桜さくら堂

みなさま、こんにちは!🌸本の感想や俳句、猫ちゃん、植物のことなどを中心に、カフェやお出かけの情報など楽しんでいただければと思います。(*˘︶˘*)読者登録をお願いします💛

児童文学・YA・絵本

銀行屋と小間使い猫・十年屋と魔法街の住人たち4/児童文学・童話/感想レビューなど

黄昏横丁二丁目は、魔法使いたちの住む街だ。 普通の人たちが暮らしている世界と、ほんの少しだけずれた場所にあり、魔法使いたちはそれぞれ自分の魔法を活かしたお店を開いている。 十年屋。作り直し屋。いろどり屋。お天気屋。封印屋。 そして、桜さくら屋…

はるさんと1000本のさくら/絵本・童話/感想レビューなど

あと 10人。 わたしは 86さい。 はるさんは かんがえます。 はるさんは この村で いちばんわかい おばあさんです。 はるさんと1000本のさくら/ただのぶこ・作/中央公論社 はるさんの村は山あいにある自然豊かなところです。 かつてはたくさんの人…

ゆかいな床井くん/戸森しるこ 作/児童文学/感想レビューなど

床井くんは、六年生のクラスがえで、最初にとなりの席になった男の子だった。 ・・・ 「さんけた?」 「みけたです。三ケ田暦(みけたこよみ」 「みけたか! じゃあミケだなっ」 なにそれ、猫みたい。でも、男の子からニックネームで呼ばれたのははじめてだ…

僕は上手にしゃべれない/児童文学/感想・レビュー・あらすじなど

たとえば『おはよう』が、僕は言えない。 朝、目が覚めて、部屋から出てキッチンにいるお母さんの後ろ姿を見たとき、言うべき朝の挨拶が頭に浮かぶけれど、僕はそれを言えない。 最初の『お』の音が出てこないんだ。無理に言えば「お、お、お、おはよう』と…

「ワイパー」と云われ気づいた虎が雨〖季語・虎が雨〗雨降りのシーン〈映画・西の魔女が死んだ〉より

撮影での「雨降りのシーン」というのが、今回のプレバトのお題ですね。 「西の魔女が死んだ」にも、秀逸な雨のシーンがあったことを思い出したので、書いてみたいと思います。 特にいいのが、冒頭の雨が降り始めるシーンなんですね。 「魔女が――倒れた。もう…

西の魔女が死んだ/児童文学/感想レビュー・あらすじなど

「わたしはもう学校へは行かない。あそこは私に苦痛を与える場でしかないの」 二年前の五月、まいは小学校を卒業し、中学にはいったばかりだった。始まりはいつもの季節の変わり目の喘息だった。 けれど発作が起きなくなっても、まいは学校へ行けなかった。…

みずがめ座流星群の夏/児童文学/感想・レビューなど

幽霊になったおじいちゃんにいつも悩み事を相談している花は、人を笑わせることが好きな明るく活発な女の子。 大好きな兄が重い病気にかかっていつも胸を痛めている莉子は、かわいくておとなしくてまじめな女の子。 まったく違うタイプの女の子が、ひょんな…

天使のにもつ/児童文学/感想・レビュー・あらすじなど

マジミスった。なんだってオレ、こんなとこ選んじゃったんだろっ。 ――エンジェル保育園。 屋根の上にある看板に目をやって、ため息をついた。 天使のにもつ/いとうみく 作/株式会社 童心社 斗羽風汰の中学校では、中学2年になると学校の授業の一環として…

先生、感想文、書けません!/児童文学/感想レビュー・あらすじなど

小学3年生のみずかは、夏休みの宿題の「読書感想文」がどうしても書けません。 本を読んでおもしろかったことを書こうとすると、おもしろかったことが消えてしまうからです。そのことを先生にいうと、えりこ先生は、みずかの胸に耳をあてて、 「だめだ。わ…

鬼の市/鳥野美知子・作/童話・児童文学/感想・レビュー・あらすじなど

小学6年の健太は、節分がきらいだった。なぜなら…… 節分の日、健太の家では豆をまかない。 まくどころか、鬼さんをお迎えする。 健太の家では、先祖代々、節分に鬼様を家にお迎えする「鬼迎え」、 そして、翌日にお送りする「鬼送り」の儀式を行う。 なんで…

占い屋敷と消えた夢ノート/児童文学・童話/感想レビュー・あらすじなど

真生の学校の卒業生にノーベル賞を取った人がいるという。感動した先生が、 小学5年の真生たちに『将来の夢』という作文の宿題を出しました。 でも、真生にはまだ夢なんかありません。 そんなとき、平三郎さんというおじいさんが、曽祖父の権左右衛門さんが…

狐/新美南吉/児童文学・童話・絵本/感想・レビューなど

月夜の晩に、七人の子供が小さい村から本郷へお祭りを見にゆきました。 その時、文六ちゃんというやせっぽちで色の白い子供が下駄を買いました。 すると腰の曲がったおばあさんが、 「やれやれ、晩げに新しい下駄をおろすと、狐がつくというだに」と言うので…

魔術/芥川龍之介/児童文学・童話/感想・レビュー・あらすじなど

「―御覧なさい。この手をただ、こうしさえすればいいのです」 ある時雨の降る晩、若い魔術の大家、ミスラ君が魔術を見せてくれました。 ミスラ君は、魔術は誰でも造作なく使える、と言います。 ただ、習得するのには一つ条件があったのでした。 魔術/芥川竜…

タブレット・チルドレン/児童文学/感想・レビュー・あらすじなど

1人1台のタブレット時代、 中2の心夏(ここな)は、学校の授業で子育てをすることになった。 生徒2人がペアになり、タブレットの中でAI(人工知能)の子供を育てるのだという。誰とペアになるのか、どの年齢の子を授かるかは、すべてコンピューター任…

手ぶくろを買いに/新美南吉童話・絵本/感想・レビュー・あらすじなど

冷たい雪で牡丹色になった子狐の手を見て、母狐は毛糸の手袋を買ってやろうと思います。 その夜、母狐は子狐の片手を人間の手にかえ、銅貨をにぎらせ、かならず人間の手のほうをさしだすんだよと、よくよく言いふくめて町へ送り出しました。 手ぶくろを買い…

おっちょこ魔女先生・保健室は魔法がいっぱい!/感想レビュー・あらすじ/童話・児童文学

いさなが通う花丸小学校に、新しい保健室の先生がやってきました。 小柄で、若くて、かわいらしいえくぼを持った先生です。 その名は乙千代子。 でも、この通称「おっちょこ先生」には、とても大きな秘密があったのです。 それは……な~~んてもったいつけて…

雪のかえりみち/絵本・童話/感想・レビュー・あらすじなど

ぼくが1年生だったときの冬は とくべつでした。 そのときのことをおもいだすと、 うちの人がみんなニコニコしだすのです。 お母さんなんか、 ぼくのおでこをゆびでピンとはねたりします。 雪のかえりみち/藤原一枝❄作/はたこうしろう❄絵/岩崎書店 朝は少…

ハジメテヒラク/児童文学・青春小説/感想・レビュー・あらすじなど

おはようございます。 実況はわたし、出席簿三十三番、綿野あみがお送りいたします。 綿野あみは、かつて小学5年のとき女子グループから外されて悩んでいると、 従弟の大学4年の早月ちゃんから、 「実況者になっちゃえばいいんだよ」と言われる。 「クラス…

私のスポットライト/児童文学・青春小説/感想・レビュー・あらすじなど

彩希は、顔も成績も家柄も地味でごく普通の今どきの中学2年生。 それに比べ従弟の美冬はかわいくてスタイルも良く、私立の中学に通っている。 文化祭のクラス劇で、成り行きから主役をやることになった彩希は、演劇の楽しさに目覚めていくのだが、目立つよ…

イグアナくんのおじゃまな毎日/児童文学/感想・レビュー・あらすじなど

樹里(ジュリ)の家は祖父が建てた家だったけれど、ガタがきたので両親が改築をした。そのとき、ちょっと贅沢をして、おしゃれで工夫をこらした〈サンルーム〉をこしらえた。 そこでパパは日光浴をしながら寝椅子で好きな本を読み、ママは日光浴しながら、好…

ぼくらの輪廻転生/青春ファンタジー・ヤングアダルト/感想レビュー・あらすじなど

授(さずく)は、勉強も運動も人づきあいもそこそこの平凡な今どきの男子高校生。 あこがれのクラスのマドンナ、サラサラヘアにすらっとした足の弥生(やよい)の後をつけて雑居ビルのエレベーターに乗ると、不思議なクリニックに迷い込んでしまいます。 そ…

そうだ小説を書こう/山本甲士著/感想レビューなど/小学館文庫

巻頭で著者の山本甲士さん曰く、 全くの素人が小説を書こうと思い立ち、プロデビューを果たすまでの物語 とあります。有り難いことに、要約を作者自らがされていましので、ワタクシ手抜きができました。( ´∀` )(笑) そうだ小説を書こう/山本甲士 作/小…

つきよのふたり/絵本/感想レビューなど

つきよに ふたり。 セミ ジッジッと ないた。 だいぶつさま わらった。 つきよのふたり/井上洋介 文・絵/小峰書店 まるで子供が描いたようなのびのびとして夢が広がるような絵が、大きな絵本いっぱいに描いてあります。 そして、仲良しのふたりの名前がす…

まつげの海のひこうせん/絵本・童話・児童文学/感想レビュー・あらすじなど

「ぼく」が、けんかにまけて、運動場にひっくりかえっていたら、みんなが呼びにきた。 ぼくは、おきてやらなかった。 「死んだんじゃない?」ノブコが、いった。 そしたら、先生は、 「じゃ、気がすむまで、そこで死んでなさい。」 そういって、教室へもどっ…

種をまく人/児童文学・感想レビュー・あらすじなど

クリーヴランドの貧民街の一角に、空地がありました。 そこはあらゆる廃棄物が捨てられている、いわゆるごみ溜めでした。 ある年の春、ひとりの女の子がここにマメを蒔きます。 空地をきれいにしようとか高邁な気持ちでしたのではありませんでした。 ただ、…

丘の木ものがたり/童話・児童文学/感想レビュー・あらすじ等

きつねのコンチが仲良しのぶたのトントを待っていると、 知らないくまのおじさんがやってきて、「このあたりに、カシの大木を知らないかね」 と、聞いてきました。 コンチは大木はわかりますが、カシの木がどんな木なのかわかりません。 町はずれの丘の上に…

ハリネズミは月を見上げる/あさのあつこ/ヤングアダル/感想レビューあらすじ等

わたしがしゃべると、たいていの人は戸惑ったような、困ったような、人によっては怒ったような顔になる。 わたしは長いこと、その表情の意味に気付かずにいた。 ハリネズミは月を見上げる/あさのあつこ/新潮社 内気で不器用な佐戸(のちに御蔵になる)鈴美…

朝顔は闇の底に咲く・五木寛之/感想レビュー・要約など

人間というもののなかには、光と影というふたつの面がある。 そして、リヤカーを引っ張っていくふたつの車輪のように、 そのふたつがあってはじめて人生というものは成り立っているのかもしれない。 私たちはもういっぺんちゃんと、悲しむこと、人間らしく泣…

ねこじゃら商店世界一のプレゼント/児童文学・猫の童話/感想レビュー・あらすじなど

さがしものは何ですか? 見つけづらいものですか? もし、あちこちの店をさがしまわっても、どうしても見つからないのなら、 「ねこじゃら商店」へ行ってみてはどうでしょう。 ねこじゃら商店には、ほしいものが何でもそろっています。 店のあるじは、年とっ…

まどさんのうた 阪田寛夫 童話屋より

ぞうさん♪ ぞうさん♪ おはながながいのね そうよ かあさんも ながいのよ♪ ぞうの子は、鼻がながいのねと悪口を言われた時に、 しょげたり腹を立てたりする代わりに、 一番好きなかあさんも長いのよ、と誇りを持って答えた。 それは、ぞうがぞうとして生かさ…