桜さくら堂

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木漏れ日に初夏の妖精訪れり〖季語:初夏〗俳句

木漏れ日がゆらゆら揺れているのを見ていたら、

ただそれだけで、心がひたひたと満たされてゆきました。

木漏れ日が好きになったのは、この日からで初夏のことでした。

 

『プーと大人になった僕』というディズニー映画があります。

その中でぬいぐるみのプーが大人になったクリストファー・ロビンに、駅で風船をほしがります。

クリストファー・ロビンが、「何かに使うのかい?」と聞くと、

「使わない。でも、持っていると、幸せな気持ちになるんだ」

プーはそう応えます。

 

私にとって木漏れ日は、たぶんそういうものかもしれません。

なぜなら、木漏れ日には・・・

 

 

木漏れ日に初夏の妖精訪れり

 

初夏〖夏の季語(しょか)・時候〗初夏(はつなつ)、夏初め、首夏、孟夏、夏始

初夏の間は暑さもさまでのことではなく、むしろすがすがしい季節です。

〖鑑賞句〗

初夏や蝶に眼やれば近き山  原石鼎(はら せきてい)

 

・・・妖精がいるから。。。かもしれません。。。

 

サン・テグジュペリ作の『星の王子さま』で、キツネが王子さまに秘密のおくりものをすると言います。それは・・・

 

さっきの秘密をいおうかね。なに、なんでもないことだよ。

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目にみえないんだよ。

 

ちなみに、『木漏日』と『訪り』で、ささやかに韻を踏んでいます。

 

 

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