冬晴れの穏やかな日に散歩をしていたら、とある平屋の荒れたお庭に冬の菊が咲いていました。陽の光を一身にあびて、茎が揺れると小花もいっせいに揺れています。
日中はこんな暖かな日もあるけれど、夜は身を切るような冷たい夜風にさらされて、霜が降りたりしています。
そんな中できれいな小花をいっぱいつけて、葉も大きく青々としています。
花もきれいですが、葉も立派ですが、
よく見れば茎は1本で、みんながそのたっぷりとした太い茎で支えられていました。
そこで一句。
冬菊やひかりあつめて茎となる
1本の茎がたくさんの花を咲かせて、葉を青あおと茂らせています。
でも、じつはたくさんの花も大きな葉も、光を集めて茎を強く太らせているのでした。
一人ひとりはみんなのために
みんなは一人ひとりのために
・・・のようではありませんか?
寒菊〖冬の季語〗冬菊・霜菊・浜寒菊・島寒菊・霜見草
花も葉も小さく、冬になって咲く黄色い菊の品種をいいます。
冬になっても咲いている普通の菊を冬菊といい、寒菊は別種類の菊ですが、俳句では遅咲きの菊が咲き残っているのを冬菊・寒菊として詠むことが多いようです。
霜が降りるような寒さにも耐えて咲く寒菊は、潔さや音の良さもあって多く詠われています。
●菊の花言葉
「高貴」「高潔」「高尚」
菊は皇室の紋章であることにちなんで、格式高い花言葉が生まれました。
また、気高く、気品に満ちた花の姿に由来しています。
キク科キク属
原産地:中国
日本には、奈良時代から平安時代に渡ってきました。
菊の紋章を皇室の紋章として、最初に用いたのは後鳥羽上皇だったといわれています。
ことのほか菊を好んだ後鳥羽上皇は、衣類や調度品にも菊の紋を使用して、自らの印としました。
その後も、後深草天皇、亀山天皇、後宇多天皇なども自らの印として継承したことで、菊花紋章(十六八重表菊)が皇室の紋として使用されるようになりました。
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