以前にも書きましたが、12月の仕事帰りは短日ということもあって、いつも帰りは真っ暗でした。その頃は、まあ、とにかくストレスフルな毎日だったのです。
そんなわけで仕事の嫌なことをしょい込んだまま、暗い夜道を俯きながらトボトボと帰る日々が続きました。
そんなある日、ふと顔をあげると、いつもの道を逸れた路地に何かが輝いているのが見えました。なんだろうと思って行ってみると、それはとある家の玄関脇に飾られていたささやかなイルミネーションでした。
窓の中にも飾り付けてあって、たくさんの星が光っているのが見えました。
「はあっ」と、ため息が出ました。
その美しい光を見て、全ての嫌なことが一瞬で消えていったのです。
見知らぬ人の家のイルミネーションに、心がほっこりと癒されたのでした。
もちろんそんなつもりで飾ったのではないでしょう。
だけど。縁もゆかりもない私の心が、それで明るくなったことは確かなのです。
その日から12月になると、いつも私はこの家の前を通って帰るようになりました。
あれから何年経ったでしょう。
今はもう環境が変わってあの家の前の道を通ることもなくなりましたが、
いつしか私も、12月になると家の前にイルミネーションを飾るようになりました。さらにクリスマスが過ぎても、なお、点けています。
それで、もし見知らぬ誰かが、ほんのちょっとでも明るい気持ちになったとしたら。。。
⇐イメージです。
吾のイルミさらに灯せば冬の暮
あのいるみさらにともせばふゆのくれ
冬の暮〖冬の季語・時候〗冬の夕・寒暮
冬の日の夕方。日が短いので早くから電灯が灯り、空には寒々とした星が輝き出します。
自己満足かもしれないけれども。。。
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