一生待っていて、風は吹くか。
吹かないこともあるかもしれない。
でも、吹くこともある。
ずうっと待っていれば、風は一度ぐらい吹きますよ。
「夜明けを待ちながら」(東京書籍)という本の中で、
五木寛之氏が風を待つということを書いています。
風を受けて走るヨットがあったとして、風がなければヨットは走らない。
だからといって帆も上げないで昼寝をしていては、いくらいい風が吹いたとしても走るチャンスを逃してしまう。
風が吹いたとき走れるように、せめて帆だけは上げておくというように風を待つ、
そういう気持ちの準備だけはしておいたほうがいいのです。
風を待つ……なんだか素敵な言葉だなぁと思って、書きとめておいた言葉です。
準備なき者に、神は一切の介入をしない
これはいつも櫻庭露樹さんがおっしゃっている言葉ですね。
確かに「なにかいいことないかなぁ」って寝ているだけでは、さすがにダメなんじゃないのかなあって思います。
逆に言えば、準備をしている者に神は介入するということなのか・・・。
ただ、今までの経験からすると、準備をしていると風はわりと何回も吹きましたね。
何回も、何回も吹いたように思います。