秋になってもなお記録的猛暑という言葉が、天気予報士の口から飛び交います。
今年はもうこれで何回、この記録的という言葉を聞いたでしょうか。
真夏と同じようにクーラーをかけて過ごす秋の日ですが、気づけば夜中には秋の虫の声が聞こえるようになりました。
暑くても、季節はやっぱり秋の歩みを進めているのですね。
記録的暑さといえど虫の声
きろくてきあつさといえどむしのこえ
虫〖秋の季語・動物〗虫の声・虫の音・虫すだく・虫時雨
一般的には、蝉、蜂、蛾、蠅、蜻蛉などの昆虫を虫といいますが、俳句では鈴虫、松虫、蟋蟀(コオロギ)など、秋に美しく鳴く虫をさし、その総称を「虫」といいます。
美しい音色で涼しげに鳴く虫は、日本人の「もののあわれ」に根差した伝統的な俳句の主題です。
秋の淋しさと同時に、命の愛しさや儚さを感じさせ、秋のしみじみとした情緒を醸し出します。
ー 俳句歳時記 石寒太編 ナツメ社より ー
家の周りの雑草も、猛暑の夏には伸び放題です。涼しくなったらと思いつつ、なかなか草抜きも出来ない毎日が続きます。
逆に虫にとっては、いいねぐらになっているのでしょうか。特に雑草が多い裏の方から、虫の声が大きく聴こえるような気がします。
いつもありがとうございます。