毎朝、テレビ朝日で7時45~50分頃にやる林修先生の≪ことば検定≫を、いつもコーヒーを飲みながら観ています。私の好きなコーヒーのキリマンジャロとココア70%のチョコを食べながら観るのが、忙しい朝のちょっとした楽しみになっています。
視聴者も参加できるようになっていて、青、赤、緑の三択になっています。でも、緑のボタンはだいたいがボケになっています。私はまずそのボケから考えて、それから質問の答えを考えています。ボケを考えるのが楽しいからです。でも、なんでかすぐに解らないちょっとひねったボケとか、ひねりすぎて迷路にはまってしまったようなのもあったりして、結構悩みますね。それで、とうとう本来の質問までたどり着かないこともままあったりします。
甘露煮の「甘露」とは、元々何のこと? というのが、今日の問題でした。
青 酒の上澄み
赤 天から降る液体
緑 二浪でまた落ちた
回答 緑はかんろにではなくて、さんろうに(三浪に)だそうです。予備校の教壇に立つ林先生にこれを出すのは、スタッフもなかなかの策士ですよね、とか。
「ぼくだったら、北の街ではもう悲しみを……と言ったら、かんろに(甘露煮)ではなくて、だんろに(暖炉に)これがいいですよね」←林先生。
甘露煮は別名(飴煮)といって、栗の甘露煮や金柑の甘露煮があります。甘露は日本書紀にも出てくるほど歴史ある言葉だそうで、中国古来の伝説に由来しています。
≪古代中国では、王がよい政治を行った時……天の神様が甘い露を降らせるとされ、吉兆のしるしとされた≫≪お釈迦様がご誕生の際に、甘露の雨が降り注いだ≫とされています。→赤が正解
インドの神々の霊薬は、蜜のように甘い + 中国の甘露と結びついて、日本に伝わったとされた。
梅雨入りにふさわしい問題でした。面白かったですね~~。日本の政治にも甘露の雨が降るようになるといいですね~~。