桜さくら堂

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大切なことに気づく引き寄せの旅 山崎拓巳 解説・感想レビュー

あなたは毎日がおもしろいですか?

それとも、つまらないと感じていますか?

もし、人生がつまらないなって思うのなら、

それはきっと自分が自分に飽きているのではありませんか?

 

今はコロナ禍で、おうち時間を過ごしているあなたも、

考えてみてください・・・

「もし制限がないならば」どこへ行ってみたいですか?

「もし制限がないならば」どんな体験がしてみたいですか?

「もし制限がないならば」どうしたいのか?

 

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この「たいせつなことに気づく 引き寄せの旅」は、

そうあなたに問いかけています。

ページをめくれば、異国情緒あふれた風景があなたに語りかけてきます。

今はコロナ禍でどこにも行けませんが、旅の疑似体験もかねて

まずはここ(本)から、旅に出かけてみませんか?

 

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お題「我が家の本棚」

 

50歳になったら、本来やりたかった生き方をする。

55歳になったら、

60歳になったらと言いながら、

わたしの父は69歳で他界しました。

・・・と語るのは、この本の著者山崎拓巳さんです。

 

それはつい降り忘れてしまう高速道路のようで、

「あ、今出口だった」、「しまった」と言うけれど、

人生もそれと同じことの繰り返しだといいます。

まさにそうかもしれませんね。

 

忙しい普段の生活の中ではなかなか変えることが出来ないので、山崎さんは日常から離れるために「旅」を提案しています。ただの旅ではありません。あなたの願いを叶える「引き寄せの旅」なのです。

そして、ページをめくるごとに変わる写真集のように美しい風景に、ふっと心が惹きつけられます・・・ああ、こんなところに行ってみたいと。

 

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あなたが生まれてから今日まで体験した感情が書かれたぶ厚い本が、「心の声」です。

それに対して、過去ではなく、こうなったらうれしい未来の声が、「魂の声」です。

生まれてからの体験が心の声をつくるので、大人になればなるほど心の声が大きくなって、魂の声は圧倒的に押されていきます。

 

制限がある状態で物事を選んでも、その結果は過去の延長線上にしかなりません。

そこで自分自身に、「もし制限がないならば」と。

もし制限がないのならば、本当はこうしたい。本当はこうありたい・・・・

その制限をやぶって人生を変えるには、3つの方法があります。

1つは、いい「本」との出会い。

そして、いい「人」との出会い。

それから、いい「旅」との出会いです。

 

旅に出て、「現実に存在する価値を超えたもの」を見ると、自分の中の壁は簡単に壊れ、ゼロからどんな現実も想像することができるといいます。

山崎さんはタヒチの海で、カモメがエメラルドグリーンに光っている美しい光景を見た時に、心が洗われたと語っています。

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山崎さんが推奨するのは、「2迫3日」の旅で、

週末の金曜日の夜に出発して、旅先で土日を過ごし、月曜の朝に帰ってくる旅です。

よく選ぶのはインドネシアのバリ島とか。

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1日目に日本を飛び立ち、その日はバリ島のホテルでゆっくりと休みます。

2日目と3日目の午前中はプールに浮かんだり本を読んだり、観光をしたりレストランやバーに行ってゆっくり過ごして、夜の遅い便で出国して4日目の朝早くに日本に帰ってきます。

 

とてもフットワークが軽いというか、旅慣れしていますよね。

時間がとれることを待っていたら、なかなか海外にいけないので、こうやって「旅に出るハードル」を少しずつ下げているのだそうです。

 

コロナ禍になってしまって、なかなか海外にいけませんが、だからこそ今思うのです。

こうなる前にいろんな所に行っておけば良かったな・・・と。

コロナが終息したら、今度こそ、旅をたくさんしたいものです。

人生の旅が終わってしまわないうちに・・・。

 

 引き寄せの旅に出かける前に、

数日後に旅から帰ってくる自分に「手紙」を書くといいそうですよ。

 

少し先の未来の自分に、

今のわたしはこんな人生を歩いているよ、

こんな風景が見えているよ、

という現状報告をしておきます。

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 旅から帰って、過去の自分からの手紙を読んだときに、

「ズレ感」に気づく・・・。

旅に出て何も変わっていないというのは、ただ気づいていないだけです。

たった数日の旅の間に生まれたズレ感は、あなたの人生が変わったという証です。

 

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あなたが今の現実に悩んでいたり、落ち込んでいたり、辛いことがあったり、混乱している原因は、リカバリー(自分を慰めること)に時間をかけすぎているからです。

本当に事実として起きたことと、

それをどう解釈するのかを別に考えることです。

 

たとえば描き上げた絵に水をこぼしてしまったときに、

なんで?と思うより先に、新しい絵を描き始めるのです。

絵が汚れてしまったことは事実で、変えられるのは、あなたの解釈だけです。

なぜ、どうして、という「Why]ではなく、

瞬間的に「to do」や「to be」を考えるのです。

 

どんなトライ&エラーも、

「これをチャンスとするならば」と問いかけてみるのです。

ただ単に受け入れるとか、我慢するのではなく、自分を設定し直すことが大切なのです。旅に出ること自体が、自分を「初期設定」にもどす役割も果たします。

普段とはまったく違う思考パターンで、

「人生をどうしたいのか」

「本当はなにがほしいのか」

を、ゼロからもう一度、考え直してみてはどうでしょうか。

 

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この本の後ろには、いくつかの魅力的な旅の候補地の案内があります。

インドネシアのバリ島の中でも静かな魅力あふれるウブド。

タイ第2の都市チェンマイの夜空に灯る無数のコムローイ。

ウォルトディズニーが愛した世界屈指のパワースポット・セドナの4大ボルテックス。

南米中部一面に広がる塩の大地のウユニ塩湖などなど、

どれも魅力的な所ばかりです。

 

 この本はお昼休みに図書館で出会いました。

何度も読んでいつか行こうと思っているうちに、コロナ禍になってしまいました。

この本で問いかけられているのと同じで、がく然とします。

コロナ禍が終息したら、今度こそ旅に出ようと思います。

まずは海外でなくても・・・どこかへ。

 


大切なことに気づく引き寄せの旅 [ 山崎 拓巳 ]

 

 

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