桜さくら堂

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仕事と年齢にとらわれないイギリスの豊かな常識/感想レビュー・要約【第5章・第6章】

都会からのどかな田舎へと移住する日本人とイギリス人とでは、

その暮らしぶりはずいぶん違うようです・・・

 

仕事と年齢にとらわれないイギリスの豊かな常識/井形慶子/大和書房

 

第5章 日英でこんなに違う田舎暮らしの背景

 

イギリス人は地方の町や村に家を買う場合、家探しと同時にその地域の人々の暮らしぶりを確認します。

そこに引っ越した場合、住人らのコミュニティに自分が満足できるのか、彼らとつき合っていけるのか、そこに大きな価値があるからです。

 

都市部から田舎へ行って暮らそうと思う日本人は、建物の立地条件や建物の状態を調べるだけであまり地元の人達のコミュニティに関心を持たないし、

それ以上に煩わしい近所付き合いが少ない分譲地を望む人も多いようです。

それは昔ながらの生活習慣に根ざしている町や村に住んでいながら、都会に住んでいるのと同様に自分たちのライフスタイルを崩さずに暮らそうとします。

結局、のどかな田舎暮らしを夢見て移住しながら、再び都会にUターンする人も多いと聞きます。

 

ところが人里離れた日本のへんぴな地に、イギリス人、アメリカ人など欧米人が悠々自適の暮らしをしているようすがニュースになったりします。

彼らは住み着いた地域で写真を撮ったり、陶芸を学びながら地元の人達と語り合い、時には農作業を手伝ったりしています。

 

言葉や生活習慣、国をも超える人と触れ合いながら、地域社会と共存するという楽しみを持つイギリス人がいる一方、

人とのつながりや人情を大切にしてきたはずの日本人が、それを都会で失ったばかりか、田舎においても切り捨ててしまっているのではないのかとハッとさせられる話でした。

 

第6章 いくつになっても好きな人に囲まれる環境作り

 

以前イギリスのテレビで、典型的なミドルクラスのイギリス人一家4人が1か月間、東京に暮らして日本人と同じ生活を送る姿を追ったものが放送されました。

その一家は、イギリスでホテルのポーターだった夫は建設現場で働き、パートタイムの事務員だった妻は専業主婦となり、息子は日本の高校に通う学生となりました。

結果は、一家の歯車が狂い始めていく姿を浮き彫りにしていたという。

会社に父親を奪われた家庭は、父親抜きでマネジメントされ、父親がいないほうが自然で心地いいといった家庭になっていきます。

やがて定年退職し職場の人間関係が終結しても、夫がもどるべき居場所はありません・・・。

 

夫婦でも、恋人同士でも、自分が向き合う相手と共に歩きつづけるために、イギリス人は暮らしの力点をパートナーシップに置いています。

仕事をやめてからの生活で、生涯独身でも、あるいは結婚していても、楽しみを分かち合ってきた家族や友人、仲間が周囲にいつまでも残っているとしたら、人生を最後まで楽しく暮らことができるでしょう。

 

 

 

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