もしあなたが約束の時間に遅れたとしたら、どうしますか?
「素直にあやまります」
ではそのとき、電車が遅れたため遅刻したとしたら、
あなたはそのときも、素直にあやまりますか?
東山紘久著 創元社
「電車が遅れたことを伝えてあやまります」
これが問題なのです。
電車が遅れたことは客観的な事実ですので、相手は認めてくれるでしょう。
でもそれが、相手を待たしたことの償いにはならないのです。
確かにあなたはあやまりました。
しかし、電車が遅れたことを付け加えたことで、あなたは知らず知らずのうちに、遅れたのは自分のせいではない、電車が遅れたせいだと責任を電車に負わせています。
これでは待たせた人に対する償いはできていないことになります。
電車に責任を負わせると、あなたは実際に相手にあやまっていないことになります。
いつも時間を守るあなたが遅刻したのですから、相手はきっと心配していたでしょう。
「なにか起こったの?」
と相手が聞いてきたら、はじめてそのとき
「電車が遅れたので」
と言えば、やっぱりそうだったのかとあなた自身を認めてくれます。
逆にいつもあなたが遅刻していたとしたら、本当に電車が送れたとしても、「またいいかげんなことを言って」と思うでしょう。
自分が遅れたのに、電車に責任を負わせたのですから、相手はあなたへの不信感をつのらせるだけです。
日頃から時間に遅れていることを気にしている人は、そのコンプレックスからよけいに電車の遅れを言い訳にしたくなります。
しかし、こんな言い訳は相手には通じません。
そのコンプレックスの分だけ、相手は不信感をつのらせます。
人は自分のコンプレックスには気づきにくいのですが、他人のそれには敏感です。
あなたは約束の時間を守ることでしか、信頼を回復できないのです。言い訳は信頼の回復にはまったく役立ちません。
相手があなたに向かってぐちを言ったり、抗議したりするときには、あなたが迷惑をかけたことが必ずあります。
仕事にために子供との約束を破ったときなど、それがしかたがなかったとしても、子供の心は癒されません。
子供や配偶者は、ことが起こったそのときに反論するとはかぎりません。その理由の正当性をわかっていますので、辛抱しているのです。
しかし、それがくり返されるとついには辛抱できなくなり、関係を破壊してしまうこともあります。
言い訳は自己弁護や自己満足にはなっても、相手の抗議する気持ちの解消にはまったく役に立ちません。さらに相手の感情を苛立たせてしまうのがオチです。
あなたも言い訳をする人が嫌いなはずですし、言い訳をしない人を潔い人として尊敬するでしょう。
約束を破ったときには、言い訳ではなく、その10倍も約束を守ることでしか信頼は回復されません。
軽い抗議やぐちは、日常茶飯事にあなたに向けられます。
自分に向けられたものは聞きづらいことですが、これらの抗議やぐちは言い訳せずにじっくりと聞いて、あなたに悪いところや落ち度があればあやまりましょう。
そして、相手がそれをどのように償ってほしいのかを理解して、実行していくしか失った信頼を回復する道はないのです。
約束を守ることは難しいことですよね。
また、それを守れなかったとき素直にあやまるのも難しいものです。
「言い訳をしなければいけないような約束や行動をしないこと」
と、東山氏は言っています。
朝はちょっと早めに起きて、コーヒーかお茶を飲みながら、
ぼんやりと昨日をふり返って、それから、今日の to do リストを書きます。
まず、日付と「今日の種まきと水やり」と書いて、
その下に3つか4つくらい、やれたらいいなって順に書いていきます。
その後、カラーボールペンを使ってかんたんなイラストを描きます。
これがなかなか楽しいですね。
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