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子規に学ぶ 俳句365日『週刊俳句』=編/感想レビュー・要約など

正岡子規は近代俳句の祖といわれています。

35年の短い生涯に残した数多くの俳句・短歌・散文は、後世の日本文学に大きな影響を与えました。

 

この本はそんな子規が1年365日、1月1日から12月31日までの一日一日に詠んだ句を、短い解説とともに掲載されています。

名句は読むだけで勉強になりますので、たくさんの名句を読みたいところなのですが、

それを一度に読もうとすると、消化不良を起こしてしまいそうです。

でも、たとえば1日1句とか、今日はどんな句を詠んだのかなと思ってページを開いてみると、じっくりと味わうことが出来そうです。

 

子規に学ぶ 俳句365日/『週刊俳句』=編/草思社

 

では今日の、

9月14日は、子規はどんな句を詠んでいるのでしょう。

 

 

月の雨天気予報はあたりけり

 

明治8年、東京気象台設置。その9年後の明治17年には日本初の天気予報が出されました。それから約百30年を経過した現在、人工衛星まで駆使して詳細で正確な気象情報が集められています。

それでも予報はハズれます。明治の頃の的中率は、推して知るべしです。

「月の雨」とは、せっかくの名月が雨で見えないこと。

「ふだんは当たらないのに、こんなときに当たるのか」という、軽い落胆、軽い皮肉が小気味よい句です。

と、このように短い解説がついています。

 

翌日の9月15日は、

 

三日月の頃より肥ゆる子芋哉

 

翌々日の9月16日は、

 

武蔵野や大きく出たる昼の月

 

とあって、正岡子規は3日続けてを詠んでいますね。

 

他にこの本では、所々にコラムとして、子規にまつわることが1ページほど書いてあるので参考になりました。

ありがとうございました。

 

 


子規に学ぶ俳句365日 [ 週刊俳句編集部 ]

 

 

f:id:sakurado:20210326161259p:plain みなさん、こんにちは💛

いつもご訪問をありがとうございます。

 

なんとなく私も、月を詠んでみたくなりました。

影響されやすいんですね、私。

 

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