桜さくら堂

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レディオワン/斉藤倫/感想レビュー・あらすじ

月曜夜九時からのラジオ放送〈レディオワン〉に、こんなお便りが届きました。

 

「DJジョンさんは、どうしてそんなに、いぬの気もちが、わかるのですか」

 

はっはっは。

それはかんたん。ぼくがいぬだからです。

 

レディオワン/斉藤倫 作/飛ぶ教室の本 光村図書

 

 女子中学生の恋の悩み相談にのってるのは、犬のジョンです。

ジョンはとある理由で、ラジオの中だけは人間の言葉が話せます。

だけどそのことを知っているのは、ラジオ局に勤める西園寺さんとディレクターと数人のスタッフだけで、飼い主もジョンが話せることを知らないのです。

 

ジョンは子犬だったころ、コンクリートの中で〈ショブン〉されるのに怯えていて、

それを救ってくれたのが心療内科の医師である今の飼い主で、西園寺さんの先輩にあたる人でした。

飼い主に、ジョンという名前をつけた理由をたずねると・・・

 

「あるひとがいてね。・・・そのひとは、あい、で、せかいを、かえようとしていた。

あいで、せかいを、へいわにできるって、しんじていた。

わたしは、そのひとと、そのうたが、だいすきだった」

 

その人の名前がジョンというのだ、というようなことを語り出すのです。

だけどその人は、見知らぬ男にマンションの前で射殺されたのを知って、

 

「にんげんだけじゃ、もうだめ、ってことね。

はたらくようになって、たくさんの傷ついたひとを見ていたら、ますますそうおもった。わたし自身が、こわれそうになった。

そのとき、この子に出あった。なんだ。わたしたちだけじゃないじゃん、って、おもった・・・」

 

「あいが、あったんですか?」

「あいが、あったかって?」

 飼い主は、びっくりしたように、いって、わらった。

「いぬには、あいしかないよ」

 

 軽快な言葉で語られている犬がDJをつとめるこの本「レディオワン」は、

最初はただの軽い話と思って読み進めていったのですが、

「犬には愛しかないよ」

という言葉に出会って、コトリと胸に落ちてきました。

 

なんてステキな愛がある言葉なんでしょう♥

 

確かに、そうだよねえ。

犬もそうだし、猫もそう。小鳥もそうかもしれないし、他にもいっぱい・・・。

とくに人間の傍で一緒に生活をしている動物たちの健気さにはやられてしまいますね。

 

本を読みながら、DJジョンと走ったり、笑ったり、泣いたり、はらはらと冒険したりしながら、ラジオ放送をまた聴いてみようかなと思ったり、ジョンみたいな犬に出会いたいと思ったりしました。

でも最後には、やっぱり、人間をあきらめちゃダメだ。

と、思いたい自分がいました。

せめて動物たちが人間に寄せる愛に、少しでも応えられるようになりたいと。。。。

 

 

作者 斉藤倫 さん

1969年生まれ。詩人。2014年『どろぼうのどろぼん』(福音館書店)で、第48回日本児童文学者協会新人賞受賞、第64回小学館児童出版文化賞を受賞。

主な作品に『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』、『さいごのゆうれい』(以上、福音館書店)、うきまるとの共作絵本で『はるとあき』(絵 吉田尚令/小学館)、『レミーさんのひきだし』(絵 くらはそれい/小学館)など。

 

 


レディオワン (飛ぶ教室の本) [ 斉藤倫 ]

 

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