常陸國總社宮例大祭・関東三大祭とも言われる『石岡のお祭り』に行ってきました~~(*'▽')
大神輿は初日の神幸祭で總社宮から年番町の若人が担いで市内をぐるっと回って、今年の年番町の幸町(わいわいちょう)の御仮殿に2晩の間、總社宮の御分霊が鎮座されます。この時には供奉行列やささら、獅子、山車等が年番の順番に並んで町中を練り歩くので、なかかな見ごたえがあります。
↑ は2日目の晩なので、大神輿ではなくて、明神神輿になります。動きが激しいので、何枚撮ってもブレてしまいますね。上に乗っているのは鳳凰で、菊のご紋があります。このお祭りは神事なので、第2次世界大戦時も休まず行われたそうですよ。
ここが御仮殿になります。
大神輿です
お参りすると、お神酒もふるまわれますよ。
≪ 常陸國總社宮≫ は格式の高い神社で、
伊邪那美命(イザナギノミコト):創造神で「国生み」行い、多くの子宝に恵まれた。
大國主命(オオクニヌシノミコト):神様が縁を結び、万民豊楽の暮らし。
須佐之男命(スサノオノミコト):高天原の暴れん坊が、厄を祓って病を退ける。
邇邇芸命(ニニギノミコト):金色の稲穂をもたらす五穀豊穣の神様。
大宮比賣命(オオミヤヒメノミコト):女神の不思議な力で苦悩の霧消する。
布瑠大神(フルノオオミカミ):剣に宿る癒しの力は、死者も蘇らせる。
常陸國諸神:常世の国に住まう様々な神々。
≪常陸國總社宮に詣でることは、数多の社に詣でるが如し≫ということで、
パンパンとお参りをしてきました。お守りやステッカーもありましたので、丸い交通安全のシールを買いました。原付に貼ろうかなと思っています。
世界的な漫画家の手塚治虫先生のご先祖様が、ここ石岡市が府中松平藩と呼ばれていた江戸時代に、藩主松平播麿守に仕えた手塚良庵という藩医だったそうで、手塚治虫先生の描いた火の鳥の鳳凰とか、ジャングル大帝とかのイラストが描かれたお守りもありました。
幌獅子です。
幌獅子は車輪をつけた幅2m×奥行5mの小屋の先端に、幅60㎝程の獅子頭をつけた石岡特有の獅子舞です。獅子頭は20キロもあるので、力自慢の若人でも上手く舞うのは大変らしいです。後ろにつけた小屋の中には、大太鼓、小太鼓、笛、鉦(しょう)で奏でます。それに合わせて獅子が舞うのは、なかなか勇壮ですよ。町内ごとに色々な獅子があって、最近では30基近くあるので見比べてみるのも面白いかもしれませんね。ポスターに使われているのは、土橋町の獅子が多いようです。
山車は屋根のない2層~3層構造で、1層目の舞台上で、おかめ、ひょっとこ、きつね等の踊りが石岡囃子で演じられます。特に夜が、提灯に灯がともって華やかに賑わっていいですよ。
山車の人形
八幡太郎≪若松町≫ 弁財天≪金丸町≫ 仁徳天皇≪國分町≫ 桃太郎≪大小路町≫
聖徳太子≪香丸町≫ 楠木正成≪富田町≫ 神武天皇≪青木町≫ 日本武尊≪中町≫
武甕槌命≪幸町≫ 鐘馗≪泉町≫ 菅原道真≪森木町≫ 静御前≪守横町≫
大国主尊≪東光台町≫
他に富田町の『ささら』もありますが、今回は出会えなかったですね。
最近は、山車や獅子の位置情報が、リアルタイムで配信されています。トイレとか駐車場の場所や、自分の位置もわかって、便利になっていますね。
初日が例祭・神幸祭、2日目が奉祝祭・奉納相撲、3日目が還幸祭になっています。
★ 神幸祭 總社宮のご神体を神輿で年番町の御仮殿へ渡御するお祭りです。總社宮本殿に各町の氏子代表が参集して発輿祭が行われます。午後2時、花火を合図にお神輿の出御となり、供奉行列で年番町の御仮殿へ向かいます。その後を年番町から順番にささら、獅子、山車が揃っていきます。
★ 大祭 境内では茨城県高等学校相撲選手権大会(奉納相撲)が行われ、神楽殿では浦安の舞と染谷の十二座神楽が奉納されます。
★ 還幸祭 午後2時、年番町御仮殿よりお神輿が出御して、神幸祭と同じ区部行列で本殿へ還御します。各町の出し物は、各自の町内をまわりながら所定の位置に整列して、お神輿の還御を待ちます。お神輿が本殿に着御すると、還幸祭神事、年番町の引継ぎが行われます。
森木町、大小路町、土橋町、金丸町、守横町、冨田町、仲之内町、宮下町、青木町、幸町、國分町、中町、若松町、泉町、香丸町の15町が1年ごとに交代で中心となり、年間を通し、当番として神社への奉仕が行われます。今年は幸町でした。
アクセス
JR常磐線 石岡駅下車 徒歩20分
(總社宮は遠いですが、お祭りは駅前から始まっており、駅前が特ににぎやかです)
常磐自動車道 千代田石岡ICより国道6号線水戸方面へ3㎞
(町中は交通規制がありますので、駐車場を確保してから行かれるのをお勧めします)
※ 總社宮住所
315-0016
茨城県石岡市総社2-8-1
℡ 0299-22-2233