父は長患いの末他界しました。今から思うと、
片親の家という世間からの目に、母はいつも肩肘を張って生きていたように思います。
そのせいかどうか、それほど卑屈にもならずに育ったようにも思うのですが、
就職のときに母子家庭というのを知った面接の人に、
「片親というのは、性格もかたわになるものだ」
と言われ、自分はかたわなのだろうかと何度も自問しながら帰った遠い日のことを思い出しました。
そんな母の書く字は、右上がりの硬い字でした。
お世辞にも上手いとはいえない字でしたが、私はそんな母の字が好きでした。
母の字は右肩上がり秋の雲
秋の雲〖秋の季語・天文〗秋雲
代表的な秋の雲とされる鰯雲や鯖雲などの巻積雲を含めて、秋の雲一般と解してもいいが、俳句の作品にあらわれる場合は、
高空に刻々変貌する片雲、その爽やかないろと姿を示すことが多いようである。
生絹のような流雲によって、碧雲はいっそう高く、そして深く仰がれ、思わず深呼吸したくなるような気分になる。
ー カラー図説日本大歳時記 飯田龍太 より ー
みなさん、こんにちは💛
いつもご訪問をありがとうございます。
プレバトの今週の兼題の〖母の背中〗で詠んでみました。
やはり育った環境というのは、性格形成に影響するのは否めませんね。
こう不遇な環境で育ったことが、いつも弱者の目線からモノを見れるようになったのだと思えば、そう悪いことばかりではないような気がします。
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