桜さくら堂

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しないことリスト・pha/感想・レビュー・要約(下)

今の世の中は、無数の「しなきゃいけないこと」であふれています。

幸せになるために、「しなきゃいけないこと」が多すぎて、誰もがみんな疲れ果てています。

その理由の1つは、「情報が多すぎるから」です。

情報がなければ、他の人と比べることもないですから、自分の幸せに満足ができたのです。

 

そして、もう1つの理由は、「そのほうが儲かるから」です。

 

しないことリスト・pha/大和書房

 

人がモノを買いたいと考える理由は、2つあるとされています。

1つは、欲望を刺激すること。

もう1つは、不安を煽ること。

 

人間は現状に満足すると、お金を使わなくなります。

「このままではマズイですよ」と不安にさせた方が、お金を使ってくれます。

 

というわけで、元「日本一のニート」と本に書いてあるphaさんは、

 

・自分に合ったペースや価値観で行動すること

 

が大切であると本書「しないことリスト」の中で語っています。

そもそも元「日本一のニート」というのも、その基準が疑わしい感じがしますが、

何でも日本一という言葉に弱い人には、「そのほうが儲かる」からなのでしょう。

それはともかく、本書の内容はあなたが楽になる提言が盛沢山なので、読んで損することはないと思います。

では、前回の続きで、第3章からの感想になります。

 

この本「しないことリスト」では、

第1章 所有しないリスト

第2章 努力しないリスト

第3章 自分のせいにしないリスト

第4章 期待しないリスト

の36個に分類されて「〇〇しなきゃいけない」を検証しています。

 

第3章では、「二択で考えない」「自分の実力にしない」「孤立しない」「つながりすぎない」「予定を守らない」「差別しない」「同じ土俵で戦わない」「感情を殺さない」「絶望しない」などが語られています。

Phaさんは、今の社会では、何か事件を起こしたり、生きるのが下手だったりする人を責める声が大きく感じるそうです。

個人の努力でだけではどうしようもないことが人生には多くあり、人間は誰でも予想外の事故や災害や病気に襲われて、人生が辛くなる可能性があります。

 

特に問題なく暮らせている人も、運が良かっただけとのこと。

だからといって「すべて社会のせいだ」と考えるのも良くない。だから、

『自己責任は50%、自分ではどうしようもないことが50%』というくらいに考えておくのが、自分に甘すぎず厳しすぎず、ちょうどいいバランスなんじゃないだろうか。

 

・・・とphaさんは語っています。

 

予定というのは、守らないほうが楽しい。

 

そうなんですか・・・。ここまでだいたい共感してきたのですが、凡人のワタクシにはだんだんそれも怪しくなってきました。

そもそも誰かと100%共感なんて、まずないですから、仕方がないことでしょう。

 

・ライブなどのチケットを買っておいて行かないと、チケット代以上の楽しさを感じられる・・・?

・千円札を燃やしたときの快感・・・?

 

まわりの人たちに「予定をあまり守らない人」と思われてたほうがラクだ。

 

なるほど、そういう考えの人もいますね。

これは予定に追い詰められている人や、完璧主義傾向の人にとっては、こういう考えもちょっとだけ取り入れてみる価値はあるのではないでしょうか。

 

同じ土俵で戦わない

 

働き方は大雑把にわけて、

・そんなに特別なことができるわけじゃないけど、1つの場所に留まってまわりとの協調性を大事にしてやっていく

・何らかの技術を身につけて、それを頼りにいろいろなところを転々としながら生きる

の2つがあります。

 

多数派のために作られた働き方の中では、少数派は不利な戦いを強いられる。

同じ土俵で戦っても勝ち目はないので、なんとかして自分に向いた場所を見つけよう。

 

Phaさんが言うのはもっともなことです。

これについて斉藤一人さんが、「ウサギと亀」の競争について、あれはそもそも陸で戦うのは亀にとって不利で、ウサギに有利な戦いだった。

もしも亀が水中戦に持ち込めば、絶対亀が有利な戦いだった。

・・・と、このように話していました。(笑)

 

第4章では、「閉鎖的にならない」「何かのためにしない」「最後まで我慢しない」「仕事に身を捧げない」「人の意見を気にしない」「議論しない」「あえて何もしない」「長生きしない」「完璧を目指さない」などがあります。

 

人が苦しみを感じることが多いのは、世界が自分の思うように動いてくれないこともあります。

「こうでなくてはいけない」「こうなるはずがない」といった思い込みにこだわるのをやめて、

「これはこのくらいで仕方がない」「世の中はこんなもんだしな」という妥協も必要です。

 

生活の中で少しだけ諦めや受容を取り入れると、ラクになる効果はある。

 

ということを、この章では語っています。

 

何かをするときは、「それが何の役に立つか」を考えるよりも、そのこと自体を楽しむのが健全だ。

 

例えば、本を読むと知識が増えるということで読むのではなく、本を読むこと自体を楽しむということです。

ゲームの初期の頃はゲームをクリアするためにやっていたのですが、最近はゲームをすること自体を楽しむということが多いようです。

その方が幸せな時間が多いことは確かですね。

 

人の意見を気にしない

 

これはネット社会で生き抜く考えが書かれていて、とても参考になりました。

なぜならphaさんは、ブログ歴が長いからですね。この本を出版したときで15~6年なので、今はもっとでしょうか。

 

たとえばコメントについて、

「ファミレスのごはんが美味しい」と書いたら、「ファミレスしか行けない貧乏人はかわいそう」という意見と、「ファミレスに行けるのはまだまだ贅沢で、本当の貧乏を知らない」という意見と、両方向から弾が飛んでくるので避けようがない。

確かに。でも、今のところ認知度が低い当ブログ桜さくら堂では、あまりひどいコメントは付かないので安心ですが、タマにはあります。弾なだけに(笑)

しかし、この部分はブログを書いている人には参考になると思いますので、長めに引用させていただきますね。

 

「話半分」という言葉があるけれど、大体割合としては、人の話は半分くらいだけ聞いておけばいいと思う。

嫌いな奴や合わない奴の言うことは、1割くらいしか気にしなくていい。

信頼できる人や気の合う人の言うことでも、自分と完全に価値観や人生が一致するわけじゃないから、7割くらいで聞いておけばいいと思う。

トータルすると全体の4割から5割、半分くらいだ。

人の話なんてものは適当に聞き流しておいて、自分に役に立ちそうな部分だけ適当に利用すればいい。

 

そのくらいにお互いが思っていると、ラクでいいんじゃないかと思います。

 

そこでワタクシも、phaさんのご意見を5割くらいで聞いておこうかなと思っているところです。

ありがとうございました。

 

著者・pha(ふぁ)さん

1978年生まれ。大阪府出身。

現在、東京都内に在住。京都大学総合人間学部を24歳で卒業し、25歳で就職。

できるだけ働きたくなくて社内ニートになるものの、28歳の時にインターネットとプログラミングに出会った衝撃で会社を辞める。以来、毎日ぶらぶらしながら暮らしている。シェアハウス「ギークハウスプロジェクト」発起人。

著書に、『人生にゆとりを生み出す 知の整理術』(大和書房)、『ニートの歩き方』(技術評論社)、『ひきこもらない』『持たない幸福論』(幻冬舎)、『フルサトをつくる』(ちくま書房)がある。

 

 


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