桜さくら堂

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はじめてであう俳句の本・冬の句/感想レビューなど/~小中学生向

俳句は、文学として世界でいちばんみじかい詩です。

しかも日本じゅうの人びとにしたしまれている詩のかたちをもっています。

風景やものやことによせて、感動したこころをあらわします。

海外でもHAIKUとして知られています。

 

・・・これは巻頭にある言葉です。

このことを分かりやすく言いますと、

俳句は何でも省略したがる気短な日本人に合っているということです。

 

でも、実のところ、俳句が盛んな土地に育ったとか、近親者に俳句を詠む人がいる人を除いて、多くの日本人は俳句に親しんでいません。

私もそうでした。

今から思うと、俳句に親しむのがこんなに遅れて損をした気分です。

もうちょっと早ければ、人生がもっと豊かに楽しくなったことと思っています。

そういう残念な大人を少しでも減らすのに、この「はじめてであう俳句の本・冬の句」は大いにお役に立つことでしょう。

 

はじめてであう俳句の本・冬の句/桜井信夫・編著/あすなろ書房

 

俳句は、和歌(五・七・五・七・七)の上の句(発句/五・七・五)が

独立したものだと解説されています。

 

また簡単に、俳句のきまりについても簡単に解説されています。

 

続いて、小・中学校の国語の教科書に載っている古典や現代の名句・秀句をやさしく解説されています。

ルビもふってありますので、間違って覚えることもなくていいですね。

俳人の略歴やエピソードなども解説されていますので、なおいっそう興味がそそられると同時に、句への理解も深まりますね。

 

句は五・七・五の定型の有名な句から、

尾崎放哉の

咳をしても一人

の三・三・三と九音の自由律俳句や、

女流俳人の中村汀女の

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや

など多彩で、全26句が紹介されています。

 

主な俳人は、井原西鶴、松尾芭蕉、向井去来、服部嵐雪、小林一茶、村上鬼城、正岡子規、夏目漱石、高浜虚子、尾崎放哉、飯田蛇笏、水原秋桜子、川端茅舎、中村汀女、中村草田男、山口誓子、加藤楸邨、森澄雄、黒田杏子などです。

 

これらの俳句は、大人も覚えておいても良いような句ですね。

また解説を良く読んでみると、少し思い違いをしていたような句もありました。

たとえば、服部嵐雪の

梅一輪一りんほどのあたたかさ

には、このような解説がついていました。

 

 まだ冬のさむさにつつまれています。

まえの年に葉をおとしきった木々は、はだかのままです。やがてはあたらしい葉をだす芽も、のびるけはいがありません。

 それなのに、梅の木だけは、花のつぼみをつけ、ふくらませていて、ふと気がついたら、一つの花をひらかせていました。日のひかりが、その花にあつまって、そこだけに春がきたように、あたたかそうなのです。

 

―この句には「寒梅」と題がつけられています。

句の「梅」だけですと、季語としては春の句になりますが、「寒梅」ですので冬の句とされています。

まだ春にならないのに、一つだけ花がさいて、そこがほっとあたたかいと感じています。

嵐雪の代表作の一つですが、かりに「梅・一輪一りんほどの」と区切り方をかえてよむと、「梅の花が一輪ずつさくごとに、一輪ほどのあたたかさが、ましていく」ことになります。

〈季語=寒梅・梅一輪〉

 

そして、作者の解説のところには、

冬の句と見るか、春の句とするかの解釈も分かれたままになっている。

 

とあります。

私はこの句が、「寒梅」という題がついていたことを知らなかったので、ずうっと後者の春の句だと思っていました。

冬の句と春の句とでは、句の印象がずいぶん違ってきますね。

新しい発見でした。

子供向けの本だと見くびってはなりません。大人も、とても勉強になります。

 

 

 

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