現代を生きていると、本当に「無駄なもの」が多い。
無駄なものは、僕たちから時間や気力などの大事な資源を奪っていく。
とありました。
そうか、これだったのか!
気力を奪っていたのは、無駄なものだったのか!
と気づかされます。
炎上される者になれ! 堀江貴文・著/ポプラ社
その無駄なものとして、ホリエモンがあげているのが、
・他人の正義
・妬み嫉み
・感情論
・慣習
・駆け引き
・嘘
などです。
「こんなことしたら、人にどう思われるだろうか?」
「こんなことを言ったら、変に思われないだろうか?」
などと、うじうじ考えてしまう人は、結局、それをやりたいのではなくて、自分の中でやらないための言い訳を探しているだけ。
本当にやりたいことなら、人の目なんか気にせず、どんな障壁があってもやってしまうはずだ。
それはそうなのです。
もし、ほんとうにやりたいことだったら、なんでやるのかな~んてことは考えないかもしれない。
そして、誰かに何か苦情とか批判とか言われてから、その返答をというように、順番が逆になりますね。
しかし、ホリエモンはそういう批判とか文句を言ってくる人に、逆にこう言っています。
人の発言の揚げ足取りをするのは、自分がやりたいことに熱中していない証拠だ。自分が熱中していたら、そんな暇な時間はないはずだ。
人のふりばかり見て文句がいいたくなったら、あなたの熱中度が足りないサインだといっています。
そのエネルギーを自分が好きなことに注がなければならない。
これが、「無駄なもの」なんですね。
正義感についても、
自分が正義だと思っていると、相手の反論すら許さず、とことんまでやってしまうのだ。
と、言っています。
確かに正義というものは絶対的なものではなく、人によって価値観がちがいます。
それで、しばしば悲劇が起こったりしています。
国と国との正義がまちがった方向でぶつかると、戦争になったりもします。
その対処法として、ホリエモンは、他人の「正義感」はスルーするのだそうです。
生真面目な人はなかなか出来ないことです。
自分の正義がその場の議論に勝って多数を味方につけたとしても、それが必ずしも正解ではないということです。
誰だって、皆から好かれたいし「愛されキャラ」でありたい。
でも、仕事をするなら、自分の好きなことをするなら、「9割の人に嫌われても、1割の人から好かれればそれでいい」と思う。
最終的に、少数の信頼できる仲間ができれば、それで人生はうまく回っていくはずだ。
人に裏切られたとしても、「人間ってそういうものだよね」と意に介さない。
裏切るという行為は、相手の課題なのである。だから、それは切り捨てる。つまり、考えないのだ。
ここには確固たる信念が垣間見えます。
全員に好きでも嫌いでもないと思われるなら、むしろ嫌われたいとまで言っています。この信念を支えているのが、
「自分の幸せ」の追求を、「周りの幸せ」につなげるという考え方で、これはホリエモンの根底にあるようです。
自分の好きな仕事に心血を注げることほど幸せなことはない。
さらにその仕事が、「周りの幸せ」につながれば、言うことはないだろう。
と言い、たとえば「がん撲滅プロジェクト」という大きな計画に携わっていて、「予防医療普及会」という組織をつくったのだというのです。
こういうホリエモンの側面は、あまりマスコミは紹介しないけれど、だからこそ、あれほど周りから批判されても、たじろがないのでしょう。
「僕は幸せ。そして、周りが幸せだともっといい」
ホリエモンはそう語っています。
このようにホリエモンはこの本「炎上される者になれ!」で、あなたからエネルギーを奪っていくさまざまなものをあげて、
その対策について、自分がどうとらえて、どのように対処しているかを語っています。
ご自身の実体験を踏まえてです。
要約すれば、
自分が本当に好きなことを、他人の目や批判などを気にしないでやって、
もっと自由に生きたらいいですよ。
そして、自分の好きなことが、周りの人を幸せにできたら、もっといい。
という、至極まっとうなご意見を述べられています。
ところが、ホリエモンが言うことが素直に受け止められない人が多いのも事実です。
ホリエモンはこう言っています。
炎上なんてこわくない。
むしろ、コスパがいい。
凄いこと言っていますね。
こういうことをいう人を、私は他に1人しか知りません。
それは今、ユーチューブ大学で活躍している中田敦彦さんです。
あの方も、同じようなことを言っていました。
強いですね。
つまりこれは、トラやライオンの生き方なんです。
確かにこうすれば、人生から無駄なものを排除して、スッキリと活動できるでしょう。
「生涯の友」はいらない。
と言っているのですから、一匹オオカミのような印象も受けます。
しかし、それはウサギには無理なことです。
スイミーにとっても。
「自分が言いたいことを言ったら炎上してしまい、夜も眠れません」
とか、
「無視されてしまい、寂しいです」
なんていうのがオチです。
ではこの本は、私のような繊細さんや気が小さい人にとって、役に立たないかというと、そうでもありません。
たとえば、ここ。
ちょっと人と違った意見を言ったり、他の人がやらないことを始めたりすると、
ツイッターのフォロワー数が減ったり、知り合いがフェイスブックで悪口を書いているのが目に入ったりすることだってある。
けれども、そんなことは関係ない。
誰だって人と価値観や考え方が合わなくて、ツイッターのフォローを外すことはあるし、
「悪口」ともとられかねないことを軽い気持ちで文字にしてしまうことだってある。
そんなことにいちいち過剰反応していたら、1ミリも前に進めない。
こういう言葉に、救われたりする人も多いでしょう。
今の私も、すごく自信になりました。
なにしろ私は、他人の顔色や言葉が気になってしまい、行動が委縮してしまううさぎタイプなのですから。
そして、他人に振りまわされてしまう・・・という、とても残念な性格を持っています。
うさぎにはうさぎの、
ペンギンにはペンギンの、
オランウータンにはオランウータンの生き方があります。
でも、時どきは、あるいはちょっとだけ、ライオンの生き方を取り入れてみるのも悪くはありません。
それであなたの生き方が、もっと良くなるのであれば。
もちろん、羊さんにとっても・・・・。
ところで、あなたは・・・
あなたは、たとえると何になるのでしょうか?
みなさん、こんにちは。
いつもご訪問をありがとうございます!!
なんだか急に肌寒くなってまいりましたね。
ご自愛くださいませ。
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