欲望を捨て去り、脳波をシータ波に下げ、肉体に宿る生命体のエネルギーを前面に出していけば、人間は常態の1000倍もの力を発揮できる。
そもそも「欲望を捨て去る」ことも、「脳波をシータ波に下げる」ことも、凡人である私にはハードルが高すぎるようですが、
政木和三氏は確信を持って、こう述べています。
生命体のエネルギーは修行によって高められて行く。
真の修行とは、自分以外の人々に幸せや喜びを与える行為を積み重ねていくことにほかならない。
それによって生命体のエネルギーが高められ、自分の人間性が向上していったとき、その高められたエネルギーによって、私たちは常態の1000倍も1万倍もの力を発揮することができ、まさに「この世に不可能はなくなるのである。
この世に不可能はない/政木和三 著/サンマーク出版
政木和三氏は超常現象などスピリチュアルで特殊な能力を示して、自分の過去生を語ったり、未来を予知したり、不治の病を治したりということでも有名な方のようですが、
本来は科学者であり、40年間も大阪大学を拠点にして役立つ発明品を多数開発してきた人で、私もその恩恵を受けていました。
ありがとうございます。
さて、その発明は3000件以上もあり、自動炊飯器や瞬間湯沸かし器、自動ドア、CTスキャンなどもあり、これらの発明品は特許申請し認可されたのちに無効にしたものを、大手家電メーカー5社が閲覧して商品化したとのことでした。
これらの発明品は今まで、各家電メーカーが1から研究開発してきたものだと思っていたのですが、なんともとは政木氏が特許を無効にした発明だったとは驚き以外の何ものでもありませんでした。
さらに政木和三氏は学生時代に、「われわれが現在学んでいる物理化学や医学というものは、西洋からやってきた一種の宗教であって、低級なものだ」
と当時阪大での工学部長がおっしゃったので、普通の人の10倍は勉強して、「なるほどな」と理解したとのことだそうです。
この辺りも、凡人のワタクシにはなかなか理解困難な話となっております。
そもそも政木和三氏が大阪大学の通信工学科で受けた講義内容が、政木氏が高等工業時代に提出した論文がそのまま講義に使われていたというのですから、その天才ぶりがうかがわれます。
その政木氏が子供の頃はどうだったかというと、胃腸が弱く多少吃音があったのだそうです。
それを自分で治そうと腹式呼吸を始めて、訓練を積んでいくうちに1分間に1呼吸ができるようになり、脳波がシータ波になったのだそうです。
脳波がシータ波になると、生命体の意識がもどってきて、今まで弾いたこともないのにピアノの即興演奏ができたり、前世や遠い過去の文明を思い出したりなどの超常現象が起きるようになったと語っています。
また発明はこのように脳波がシータ波になったときに、瞬間の閃きで生まれて、それを大学で学んだ工学、医学、力学などの基本的な科学知識で作り上げたのだと語っています。
斎藤一人さんもこれと同じようなことを、「健康のサプリを作るときは、閃きでつくっている」とおっしゃっいていますね。
政木氏が発明したものの中には、「アルファシータ」という装置があり、これを使って無欲で本をめくっていた大学生が二日で六法全書が全部頭に入った話とか、
エネルギーの高い生命体か低い生命体かがわかり寿命までも測定できるという人間性測定器「フーチパターン」、
がん細胞を消滅させたり、安いウイスキーを高級ウイスキーに変換できる「神経波磁力線発生器」など、奇想天外なものもあります。
本書の内容は科学というよりも、多くの人の命を救ったり、虚空から仏像や真珠が出てきたり、前世のことや、人の運命を言い当てたりというスピリチュアルな出来事で埋め尽くされているような印象を受けます。
これについては政木氏自身で、「私の話は、地球上の全人口の15%の人にしか理解されない」と語っています。
その上で政木氏は、
「人間は、輪廻転生して必ず生まれ変わってくる。
再び地上界に戻ってきて肉体に宿るとき、優れた人間として生まれ変わるかそうでないかは、前世の行為による。
前世において人間性を低めるような行為をした者は、現世において必ずその償いをしなければならない。
人間性を向上させ、生命体のエネルギーを高めることによって、私たちは人間の限りない能力を獲得し、発揮していくことができる」
と述べています。
理解できない残りの85%の人は、「自分さえ良ければ」と考えている人だそうです。
また、人間性を向上させるには、
「人のためになろう。人に幸せを与えようと努力していると、与えた分だけエネルギーが自分に返ってきて、自分の人間性が向上できる。
人に幸せを与えるエネルギーがある間は、間違いなく私たちの寿命もある」
最後の最後で政木氏は、凡人のワタクシでも実行可能なところに降りてきて着地していただいたように思います。
本書を読んで、悠久の時代の流れや運命に想いを馳せることができて、自分の人生もあせらず、「ぼちぼち行こうか」という気持ちが湧てきて安定いたしました。
ありがとうございました。
1916年、兵庫県に生まれる。関西高等工業学校電気工学科卒業後、大阪帝国大学工学部通信工学科研究室に入り、
航空工学科、造船工学科、精密工学科を経て、工学部工作センター長となる。
発明・開発したものは、自動炊飯器、自動ドア、瞬間湯沸かし器、エレキギターをはじめ、3000件にのぼる。
一方、ゴルフにおいては自然落下打法を開発、1976年には関西シニア選手権の覇者となる。
林原生物化学研究所参与。工学博士。
主な著書に『精神エネルギー』(旺文社)、『臍(へそ)中心シンプルゴルフ』『未来への発想法』(いずれも東洋経済新報社)など。
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