桜さくら堂

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しないことリスト・pha/感想・レビュー・要約(上)

もしかしてあなたは今、お疲れではありませんか?

毎日、無数の「しなきゃいけないこと」があって、いつも何かに追い立てられているよう・・・

これでは幸せからは、程遠い生活ですよね。

だけど「しなきゃいけないこと」を1つ1つ検討していくと、

99%は「本当は別にしなくてもいいこと」なのです。

 

なぜしないといけないかが、自分でよくわからないことは、もうやめよう。

まわりに理解されなくても、自分で実感の持てることや、自分のしたいことだけをやっていこう。

 

・・・と言っているのは、「しないことリスト」の著者・phaさんです。

 

しないことリスト・pha/大和書房

 

・自分に合ったペースや価値観で行動すること

 

を提言しているphaさんは、元「日本一」のニートを自称しています。

日本一かどうかはさておいて、京都大学を卒業して普通に就職して働いたという経歴をお持ちです。

ですが、いわゆるラットレース中にエネルギー不足でレースから下りたそうです。

注・ラットレースは「金持ち父さん、貧乏父さん」に出てきますので、ググってください。

同じように普段からエネルギー不足を感じているワタクシは、共感をおぼえる部分が多々ありました。

 

この本「しないことリスト」では、

第1章 所有しないリスト

第2章 努力しないリスト

第3章 自分のせいにしないリスト

第4章 期待しないリスト

の36個に分類されて「〇〇しなきゃいけない」を検証しています。

 

第1章では、「余計な買い物をしない」「お金で解決しない」「高い家賃を払わない」「自分だけで独占しない」「頭の中だけで考えない」「読みっぱなしにしない」「デジタルにしない」「過去に固執しない」「高く積み上げない」など、どれも共感するものばかりですが、その中で気になった言葉は、

 

・人間の注意資源は有限

 

というものです。

これはどういうことかというと、人が有効に活用できるモノの数には限りがあるというものです。

寝室が10にお風呂が3つあるような広い家を持っていたとしても、1つのベッドにしか寝ることはできないし、浴室だって1人なら1つくらいしか使いませんよね。

モノ以外でも、知人や友人の数や体験の数でも、たくさん持てば持つほど、1つ1つに対する思い入れや感動は薄くなっていきます。

 

「モノをたくさん持っているのが豊かだ」という考えは古くなっていて、持っているモノは少ない方が気楽でいいという人が増えています。

phaさんも持っていると管理コストがかかるので、モノは必要なときだけ借りて使えばいいという考えですね。

 

だからといって、たくさん稼いでリッチな生活をするということを否定はしていません。

ただphaさんの場合は自身が持っているエネルギー量が少ないので、つまり体力があまりないので、

お金を稼ぐために働いて、そのことでストレスを溜めて、そのストレスを解消するためにお金を使ってしまうというループから抜け出して、

あまり働かずにあまりお金を使わないという生活にしたのだそうです。

 

第2章では、「だるさを無視しない」「元気でいつづけない」「自分を大きく見せない」「睡眠を削らない」「一人でやろうとしない」「すぐに決めつけない」「イヤなことをしない」「土日を特別視しない」「一カ所にとどまらない」について語られています。

 

がんばることもいいけど、それよりも一番いいのは「がんばらないでなんとかする」ということだ。

 

これはいい言葉ですね。

気力や体力の限界を超えているのに、「もっとがんばらなきゃ!」と思ってしまって体を壊したり、心を病んだりしている人が結構いるしもったいないことです。

怠惰は美徳だと、ラリー・ウォールという有名なプログラマの言葉があります。

なぜ怠惰が美徳かというと、怠け者は仕事をやりたくないので、どうすれば早く効率的に仕事を終わらせられるかを真剣に考えるからです。

一方、働き者は、体力や根性(精神論)でなんとかしようと、それこぞ無理してがんばってしまうからです。

 

これについて斉藤一人さんも、同じようなことを言っていますね。

「どうやったら楽に出来るようになるか、知恵を出すんだよ」と。

斉藤一人さんも自身で体力が無いと言っています。

じつはワタクシも無いんですよ、あ、最初に言いましたね。

 

だるさを無視しない

 

これは大事だと思います。

だるさを感じるときは、「体調が悪い」とか「精神状態が悪い」とか「今やっていることがあまり好きじゃない」とか、そうした漠然とした現状への違和感が体や気分のだるさとして表れているのだ。

 

とphaさんは語っています。

私の体験からいっても、これは未病という状態で、こういう時に無理してがんばってしまうと、ヘマをやります。

仕事や大事な場面で大失敗をやらかしちゃうんですね。

あるいは病気になったりして、それも長期間休むような事態になってしまったりすることがほとんどです。

でも、だるさとかでは休めないのが現状なので、そういう時はせめて≪がんばらない≫≪無理をしない≫のがいいのかなと思います。

 

すぐに決めない

 

では、優柔不断だというphaさんが、決断が遅いことの利点について、

ジェームス・W・ヤング『アイデアのつくり方』という本を例にあげています。

これは文章を書く上でも参考になりそうです。

 

1.資料を集める

2.集めた資料を読み込む

3.調べたことを完全に忘れて違うことをする

4.そうすると、ふとしたときにアイデアが降りてくる

5.思いついたアイデアを実現可能なように調整する

 

このなかで、3の課程が1番重要なのだとか。

Phaさんは、無意識の中にいる「頭の中の小人」が働いてくれるのだと思っているのだとか。

なんだか楽しくなってきそうな思い方ですね。

実際は、自分では意識できない脳の無意識の部分でも、実はいろいろな情報処理がされているのだそうです。

 

Phaさんの考え方や生き方は、とても柔軟で無理がありません。

ムリをしないこと、がんばらないこと、がphaさんの主軸になっています。

さて、これで2章まできました。

ですので、ワタクシもムリをしないで、第1章と第2章の感想を(上)として、一旦ここで区切ろうかなと思います。

つづきの第3章と第4章の(下)は、後日、がんばらないで書きたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

では。

みなさん、お疲れさまでした。

 

 

著者・pha(ふぁ)さん

1978年生まれ。大阪府出身。 現在、東京都内に在住。

京都大学総合人間学部を24歳で卒業し、25歳で就職。 できるだけ働きたくなくて社内ニートになるものの、28歳の時にインターネットとプログラミングに出会った衝撃で会社を辞める。以来、毎日ぶらぶらしながら暮らしている。

シェアハウス「ギークハウスプロジェクト」発起人。 著書に、『人生にゆとりを生み出す 知の整理術』(大和書房)、『ニートの歩き方』(技術評論社)、『ひきこもらない』『持たない幸福論』(幻冬舎)、『フルサトをつくる』(ちくま書房)がある。

 

 


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