
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