桜さくら堂

いらっしゃいませ! 今日もあなたのために、とっておきのお話をご用意しました。

最近作ったUVレジンの作品です~~(*^^*)

UVレジンを使ってのアクセサリー作りは楽しいので、

時間ができるとちょこちょこ作っています。

f:id:sakurado:20200123142932j:plain 薔薇のネックレスです~~

半円形のドーム型のソフトモールドを使用しました。

葉っぱも同じく、ソフトモールドの型に緑色のレジンを入れて固めました。

f:id:sakurado:20200123142953j:plain 淡いピンク色の薔薇です。

気をつけていたのですが、空気が少し多めに入ってしまいました。

f:id:sakurado:20200123143022j:plain マーガレットのブローチです。

縁をピンク色にしてみました。

こうして色々なアクセサリーを作るのはすっごく楽しいので、

もっと早くにやっていたらなぁと思います。

UVレジンの色々な作り方がわかってきたので、

そろそろ最初の目標だった宇宙レジンに挑戦してみようかな。

 

 

プレバト・ランキング 俳句 ≪ 2020年1月16日 木 ≫

お題 /  1月の浅草と着物

                       ≪  敬称略  ≫

 

  MC     浜田雅功

  アシスタント 玉巻映美

  俳人     夏井いつき 

 

【第1位】 近藤サト 才能アリ 70点

 

   落椿 爪皮の 紅きを妬む

 

下駄の先の方に防寒用のカバーをかける

あれ、爪皮って言ったんですけど、

だいたい赤なんです、女性の物って。

子供の時にすごく憧れて、

母とかおばあちゃんとか履いてたんですよ。

それを寒い冬の道を歩いてゆく足元に椿が落ちていて

それを妬むという、

なんかこう女っぽい情景……

 

【第2位】 星野真理 凡人 68点

 

   はたはたと はたかれており 春小袖

新しい年を迎えるにあたって、

新しく用意した春小袖なんですけど、

それを着た後に衣紋掛けにかけられて、

はたはたとはたかれている様子

「は」を並べることで、「ハハハハ」と明るい感じにならないかな。

 

 

春小袖「新年の季語」……新年のために新調した晴着

 

   夏井いつき : はたはたと はたかれ 春小袖の皺は

 

【第3位】 市川由紀乃 凡人 55点

 

   着衣始め 母娘で歩む おさんば道

 

 母が女の子を授かりたくて、

京都伏見稲荷大社の「おさんば道」に願掛けに行ったという話を聞かせてもらって、

新しい着物を着て、母と原点の場所を歩くという想い 

 

着衣(きそ)始め「新年の季語」……新年の春着を初めて着ること

 

   夏井いつき : 着衣始め お産場稲荷を 母と吾と

 

【第4位】 高畑淳子 凡人 53点 

 

   母に見え 冬羽織着た 鏡の我

 

お母さんにあまり似てないはずなのが、

鏡に映った自分を見た時に、

あ、お母さんかと思った

 

   夏井いつき : 母とみまがう 鏡に冬羽織の 吾よ

 

【第5位】  波乃久理子  凡人 50点  

 

   寒空や レンタル晴着 ツンツルテン

 

外国の方がレンタルすると短いですよね。

ツンツルテンで可愛いなっていう

 

   夏井いつき : 浅草寒空 レンタル晴着の つんつるてん

 

*** 昇格試験 ***

    特待生2級   ミッツ・マングローブ

 

   抜き衿寒し 酔客の うしろ影

 

ホステスさんやクラブのママさん達は、

ぐっと衿を抜く着方をするわけじゃないですか。

お客様をお見送りするわけですよ

そういう時に、うなじが冷たい

 

  昇格試験のポイント : 季語「寒し」の是非      

 

 結果 1ランク昇格 ⇒ 特待生1級

 

 昇格の理由 : 臨場感がある!

 

 永世名人への道

       名人10段 ★★ 梅沢冨美男

 

   爪革の 紅のさくさく 霜柱

 

爪革でね、下駄にカバーされているの、

結構赤いのが多いんです。

着物を着せてもらって、さくさく

霜柱の周りを遊んでいるという俳句です。

 

  評価のポイント : 「さくさく」の是非

 

   結果 : 1つ前進! ★★★

 

 前進の理由 : 「さくさく」で、3つも伝えている。

          壊していく音、動作、感触

 

 ※ YUYUの気ままな感想コーナー

 

   波乃久理子。さんの俳句は、

   現代の日本の着物風景をとらえていて

   いいなって思いました。

   以前、友人が着物で初詣に行った時、

   一番前までいってお参りをしていたら、

   後ろからお賽銭がどんどん投げられてきて、

   着物の襟もとに入ってしまったことを思い出しました。

   お賽銭は投げてはいけませんよね。

  

   私、お正月が明けてから風邪をひいてしまいました。

   それがどんどん悪化してしまい、

   ようやく良くなってきました。

   気管支が弱いので、困ったものです。

   皆さんも、お気を付けください。

 

 

プレバト 俳句タイトル冬麗戦 【 決勝 】 2020年1月3日(金)

お題 /  お鍋

                       ≪  敬称略  ≫

 

  MC     浜田雅功

  アシスタント 玉巻映美

  俳人     夏井いつき 

 

【 優勝 】 Kis-My-Ft2  横尾渉 名人4段

 

     包丁始 都心は 計画運休

 

都心に雪が降って、

前もって計画運休で電車が動かないと。

予定も無くなってしまって、何をやろうかな?

じゃあ、ゆっくり久しぶりに料理でもしてみようかな

と思った句ですよ。 

 

夏井いつき : 包丁始 都心は 計画運休 

 

【第2位】 東国原英夫 名人10段

 

    湯豆腐の湯気 アインシュタインの舌

 

宇宙の真理を追求したアインシュタインの舌に

湯豆腐の湯気を当てたら、どんな発見をするのだろう?

 

【第3位】 フルーツポンチ 村上健志 名人10段

 

    双六の 駒にポン酢の 蓋のあり

 

鍋を食べていた。

親戚が集まって、正月双六をした。

駒が足りなくてポン酢の蓋を使っている。

 

 【第4位】 梅沢冨美男 名人10段

 

     湯豆腐に すの立ちはじむ 四方の春

 

湯豆腐が季語。

四方(よも)の春も季語。膨大なお正月の季語。

あえてサラッとしている(湯豆腐の)季語を使った。

皆でワイワイ飲んでいくうちに、豆腐にすが入る。

お酒を飲んだり楽しく話している。

季語が2つのチャレンジをした。

 

夏井いつき : 湯豆腐に すの立ち四方の 春の酒

 

【 第5位 】 FUJIWARA 藤本敏史  名人10段

  

      スイミーの 音読二回 おでん炊く

 

小学生の時の国語の宿題で

親の前でスイミーを2回読むというのが出た。

おでんの支度をしている(母親の)後ろで読んだ。

 

夏井いつき : ごんぎつね 音読二回 おでん炊く

 

【 第6位 】 Kis-My-Ft2 北山宏光 特待生5級 

 

      湯豆腐や くるりくるりと 昆布回る

 

 蓋を開けた所を詠もう

オノマトペで出来ないか

昆布が廻っている様子

 

夏井いつき  : 湯豆腐の 昆布ほのほのと 回り出す

 

【 第7位 】 千原ジュニア 名人初段

 

      風邪の孫 祖母の御飯を 平らげる

 

僕が孫。

風邪ひいた時に、おばあちゃんがおじや作ったら、

風邪ひいてるのに全部平らげた。

 

夏井いつき : 祖母の飯 平らげ風邪の 子の朝

 

【 8位 】  皆藤愛子  特待生4級

 

     ほろ酔いの帰路 すき焼きの 仄かな香

 

すき焼きを食べた帰り道に、

髪の毛に染み付いた甘じょっぱい香りを感じながら、

ほろ酔いで帰るようす

 

夏井いつき : ほろ酔いや すき焼きの香の 残る帰路

 

【 第9位 】  中田喜子  名人3段

 

      祝ひ歌 山川響く みかん鍋

 

お正月に のど自慢の人が、

祝い歌を歌って、山や川に声が響いて

食卓にはみかん鍋がある

 

夏井いつき : みかん鍋 故郷の山河 祝ひ歌

 

YUYUの気ままな感想コーナー

 

オノマトペ ほのほの  も悪くないですね~~

安房直子氏の「北風が忘れたハンカチ」に出てきた、

 ほと、ほと、ほと、ほと……

 ああ、それは、雪の音でした。

のオノマトペを思い出しました。こうも書いてあります。

 ほと、ほと、ほと、ほと、

 小さな小さな音でした。けれど、やさしいあたたかい音でした。

白い花が散るときも、こんな音がするでしょうか。

月の光がこぼれるときも、こんな音がするでしょうか。

ほのほのも、

やさしいあたたかい音のように感じました。

 

 

 

 

 

 

やるべき事ではなく、自分が本当にやりたいことをやるようにしよう

今年は、これですね。

っていうか、今年からはこれでいこうと思います。

たった1度の人生、後悔しないように、

そして、幸せになるためには、

我慢するのはもうやめにして、

自分が本当に楽しいって思うことをやるって、

決めました。去年。

今年もこれ、継続で~~す!!

そうは言っても、ワタシもみなさんも、

なかなかそうはいかない現実っていうものがありますよね。

でも、そう決心すると、不思議なことに

周りの環境が変わってくるんですね。

ワタシも、去年、そう決心してから、驚くくらい変わりました。

まず、住まいが一戸建てに変わりました。

あれよあれよっていう激変です。

まさに棚ぼたです。

ま、人生、1コくくらい、こーゆー事があってもいいですよね。

そーゆーわけで、

アクセクせっせと働かなくても良くなりました。

まったく仕事をしないってわけじゃないですよ、念のため。

すこ~しゆとりを持って、

軸足を自分の好きなことをやる方に移行していくって感じかな。

今までの仕事を減らして、楽しい仕事というか、じつは

趣味と実益を兼ねたささやかなネットショップがあったんですが、

それが何年も休業状態だったので、気にはなっていたんです。

一時はもう閉店しようかと思ってたんですが、

それをまた再開できました。

お気に入りになったり、フォローしてくれたりすると

モチベーションが上がります。

たまにしか売れないのですが、

自分で作ったものを誰かが買ってくれるっていうのは、

すご~~くうれしいです(*^^*)

テンションも上がって、もっといい物を作ろうって思ったりもします。

自分の自由な時間も、すご~~く増えました。

それでソファに寝転がって、読書です。

好きな作家の本とか読んでいると、

猫がやってきて、

愛猫といっしょに読書三昧です。

まさに至福の時間ですね~~(*^^*)

 それまでは本を読む気力がなくなってきたって思っていたんです。

細かい字の分厚い本とか読んでいると、途中で嫌になって投げ出してたんです。

本当は、そーではなくて、

やらなければならない事でいっぱいいっぱいで、

疲れていたんだ~~ってことがわかりました。

時間のゆとりが出来てみると、

あ、やっぱり私は本を読むのが好きだったんだってことを

思い出しました。

日々のやるべきことに追われて、読書の楽しみを忘れていました。

思い出して良かったです。

それ以外でも、

今までやりたくても時間がなくて出来なかったことが、

ずいぶん出来るようになりました。

まだ一歩を踏み出したにすぎませんが、

なるべく嫌なことはやらない、

少しでもワクワクすることを増やしていく、

今年は、これで行こうかなって思っています~~(*´ω`)

 皆さんの「1番好きなこと」は何ですか?

今、それにどの位時間を使っていますか?

 

今年もお世話になりました。読者の皆さま、ありがとうございます~~(*^^*)💛。

大晦日です。

2019年も、あと1時間ほどで過ぎ去ろうとしていますが、

皆さんにとって、今年はどのような年だったでしょうか?

ふり返って見て、

私にとって、今年、1番の収穫といえば、

≪ 大木ゆきの ≫ さんの本に出会ったことですね。

これは本当に大収穫というか、

救いでしたね。

お昼休みの図書館で出会いました。

何でも、出会いというのは、

いつだって、ある日突然、なんですね。

まあ、この大木ゆきのさんのご本については、

また来年お話をしようと思っていますが、

簡単にいえば、

やらなくてもいいことをやめて、

自分が本当にやりたいことをやるっていうことですね。

そうしたら、自分の周りの環境もガラッと変わって、

満たされて幸せな気分になっていきました。

実は、今年の4月頃でしょうか、

腰が痛くなって病院に行き、

整形外科でMRIとかの検査をしたら、

「がんが転移しているように見える」って医師に言われ、

急遽、内科に回されたんですね。

それで外来で、もう1か月くらいかかって、

全身のあらゆる検査をしました。

結果、特に大きな問題はなかったのですが、

最初、ショックで、かなり落ち込みました。

そもそも、がんになったこと無いのに、

転移ってなに?!

しかも最近は、そんなにあっさりと

あなたインフルかもしれないみたいなノリで言うものなんでしょうか?!

まさに青天の霹靂、寝耳に水ってこのことなんでしょうかと、

病院の待合室のイスにぽっつーんと座って、

「もう、これで人生終わりなんだろうか。

まだ、なあ~~んにも、してないのに……」

まだまだ、あれもやりたかった、これもしたかったって、

なんだか自分が可哀そうで、じわ~っと涙が出てきました。

それからですね、

いつジ・エンドになっても後悔しないような生き方をしようと

本当に、真剣に思いました。

皆さんも、本当にやりたいことを、

まず、やりましょう!!

頭脳はね、いろいろ無理な計画を立てるんです、

でもね、心の声を聞いてやっていった方が、

ぜったい、幸せになれるってことがわかっちゃったんです。

だから、私は誰が何といっても、来年もこれでいきます。

ってことで……

 

それでは、皆さん、良いお年を!!

 

 

 

 

 

 

★ シロクマの星 ☆彡 

 今日はクリスマス・イヴなので、

桜さくら堂を訪れてくださったみなさんに、

YUYU作のお話をプレゼントしますね。

どうぞ、お楽しみください。

 

 

 f:id:sakurado:20191224095653j:plain      ★ シロクマの星 ☆彡

                              YUYU

 満天の星がきらめく北極の雪の原に、シロクマ家がありました。降りつもった雪山を掘っただけのそまつな穴に、シロクマはたった一頭で住んでいました。

 シロクマは、もうすっかり大きな熊になっていましたが、心はまだ子供のままでした。雪の原は見渡すかぎりまっ白で、小高い山も白く、はるか遠くに見える海も凍りついて、やっぱり白いのでした。

 そして、時たま北風が、プュルルウ~~とトランペットのような音を鳴らして、通り過ぎていくのでした。シロクマはこの音を聞くと、北風が空から降りてきて、自分の体の中のずうっと奥まで入り込んで、吹いているような、そんな気持ちになるのでした。

 北風が一晩中、びゅうびゅうと吹き荒れた翌朝のことでした。その日は風が、ぴたっと止んでいました。シロクマが重たい戸口を開けて外に出てみると、きのうはなかった小さな雪の丘ができていました。さらにうれしいことに、その丘の上に一羽の小鳥がいたのでした。

「シロクマさん、おはよう」

 小鳥は、歌うように言いました。シロクマは、ますますうれしくなりました。なにしろ誰かと話をしたことなんて、もう何年もなかったのですから。

シロクマは、『やあ、小鳥さん』と言おうとしたのですが、口から出たのは、

「あう、あう、うー、うー」

と、ひどくしゃがれた恐ろしい声でした。

 小鳥はおどろいて、パッと飛び立ちました。

「待って」

 シロクマはあわてて自分の口を、両手でふさぎました。

「ごめんよ、ぼく、ずうっと、誰とも口をきかなかったからね」

 ふさいだ指のすき間から、かすれた声が出ました。

「ふうん」

 小鳥は、また降りてきて、シロクマの肩に止まりました。

「さびしかったんだね」

 小鳥が言いました。

「え、なに?」

 さびしいって、どういうことかシロクマにはわかりませんでした。ずうっと前には、父さんクマや母さんクマも、いっしょにこの家にいたのです。それから兄さんクマや姉さんクマもいたのでした。それがいつの間にか、ひとりずつ帰って来なくなって、今はひとりぼっちで暮らしていたのです。家族が一人いなくなるたびに、氷のような風が体の中まで吹いてきたものです。もしかして、さびしいっていうのはそのことだろうか、とシロクマは考えました。

「それはね、幸せじゃないってことだよ」

 小鳥が言いました。

「幸せって、なに? それって、おいしいの?」

 すると小鳥は、小首をかしげて言いました。

「食べ物じゃないんだよ。だけど、体の芯まで温ったかくなるんだ」

「ふうん、体の中まで、温ったかくなるのかぁ」

 もしも、北風が体の中まで入ってこなくなったら、どんなにいいだろうとシロクマは思いました。

 小鳥は西の空があかね色に染まって、一番星が輝くころになると、もう行かなくちゃ、と空を見上げました。小鳥は渡り鳥だったのです。日が暮れるまでに、仲間がいる岬まで行かなければなりません。

「幸せって、あの星をつかまえるようなものさ」

 小鳥は星の方へ向かって、風のように飛んでいきました。

 シロクマは小鳥を、いつまでも見送っていました。小鳥が空の中にまぎれて見えなくなると、今度は一番星を見つめました。

 じいっと見ているうちに、空はだんだん暗くなって、いつしか一番星の周りに、いくつもの星がキラキラと輝き出しました。シロクマは星をめがけて走ったり、飛び上がったり、立ち上がって手をのばしたりしてみました。でも、どうやったって、星には手がとどきません。やがてシロクマは、雪の原の真ん中にぺたりと座り込んで、ふうっとため息をつきました。

「幸せって、なんだか、ずいぶん遠いんだなあ。ぼくには、つかめそうにもないや」

 ただ、それからというもの、シロクマは毎晩、毎晩、星を見つめて過ごすようになりました。雪山を細長くほった先に、ほんの少しだけ広くなった穴があって、そこがシロクマの家でした。その天井に大きな穴をあけて、そこから星をながめながら、シロクマは眠りにつくのでした。吹雪の晩には、丸まったシロクマの背中の上に、ぞくっとした冷たい風が吹き込んできましたが、それでもがまんしました。

 ちょうど千日たった夜に、星が一つ、ツーーッと流れました。星はキラキラと光りながら、北極の海に落ちていきました。

「星だ」

 シロクマは家から飛び出ると、まっしぐらに星めがけて走っていきました。遠くから見ると、それはまるで、白い弾丸のようでした。シロクマはいちもくさんに海の縁までくると、そのままザブンと氷の海へ飛び込みました。確かに星は、この海の中に落ちたはずなのです。

 冷たい氷のまざった海を、シロクマは下へ下へと、ぐんぐん泳いでいきました。やがて深くて暗い海の底につくと、白い砂の上に一つ、ボワッと光る小さな光がありました。

「あった!」

 シロクマは、うれしくなりました。それはちょうど、小鳥に出会った日のようでもあったし、昔いっしょに暮していた母さんクマの笑顔を見つけたような感じでもありました。

「やっと見つけたぞ」

 シロクマは星をつかまえると、口の中に入れました。そうして、リスがクルミをほおばったまま森の中を走りまわるように、シロクマは星を飲み込まないように気をつけながら、水面をめざして上へ上へと水をかいでいきました。

 陸地に上がったシロクマは、海水といっしょに星を吐き出しました。

「ごほっ、ごほっ、ああ~~、苦しかった」

 つぎにぶるっと身体をゆすって海水をまき散らすと、また星を大事そうにくわえて、穴ぐらの家へともどっていきました。

 シロクマは星を、そろっと枕もとに置きました。そこには、昔、父さんクマが残していった足あとが凍ったまま、今も残っていたのです。母さんクマがいたところには、大きくて丸いお尻の形の穴が残っていました。

 シロクマは星をしみじみと見つめながら、

「ぼくはこれで、きっと幸せになれる」

と、思いました。

 シロクマが幸せな夢をみながら眠りについたあとも、星はまだ眠っていませんでした。星は小さな体から、塩からい涙を流しながら、一晩中泣いていたのです。

 朝になって目が覚めると、すぐにシロクマは枕もとを見ました。そこに昨晩、眠りにつく前に置いた星がそのままあるのを見つけると、ほっとしました。

「ああ、よかった。夢じゃなかったんだね」

 それから、星に話しかけました。

「おはよう、星さん」

「……」

 けれども、星は何も言いません。

「ぼく、ほんとに、幸せになれるかなあ?」

「……」

「ねえ、星さん……」

 星は、だまったままでした。返事がないってことは、なんとなくわかっていました。夜空の星が返事をくれたことなんて、今までいっぺんだってなかったのですから。星はいつだって空の上で、だまって光っているだけでした。

 そこでシロクマは、今度はのそりと立ち上がって、星をまじまじと見ました。それから、鼻をつけてくんくんと匂いをかぎました。匂いをかぐのは、シロクマのくせでした。星はなんだか心がおどるような匂いで、シロクマのほおがゆるみました。

「ああっ、食べないで。あたし、……星なんかじゃない」

 星が言いました。

 星が口をきいたことにぎょっとしましたが、それよりも、もっと驚いたのは、

「ええっ、星じゃないって」

 シロクマが、ほえるように言いました。

 やがて、天井から朝陽がさしていました。きのうはまっ暗だったシロクマの穴は、すみからすみまで光があたって、明るくなっていました。すると星にも光が当たって、急にキラキラとまぶしく輝くようになりました。

「うそをついちゃだめだよ。やっぱり、きみは星だよ」

 シロクマは目を細めながら、言いました。

「あっ、そうだ」

 ふとシロクマは、いいことを思いつきました。

 遠い昔、お客さんがきた時には、母さんクマがお茶や食べ物を出して、おもてなしをしていたのです。

『ぼくも、おもてなしをしよう』

 何のおもてなしもしないで、いきなりこっちだけ幸せをくださいなんて、とても失礼なことだろうと、シロクマは思いました。

 そこでシロクマは、穴のすみにとっておいたまっ白いパンを、大きな貝のお皿にのせました。パンの中には甘いアンが入っていて、とてもおいしいのです。これは特別の日に食べようと、一つだけ残しておいた物でした。

 シロクマがお茶といっしょに白いパンを出すと、星はしばらくそれを見つめていましたが、

「あなた、いいシロクマなのね」

 ぽそっと、星がつぶやきました。

「あたし、パンは食べないの。だけど、そのかわりに、海の水を、あたしにかけて。海の水がないと、あたしは生きていけないの」

「ふうん……」

 なんとなくシロクマは、星にしてはどうやらおかしなことだなと思いました。

「いいよ」

 シロクマは海へ向かって走りました。昨晩は星を追いかけて、いっしょうけんめいだったからわかりませんでしたが、今こうして走ってみると、海はずいぶんと遠かったのでした。

 シロクマが走って走って、海に着いたのは、太陽がま上になったころでした。シロクマは、くわえてきたほら貝に海水をくむと、また、もと来た道をもどっていきました。

 やっと家について、くんできた海の水を星にかけてやると、シロクマはすっかりくたびれて、ぺたりと座り込んでしまいました。もう辺りはすっかり、夕暮れになっていました。

「ありがとう」

 星が言いました。

 それを聞いて、シロクマの心の中が、ほんのりと温かくなりました。

「こんな気持ち、ひさしぶりだな」

『やっぱり、星かもしれない。だって、こんなふうに、体の中があたたかくなるんだもの』

 そんなことを思いながら、シロクマは眠りにつきました。それからというもの、シロクマは、目が覚めるとまだ空が暗いうちから、海へ向かって歩き出すのでした。そうすれば、まだ明るいうちに、海の水を持って帰ってこられるからです。早く帰ってくれば、それだけたくさん、星と話ができました。シロクマにとって、それは新しい家族ができたような、わくわくした気持ちになるのでした。

 ところが、そうやって暮らすうちに、星のようすが少しずつ変わっていきました。星はシロクマとはうらはらに、だんだん元気がなくなっていきました。そうして、なんだか日を追うごとに、やせ細っていくようでした。それに最近では、朝も夜もあまり光らなくなったような気がします。そういえば、物言わぬ日も多くなりました。

「星さん、最近どうしたんだい? どこか、ぐあいが悪いの?」

 たまりかねて、シロクマがたずねました。

「いいえ、あたし、ずうっと、そうだったの」

「ええっ」

「あたし、海の星なの。ほんとうは、海の中にいなくちゃならないの。陸地では、もう、これ以上、生きていけないわ」

 星は、息もたえだえに言いました。

「星が、海の中にもあったなんて、ぼく、知らなかった」

 シロクマは、星をしみじみと見つめました。よく見れば、かつてつややかだった星の体には、今では干からびたようなシワがありました。

「助けて、おねがい。あたしを、海にもどしてくださいな」

 海の星の声は、もう消え入るようでした。

 シロクマは、どうしようかと考えました。海の星がシロクマの家に来てから、シロクマはどれほど幸せだったことだろうか。あの日から、シロクマの心の中に、北風が吹きこんでくることもなかったのです。

 もしも、星を海にもどしてしまったら、また、身も心も冷たく凍りつくような日々がやってくるのではないのだろうか。

『そんなの、いやだ』

 たとえ海の星が死んでしまっても、ここにあれば、まだマシなんじゃないのだろうか。それは父さんクマの足あとや、母さんクマのお尻のあとよりも、ずうっといいような気がしました。

 その晩、シロクマは一睡もしませんでした。

 朝になりました。シロクマの目は、まっ赤になっていました。それは夜、眠らなかったせいばかりではありません。シロクマは、決心していました。

 シロクマは海の星をくわえて、ほら穴から外に出ました。冷たい雪の上に海の星をおくと、太いうしろ足で立ち上がって、両腕を上にあげて、

「うおおお~~っ」

と、大きな声でほえました。そして、

「ぼくは、シロクマなんだ」

と言いました。

 いつだったか、父さんクマが、

「シロクマは世界中で、一番強いんだ」

と言っていたのを思い出しました。それから、母さんクマが、

「シロクマは、世界中で一番やさしいクマなのよ」

と言っていたのも、思い出したのです。

 シロクマは雄たけびをあげたあと、またストンと前足をおろして、そろっと海の星をくわえました。そうして、海の方へ向かって歩き出しました。

 それはそれは、ゆっくりとした歩みでした。そうして、夜になるほんのちょっと前に、ようやく海のそばまでたどりつきました。

 シロクマは海の中に口を入れると、そろっと口を開きました。すると星はシロクマの口からはなれて、くるりくるりとゆっくりと回りながら、深い海の底へと沈んでいきました。

「ありがとう、シロクマさん……」

 確かに星は、そう言ったでしょうか。

 星がひとまわりする度に、キラキラと美しく光っているのが、シロクマの目にうつりました。しかし、もしかしてそれは、星が光っているのではなくて、シロクマの目が涙で光っていたからかもしれません。

 シロクマは肩を落として、

「ぼくの幸せが行っちゃった……、幸せの星が、なくなっちゃった」

と、つぶやきました。

 ところが、おかしなことに、なぜか体の中が、ぽかぽかと温かくなってくるのです。それは海の星がいた時よりも、もっともっと温かいような気がしました。

「こんな気持ち、初めてだなあ」

 そう思いながら、シロクマは家路につきました。

 それからというもの北風が吹きすさぶ寒い夜には、海の星のことを思うようになりました。いっしょに暮した温かった日々とを思い、それから今では星が、海の底で幸せなんだろうなあと思うだけで、不思議なことにシロクマもやっぱり、体の中からしみじみと温かくなってくるのでした。

 

 

メリー★クリスマス!!

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ハイアット・リージェンシー東京 のツリーです~(*^^*)

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エントランスのシャンデリア?も 綺麗ですね。

クリスマスにはちょっと早いですが、

ここの2F CAFÈ で 食事をしてきました。

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ワタシ、ロースト・ビーフが好きなんですね。

ここのチョコケーキも美味しかったですよ。

 

≪ ご案内 ≫

HYATT  REGENCY TOKYO

ハイアット リージェンシー 東京

160-0023

東京都新宿区西新宿 2-7-2

☎ 03-3348-1234

新宿駅西口より徒歩9分

東京メトロ丸の内線新宿駅より徒歩4分

都営地下鉄大江戸線前駅A7出口C4連絡通路経由で徒歩1分

新宿西口ハルク前よりホテルまで、

シャトルバス運行(無料)

 駐車場もありますよ。

私は車で行ったのですが、高級車が多く停まってましたね。

 

皆さんは、どんなクリスマスをおくるのでしょうか?

昔、子どもだった頃、我が家は貧しかったので、

クリスマスになると菓子店やスーパーに並ぶ

長靴のお菓子が欲しかったけど、

買ってもらえなかった。

兄は、サンタなんかいないと言った。

私は母に、サンタはいる。

あの、長靴のお菓子がほしいと言った。

イブの夜が明けて、朝、私の枕もとには、

板チョコが1枚置いてありました。

子供ながらに、複雑な気持ちだったことを覚えています。

うれしい反面、

サンタは、差別をするんだろうか……と。

翌年から、私はサンタに願い事をしなくなったけど、

大人になってからは、

たくさんのプレゼントを人にあげて、また、

たくさんのプレゼントをもらうようになったのに、

思い出すのは

子供の時にたった1度だけもらった1枚の板チョコなのです。

ただ、私が今、確信を持って言えることは、

たとえば、あなたがひとりぽっちで、

どこかの片隅でクリスマスを迎えようと、

神は、あるいは宇宙は、

限りなくあなたを愛しているということを……。

これだけは信じてくださいね。

どうぞ、良いクリスマスをお迎えください。