桜さくら堂

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ショートスティ短期入所生活介護の利用を考えるケース3 体験

またまた引き続いて、ショートスティのご利用について、

f:id:sakurado:20210415092225p:plainご本人が短い期間だけ利用したい

とご希望されるケースについて考えてみたいと思います。

ご本人がショートスティを利用されたいというのは、 

1.病院から退院直後で、体調がもどるまで。

2.入所施設が決まっていない。

3.特別養護老人ホームの入所待ち。

4.介護施設に慣れたい。

5.施設に入りたくはないが、時どきはゆっくりしたい。

6.金銭的なゆとりがない。

・その他特殊な事情。

 

 などの、さまざまなケースがあります。

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それでは、皆さんがどのようにショートスティを利用して、

どのようになったかの具体例をお伝えします。

どうしとうかと迷っている方は、参考になさってくださいね。

 

1.病院から退院直後で、体調がもどるまで。

  90歳代のご夫婦の2人で暮らしている女性から、

  「気になるデイサービスがあるので、介護保険を使いたい」という話が

  電話で直接あって担当になりました。

  その方は要支援2で歩行が不安定な他は困っていないということでした。

  夫の方は要支援1で、重い物を持つのが大変という以外は大丈夫とのことでした。

  お目当てのデイサービスは、一緒に見学に行ってみましたが、結局本人が気に入ら

  ず、他のデイサービスを紹介して見学というのをくり返していました。

  そんな折に、夫の方から電話があって、「妻がバスに乗ろうとした時に、足をふみ

  外して転んでしまい入院した」という連絡が入りました。

  足にヒビが入って3か月位入院しますという話があったのですが、それよりも

  ひと月位早く退院してきました。

  「早く退院できて良かったですね」と言ったら、「認知症になっちゃうから、

  無理をいって早く出てきた」というのです。

  なんとか歩けるようになっていましたが、

  「病院では何にもさせてくれなくて、毎日天井を見つめてぼう~~っとしてる

  だけなので、わけが分からなくなってしまった。家に帰ってきても、洗濯機の

  使い方も電子レンジの使い方もわからない。お風呂にも1人で入れない」

  とのことでした。

  夫は90歳をこえていて、妻の介護はとてもできません。

  そこで訪問介護を利用することになりました。支援の内容は、入浴の介助と

  重い物をあつかう家事の支援ということで、納得されていました。

  ところが担当者会議で、訪問介護の人と顔をあわせて話し合いをしたら、

  「家に他人を入れるのは、ぜったい嫌だ!」と、夫が言うのです。

  結局、ヘルパーさんのご利用は断念することになりました。

  ヘルパーさんであっても、いくら困っていても、他人を家に入れたくない

  という高齢者はとても多いですね。

  そういうわけで、退院直後から回復するまでの間は、ショートスティを

  利用することになりました。

  ショートスティは病院とはちがって、日常の生活を送って色々な人との交流や

  レクリェーション等の刺激もありますので、ぼんやりした頭の中も整理されて

  だんだん普段の生活ができるようになっていきました。

  他にも1人暮らしの人なども、退院していきなり自宅にもどるのは不安がある人

  も、ショートスティを利用するのは良い選択だと思います。

             

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2.入所施設が決まっていない。

  自宅での介護が無理な段階になっているのに、なかなか入所する施設が決まらない

  ので、ショートスティを利用されるケースも多くあります。

  たとえば認知症が進行して、徘徊してしまうというケースです。

  そのご家庭も老々介護でした。最初は妻の方が訪問介護を利用していました。

  妻は足が悪くて、つかまりながら歩くような状態でした。

  寒い冬の日に、夜間にトイレで立てなくなり、ヒーターを夫に持ってきてもらい

  朝まで我慢して連絡をしたというのです。

  そのため左足のふくらはぎが低温火傷をしてしまい、病院に通院するようになり

  ました。その頃から、夫のようすがおかしくなって、排泄の失敗をするように

  なっていました。

  その後、精神的な不調で夫は、少しの間病院に入院しました。

  どうやら認知症が発症して、それが急激に悪くなったようでした。

  夫が退院後に訪問すると、ご近所の人が「ここの旦那さんが家に来て帰らない」

  とのことで、行ってみると、話のつじつまが合いません。

  さらに妻に話を聞くと「夜中にどこかへ行ってしまったりする」とのことです。

  夫が1人で外へ行ってしまっても、足が悪い妻は止めることも追いかけることも

  できません。この近くには川もあるので、とても心配です。

  今までは自宅にもどれましたが、これからももどれるとは思えません。

  ここまで認知症が進行して、徘徊もあるとなると、ちゃんとした所でお世話を

  してもらう他はないと思われます。

  とりあえず入所施設が決まるまで、ショートスティを緊急で利用して

  当面の安全を確保して、みんなで今後の方針を決めることになります。

 

  ショートスティを上手く利用して、

  よりよい生活ができるようになるといいですね。

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f:id:sakurado:20210326161259p:plain 読者の皆さま、こんにちは💛

        今日も🌸桜さくら堂🌸を訪問いただきまして、

        ありがとうございます!!

  最近、桜さくら堂ではA8.netというのに登録しました。

  なんだか面白いですね。

  記事を書いた後、ちょっとのぞいてみて色いろ検索するのも楽しいですよ。

  今まで、のほほ~~んと書いてきて、

  まだまだブログ初心者という感じで、わからないことだらけですね。

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