30代のころ、ふっと、俳句を詠みたいという気持ちが湧いてきました。
なぜだかわかりません・・・まるで、こう、果実が熟してぽとりと落ちてくるように思いついたのでした。
それまで俳句といえば、中・高校のころに、ちらっと授業でふれただけでした。
もちろん詠んだことはありません。
そこで短歌をやっている友人に、「俳句をやりたい」といったら、
「じゃあ、歳時記を買わないと」といわれました。
「歳時記?」
その時、初めて歳時記というものの存在を知りました。
その後、俳句を詠むこともなく、ただ川柳を詠んで楽しだりしていました。
絵手紙もやっていたので、俳画を観たりするときに俳句にふれることもありましたし、TVも面白がって見ていました。が、まあ、その程度でした。
いろいろあってケアマネになってから、ある医師の話を聞いてから、俳句を真剣にやろうと考え始めたのでした。
それは担当していた利用者さんから、こう聞かれたのです。
「人間さいごは、寝たきりか、認知症のどっちかだよってお医者さんに言われたんだけど、〇〇さんはどっちがいい?」
これは難しい問題です。
どっちも嫌だけれど、認知症で何もかもわからなくなってしまうのは嫌だな。
将来寝たきりになった時でも、俳句なら詠めるだろう。今から始めれば、その頃には上達していい句が詠めるようになるかもしれない。
・・・っていう大変不純な動機からでした。
しかも、認知症にならないって根拠もなく決めちゃっています。
そんなこんなで一歩、一歩、ゆっくりした歩みですが、最近、なんとか詠めるようになってくると、最初の動機とはうらはらに面白くもなってきました。
今まで歳時記は文庫版の小さなものを主に使ってきましたが、ここにきて内容が深いものが欲しくなってきました。
そこで最近オークションで、3,000円で入手しました。ほぼ新品でした。
それがこれです↓↓↓
カラー図説日本大歳時記/講談社/水原秋桜子・加藤楸邨・山本健吉監修
百科事典のような豪華な内容になっています。
しかも監修がすごい面々です❕
昭和56年10月版と古いですが、まあ季語はそのくらいの時代の流れは許容範囲でしょう。本自体は新品同様ですし。
新年 と 春
夏 と 秋
冬 と 文庫本との比較
なかも奇麗な写真や絵が付いていて美しく分かりやすいです。
こちらの絵は季語の「花野」の解説に添えてある絵で、
〖花野 山本丘人筆「狭霧野」部分図 東京国立近代美術館蔵〗とあります。
すばらしい絵画も数多く掲載されているので、絵画を見ているだけでもいいですね。
いずれにしても、今回もいい買い物をしたんじゃないでしょうか。
(⌒∇⌒)
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