俳人の夏井いつき先生が、
YouTubeの俳句チャンネル(6月10日)で、選句について質問に答えていました。
質問内容は、
結局は選者の好みでは?
・・・というものでした。
これは誰もが一度は思うことですよね。
それに対する、夏井いつき先生の回答は、
最初はどの先生が選んでも、レベル以下の句は落とされます。
つまりハシボウの句ですね。
橋にも棒にもかからないという・・・
段々厳しく選んでいっても、どの先生も選句の基準は同じです。
ただ、最後にどれを優勝の句にするかという段階になって、初めて選者の個性が出てきます。
ここの段階で、初めて自分らしい(夏井先生)個性で、句を選びます。
なんだか妙に納得するお話でしたね。
文学賞なども、最終選考くらいまで残る作品は、ほぼあるレベル以上なので、ここで優勝作品を選ぶ段階で、選者の好みや個性が出てくるようです。
これはあくまでも私の感触からそう感じています。
面白いのはここからで、
では、選者の好みや流行に合わせて俳句を作った方が良いのか
ということになります。
まるで試験の傾向と対策みたいですね。
これには、夏井いつき先生は、
「それに自分を寄せていって楽しいか?」
と言っています。
「流行なんて一周まわってまたもとの所に戻ってくるのだから、自分が好きな句を作っていれば、いつかそれがいいっていうことになるかもしれない」
これに対して、家藤正人さんが、
「私らしく牙をみがいていく」ということですね。
と言って〆ました。
私らしくキバをみがく・・・この言葉が胸に刺さりました。
なんだかカッコ良くありませんか。
俳句だけではありませんよ。何をするにも、
自分らしく牙をみがく。
地味な毎日の中で、静かに密やかに、コツコツと・・・
自分らしく牙をみがいていきましょう。
みなさん、こんにちは💛
いつもご訪問をありがとうございます。
夏井いつき先生の俳句チャンネルを初めて観ましたが、
自然体で面白そうな番組でした。
いつもクリックありがとうございます💛^^
↓ ↓ ↓
にほんブログ村