毎年、今頃の季節になると故郷の庭石の隅に2つ、3つ、ひっそりと咲いていた小さな白い花は、梔子(くちなし)の花でした。
「梔子の花が好き」だと言っていた母は、石楠花の花も好きだとも。
歌が上手くて賑やかで、ご近所の人気者だった母は、くちなしの花よりもむしろ華やかな石楠花(しゃくなげ)が似合っていたように思います。
でも散歩で、とある園芸店の店先でふと見かけた梔子の白い花を観ていたら、
母が懐かしくなってつい連れて帰ってしまいました。
とゆうことで一句。
立ち来る里の香や梔子の花
梔子の花 くちなしのはな〖夏の季語:植物〗花梔子
アカネ科の常緑低木で、多くは庭木として植栽されます。
花は直径5~6㎝の白色一重または八重で、6~7月に強い芳香をはなって咲きます。
くちなしという花の名は、実が熟しても口を開かないところから名付けられました。
クチナシ属は世界の熱帯や亜熱帯では60種も知られていますが、日本産は梔子ただ一種だけです。
梔子の実、または梔子だけでは、秋の季語になります。
〖鑑賞句〗
薄月夜花くちなしの匂いけり 正岡子規
梔子の花言葉 「喜びを運ぶ」「私は幸せです」
喜びを運ぶは、その甘い香りが、初夏の夏の風に運ばれるようすから。
私は幸せですは、アメリカでは女性をダンスに誘うときに、クチナシの花を贈る習慣から、誘われた女性の気持ちをあらわしているといわれています。
句は破調の5・5・7で、
立ち来る 里の香や 梔子の花 たちきたる さとのかや くちなしのはな
としてみました。
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