スノードロップは可憐でかわいい花ですね。
ヴィクトリア女王が王位継承後の結婚式で、彼女が手にしたのは小さく控えめなスノードロップの花束でした。
選んだ理由は、「アルバートの好きな花だから」という素直でシンプルなものでした。
スノードロップの花言葉は、〈 慰め・希望 〉です。
「エデンの園を追われたアダムとイヴを哀れんだ天使が、”もうすぐ春が来る”と、舞い落ちる雪をスノードロップに変えて2人を慰めたという言い伝えから。
イギリスに造詣の深い梨木香歩さんの作品「西の魔女が死んだ」新潮社に、スノードロップが出てきます。
この本は、イギリス人の祖母と孫のまいとの交流を書いた温かな話なのですが、祖母はまいに、どこでも好きなところにまいの畑を作っていいといいます。
まいが選んだのは、裏の杉林と竹林の間にある切り株がたくさんあるところでした。
とても畑にできそうもありません。しょんぼりしたまいに、祖母はこういいます。
「ここはまいの場所にしましょう。
でも、いじらないで、このままにしておいて、植えるものは、そうね……野アザミとか、ツリガネニンジン、リンドウ、いろんな種類のスミレ、そういう強くて優しい草のものにしましょう。スコップで移せるぐらいのね。
そうしておいて、秋には、スノードロップの球根を、宝物を隠すようにあちこちに埋め込むといいわ」
まいはそれを聞いて、目の前がパッと明るくなる思いがしました。それがまいの欲しかったまいの「場所」だ。
ここのシーン、とてもすてきだなと思いました。
やがて春になって、スノードロップの花が切り株のあちこちに、白く小さな花を咲かせているのが目に浮かぶようでした。
私も庭の片隅に、スノードロップを植えたいと思ったりしました。スノードロップの球根が入手できていないので、まだですが。
やっぱり、本に影響されやすいですね。
梨木香歩さんの本は他にもいくつか読みましたが、「春になったら苺を摘みに」という本は、イギリスにホームスティしていたときに交流した印象深い人たちのことが書かれていました。
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