施設にモニタリングに行くと、よく真剣な眼差しで聞かれます。
「 今日は、だれ? 」 と。
「きょうは、〇〇さんよ」と応えると、
「そう」と言って、ほっとした表情をされるひと。
それから、「△△さん」と聞いて、うれしそうな表情を見せるひと。
「✖✖さん」の言葉に、黙ってうつむかれる方は、
表情が硬くどこか不安そうです。
どの施設に行っても、よく聞かれるのは・・・
「今日の夜勤者は、だれ?」という言葉です。
今日の夜、どんな職員が居るのかは施設に入っている高齢者にとって、
とても深刻で切実な関心事になっているようです。
モニタリングとは?
ケアプランがきちんと機能しているか、月1回以上、ご自宅に訪問して検証します。
ご家族やボランティアも含めて、現在利用しているサービスがきちんと機能しているかどうかを、本人やご家族様、事業者などから聞き取りをしたり、本人の状態を見て確認をします。
もし、合わなくなった支援内容は変更したり、中止をしたりします。
新たに困ったことが起こって、支援内容に不足が生じたら追加をします。
特別養護老人ホームや有料老人ホーム、グループホームには、
施設のケアマネージャーがいてモニタリングをします。
住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅などは、一般の住宅の扱いなので居宅のケアマネージャーがモニタリングのために、それぞれの施設を訪問します。
どちらのケアマネージャーもしたことがありますが、
今夜の夜勤者は誰なのか?
は、施設に入所されている方にとって最重要関心事なのです。
なぜなら長い夜の自分の待遇が、
夜勤を担当する 職員によって大きく違う場合があるからです。
もちろん、職員は誰にも平等できちんと決められた職務を行っています。
まず、技量の違いや熱量、体力の違いもあります。
人間なので、相性というのもあるかもしれません。
意識の差というのもあるでしょう。
家族のようにあふれる愛情で介護をしている職員もいれば、
決められたことを淡々と行っているだけの職員もいるでしょう。
前者がいいという人もいれば、
うっとうしいと感じる人もいるでしょう。
介護職員が手薄な多くの施設では、
夜勤の職員が1人態勢というところも多いのが実情です。
長~~い夜、高齢者も不安だし、じつは職員も不安がいっぱいです。
サービス付き高齢者住宅で、
「夜勤の✖✖さんが、部屋に入ってきてお金を取っていった」
という騒ぎがありました。
その時は廊下に設置されている監視カメラに、その職員がお部屋に入っていくようすが映っていなかったので、なんとか解決しました。
ケアマネージャーとしては、高齢者も信じたいし職員も疑いたくないし、真実をさぐるのがとても難しいケースが多いですね。
大変なことは夜に起こっている!
といっても過言ではない施設での日々ですよね。
熱を出したり、急病になったり、転倒したりと・・・夜は本当にいろいろな事が起こるので、夜勤を任せられる職員はそんなに多くはありません。
入所している高齢者に異変があれば、すぐに施設長や責任者に指示を仰いで
必要があれば救急車を呼んで同乗しなければなりません。
この場合、高齢者に付き添ってようすをみたり手当をしながら、同時にご家族に連絡したり、健康保険証を預かっていればそれも準備したり、代わってもらう職員への引継ぎも行わなくてはなりません。
救急車に同乗して病院へ行っても、ご家族等に連絡がなかなかつかないと、そのままずうっと付き添っています。ご家族が到着して、状況を説明し持ってきた保険証などを渡してから、やっと戻れます。
マニュアルはありますが、1つでも手違いがあれば大変なことになります。
職員も緊張の連続で、もうへとへとです。
今夜は何も起こりませんように・・・
というのが、夜勤者の願いでしょうか。
最近はこういうサプリメントもあるんですね。
市場に出回っていない食品や遠方のおみやげもあるので、
私も時どき購入しています。
おみやげはちょっとした旅気分になったりして💛
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